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アネット(ANNETTE)  2021 [あ行の映画]

アネット.jpg 久々のレオス・カラックス監督作品… ( ´艸`)

愛が、たぎる。

ジャンル ミュージカル/ドラマ/ファンタジー
製作国 フランス/ドイツ/ベルギー/日本
時間  140分

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「ポンヌフの恋人」「ホーリー・モーターズ」のフランスの鬼才レオス・カラックス監督が
第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した異色のロックオペラ・ミュージカル。
兄弟バンド、スパークスの原案と音楽を基に、スタンダップ・コメディアンと
世界的オペラ歌手が辿るダークな愛の軌跡を独創的な筆致で描き出していく。
主演は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「最後の決闘裁判」のアダム・ドライヴァーと
「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」「君と歩く世界」のマリオン・コティヤール。
共演にサイモン・ヘルバーグ。

挑発的なスタイルのスタンダップ・コメディアン、ヘンリーは、
国際的に有名なオペラ歌手アンと情熱的な恋に落ち、世間の大いなる注目を集める。
やがて2人の間にミステリアスな娘アネットが誕生し、
アンとヘンリーの結婚生活も少しずつ狂い始めるのだったが…。     (allcinema より)
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オープニングは夜の街…  (劇場の前のようにも見えましたが…?)
交差点の一角が映し出され…! その中央部分の横一線に、震えるような赤いライン…!?

と思ったら、それはいつしか “イコライザー” に…!?
スタジオでは、監督(レオス・カラックス)の発声でスパークスの演奏が始まる。

スパークスの二人は、歌いながらスタジオを出ると、ヘンリーとアンの二人に合流…!
街に出た一行は人がどんどん増えて・・・ 街角で跪き、“開幕の口上” を。(^_-)-☆

やがて、ヘンリー(アダム・ドライヴァー)はバイクで…!
アン(マリオン・コティヤール)は高級ワゴン車で、それぞれ別の方向へと走り去る…!

タイトルコール

という、一連のシーンは気分を高揚させる何か? を感じさせ…!? 
“不思議好き” には堪らないものが有りましたね~。

続いて… スタンダップ・コメディアンのヘンリーのステージが…!
これまたワクワクというかドキドキ…?
あのアダム・ドライヴァーが、どうやって客を沸かせるのか…?  と、興味津々なのでしたが…。w
(笑わせる という雰囲気が無くて、緊張感の方が勝ってましたね? それが彼の持ち味…?(汗))

ところでっ
“悲劇的な死のオペラを歌うソプラノ歌手アン” は移動の車内でも、どこでも林檎を丸かじり…!
“挑発的な人気スタンダップ・コメディアン、ヘンリー” は喫煙しながら、バナナをむしゃむしゃ
(盆暗な私めは キョトーン?状態でしたが… f^_^;  何かの暗喩なのでしょうね? 多分…?)

・・・二人の仲は公然の秘密で…? マスコミの注目の的。
芸能ニュース的なコーナーが時折入り…! ( “コニーのショービズニュース” )
二人の動向を視聴者の皆様にお知らせしていました。(笑)

・・・二人の愛の行為は、ともかく衝撃的でした!?
露出度なんぞという問題ではなく…? その官能的なポーズの美しさに 唖然…! (´0`) 
しかも “ミュージカル”  なのですね~♪  (ここでエロ等と言う言葉は使用不可… w)

ヘンリーとアンが愛し合い、アネットが誕生する という、ごく自然なストーリーではありますが…
キーパーソンのアネットが、魔訶不思議と言うか…? マジ “謎” でしたね…!?(爆)

因みに…?
アネットを産み落とすシーンの、アンの “ヒーヒーハー” 的なものも “ミュージカル” でした。w
(ん~  普通のようでいて? 可笑し気なものを見せられちゃったなぁ と言う感じでしょうか…?(汗))

親子三人となって、益々幸福感が増した…  かと思いきや…?
人気が下降気味?となったヘンリーは…  “内なる凶暴性” が疼き出す…!? ( ̄ο ̄; エッ

さて・・・?

人気オペラ歌手のアンは相変わらず売れっ子で、充実した日々を送りますが・・・
夫のヘンリーは、子守りをしながら家で過ごすという時間が多くなり、内心面白くない…!?

アンは移動の車中で仮眠をとった際に、変な夢を見て怖い思いを致します…!?

“6人の女性たちから告発される夫” というものでしたが・・・
それは “正夢” なのか?
あるいは “暴力的な夫” と感じる? 恐怖心の発露か…!?

そんな折、ヘンリーがクルーズに行こう と提案し、親子三人で船旅に出ます…。

ところがっ
楽しくなるはずの旅は・・・ 
海が荒れてしまい…! ヘンリーは飲んだくれて過ごす始末?
挙句の果てに、デッキにアンを連れ出して、荒れ狂う海をものともせずに、踊り狂う!?

アンは振り回された拍子に? 足を滑らせ…!?  ( ̄ο ̄; アッ

(“海の藻屑” となったアンは、その後も…?  って余計な事を言いそうになってしまうま…  ポリポリ)

この出来事は、悲しい “事故” として、ヘンリーにはおとがめなしという事になりました…。

親子二人暮らしとなったヘンリーとアネット・・・ (アンが住んでいた豪邸に二人だけで…)
ある時、ヘンリーが “走馬灯” 様の?照明をアネットにプレゼントします。
すると、小さなアネットに不思議な変化が…!?

2度目の さて・・・?( ´艸`)

“アネットは「父と娘、野蛮さと幼少期をつなぐリンク」というサルのぬいぐるみを抱いている”
                     (official website Introduction より一部転載)

“Baby Annette” は可愛いらしいのですが、不可解でもありました…!? (汗)
ここは、ネタバラシをしない方が賢明かと思われるのですけれどもっ w

少しだけ…! f^_^;
アネットは母親アンの “素質” を多分に受け継ぐ子でした…!?

そして、ヘンリーと “ミステリアスな娘アネット” との間に、一人の人物が加わります。
それは、アンのステージでピアノ伴奏を担当していた という “指揮者” なのですが…!?

3度目の さて・・・? (^_^ゝ

総じて、不思議な “毒” のある…? 刺激的な映像の数々・・・
ある時は心地良い… ♪ またある時は神秘的なメロディに乗せて…? 物語が進行して参りますが
ミュージカルであることに違和感を感じることなく?ユニークな世界観を堪能することが出来ました。

まぁ、少々苦し~かな? と感じられる楽曲も… 無きにしも非ず? ってところですがっ (爆)
嫌いじゃないな という印象でしたので・・・ これを造り出した “スパークス” も、然り…?( ´艸`)

久々のマリオン・コティヤールは、艶なる美しさで… 女盛りの魅力たっぷり♪ 
歌いながら歩く姿を拝めるだけでも、大そうな満足度でございましたっ (^_-)-☆

しかしながら… 眼目は、やはりヘンリー役のアダム・ドライヴァーでしょうか…?
彼の “勢い” と言うのか? 存在感の凄さは驚異的でしたね。 (“素” の怖さかも? (ウ^_^ソ))

その、アダム・ドライヴァーも最後には “アネット” に食われちゃう…  という…?(笑)

エンディング・クレジットの “提灯行列” はファンタジー感が溢れていて印象に残りましたね。
2回観ましたけれど、また観たい感じです…。 (^_^ゝ レオス・カラックス監督 Nice~♪ 

アダム・ドライヴァー(ヘンリー Henry McHenry) スタンダップ・コメディアン
マリオン・コティヤール(アン) 人気オペラ歌手
サイモン・ヘルバーグ(指揮者