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TITANE/チタン(TITANE)  2021 [アルファベット・数字で始まる映画]

TITANE.jpg お初のジュリア・デュクルノー監督作品… ( ´艸`)

壊して、生まれる。

ジャンル ドラマ/サスペンス/犯罪
製作国 フランス/ベルギー
時間  108分

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長編デビュー作「RAW 少女のめざめ」で世界的に注目を集めたジュリア・デュクルノー監督による
デビュー2作目にして第74回カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた衝撃のサスペンス・ドラマ。
頭にチタンプレートを埋め込まれた女性が辿る戦慄の運命を、
過激な描写を織り交ぜつつ独創的な筆致で描き出していく。
主演は「母の身終い」「ティエリー・トグルドーの憂鬱」のヴァンサン・ランドンと、
本作が長編デビューとなる新星アガト・ルセル。           (allcinema より)
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これは、熱くて格調高い文章の名手、つぅさまご称賛の問題作?ということで、飛びつきました。
(実は、私向きじゃないなぁ という気がしてスルーを決め込んでいた作品なのでしたが… w)

激しめな音楽、不穏な空気感…? (¬、¬;

あらましは、“御記事” を読ませて頂いて承知していたのですけれど…?
やはり、映画は観てみないとわからないものだなぁ という思いを新たにしました。(微笑)

知っている俳優さんは、“孤独な消防士ヴァンサン” 役の ヴァンサン・ランドンのみ…?
フランスの名優ですが、私めは「小間使いの日記(2015)」しか観ていませんでしたけれど
強く印象に残ったようで…? 彼の代表作も観るつもりになった…的な事を書き残しています。(汗)

後半になってヴァンサンの御登場となりますとっ
厚みというのか? 揺るがぬ存在感と言うのか…?
ともかく、話も佳境に入って行きまして!? 面白みがグーンと増したのは確かでしたね。w

一方、ヒロインは? これがデビュー作という女優さん アガト・ルセル
official website のプロフィールには、“インスタグラムで発掘した新人” とありました。(汗)
若そうでしたが、34歳…?
“女優活動のほか、ジャーナリスト、モデル、写真家として活躍” だそうです…。

長身で、今時の雰囲気…!? 一寸寂しげな表情は、本作のヒロインにピッタリかと…。(微笑)

冒頭は、自家用車の親子・・・
後部座席の幼い娘アレクシアは 「う~ う~」と小さな声で唸っている…!?
運転席の父親は言葉で制する代わりに、ラジオのボリュームを上げる…。
それを何度か繰り返す内に、アレクシアが背もたれを蹴り始めたので、父親がカッとして…!?

・・・事故となる。

大手術で…! 
アレクシアは、頭蓋骨にチタンプレートを埋め込まれ、その大きな傷痕が痛々しい姿に…!

成人したアレクシア…
“それ以来<車>に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。”
                         (official website より)

アレクシアは “モーターショーの人気ショーガール”
踊り終わると、ファンの男たちが群がり、彼女にサインをねだる。

早く帰りたいアレクシアは、途中で切り上げクルマに向かうが…!
追い縋ってきた一人の男がしつこく迫るので、サインをし、キスに応じ… 
ついでに、髪に挿していた “串状の簪?” を武器に!? 男を刺し殺してしまう。(爆)

シャワールームに戻り、体の汚れを洗い流していると、展示場から奇怪な音が…?
アレクシアは魅入られたように…? 近づいて行く。

そのクルマは、アレクシアを欲し、アレクシアもそれに応えた。 ( ̄ο ̄; エッ
(詳しくは記しませぬが、クルマが扇情的な動きをしていた事は間違いございません…!w)

その後、アレクシアの “危険な衝動” は加速する。
(両親の家に火を放ったり、女友達やそのお仲間を次々に…! と、とめどなく…?(爆)) 

気が付けば… アレクシアは指名手配犯となっていた…!
逃亡を図るため、彼女は自ら鼻柱を折る!?(>_<)

そして、ある少年になりすまし… その父親である老消防士ヴァンサンの前に現れるのだった。

モノ言わぬ “息子アドリアン” を、ヴァンサンは受け入れた。

さて・・・? 

こうして、マッチョな老消防士と、鼻柱の折れた瘦せっぽちの青年?は一緒に暮らすことに…。

「息子が戻った」と、ヴァンサンは消防署の後輩たちにアドリアン(アレクシア)を紹介し
その内に、“息子” を署員に加えるための “訓練” の手ほどきを始めたりしまして…!?
アドリアンに化けたアレクシアも、徐々に馴染んで行くわけですけれども・・・

ところが、アレクシアはすでに身籠っていた!? (¬、¬; え~ 有り得ない~

と思うところですが…? 腹はどんどん迫り出してきます…!
(胸も腹も伸縮性のある幅広テープでグルグル巻きに…!(苦笑))

そんな中、消防署内で男たちが飲んで踊って・・・ というシーケンスで
ひ弱な? “アドリアン” に酒を飲ませ、皆で担ぎ上げて消防車の上に乗せてしまいます。 

高みに立ったアドリアンことアレクシアは、当初は当惑顔をしていましたが
その内に、ウットリと音楽に合わせて体を揺らし・・・
気付けは、“モーターショー” のショーガールさながら…!? 踊り狂っているのでしたっ
(頭は坊主、着ているものは消防士の制服ですよ…!)

見上げて、はやし立てていたマッチョな男たちは、次第に静まり返ることに…!?

私・・・ ここで可笑しくて可笑しくて…! (≧m≦)ぷっ
笑いを堪えるのに必死でしたわ~ w
あんな不思議な心持は初めてかも…??

そんな状態にしてくれた監督さん… 尊敬してしまいます♪
アレを見られただけでも、この映画を観た甲斐がある ってものですね。(微笑)

エロ・グロ・ナンセンス好きな私めでございますが… (^_^ゝ
本作は、それらすべてが揃っていて、しかもユーモアセンスが絶品…!

しかしながら、やはり観る人を選ぶ映画ではあるかもしれませぬ。
ラストシーンを、どう解釈したものか…? ( ´艸`) ククク

裏には、様々な思いや、主張したい事柄が秘められている…  ようなのですが…?(汗)
自分としてはストレートに面白いと感じ、大いに楽しめましたので… ♪ 
それでヨシ  ということで…? ( ´艸`) 深く掘り下げずにおきまする…。(笑)

ところでっ
なんと… 冒頭の、自家用車の父親役は・・・
「メゾン ある娼館の記憶(2011)」のベルトラン・ボネロ監督なんですとっ (´0`)
いやはや吃驚です。 でも、ご出演を素直に喜んでしまいます。

最後に、もうひとつ…
本作で “カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた” という、ジュリア・デュクルノー監督は超美形…!
official website で拝見した私めは、ヒロインの女優さんより好みだな なんて思ってしまいました。w

ヴァンサン・ランドン(ヴァンサン) 消防士
アガト・ルセル(アレクシア) セクシーダンサー
ギャランス・マリリエ(ジュスティーヌ) アレクシアがシャワールームで知り合った子
ライ・サラメ(ライアン)
ミリエム・アケディウ
ベルトラン・ボネロ
ドミニク・フロ

監督・脚本 ジュリア・デュクルノー

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コメント 4

青山実花

この映画、
観たいなーと思っています^^
ところで、
「チタン」と言えば、
チタンのお箸がほしいと思う、
今日この頃です^^
by 青山実花 (2022-04-17 09:22) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
是非是非ご覧になって頂きたいです…!
どんなご感想が飛び出すか、とても楽しみです♪
お箸… う~素敵と思うのはお値段も良いですね~(;^_^A
でも身体に良さそう♪  私も考えたいです。
by Labyrinth (2022-04-17 11:42) 

つむじかぜ

エロ・グロ・ナンセンス好き...
お楽しみ頂き嬉しい限りです^^
by つむじかぜ (2022-04-23 19:31) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
はいっ 私好みの作風で…!? とても楽しめました~ w
またよろしくお願いいたしま~す。
by Labyrinth (2022-04-23 20:30) 

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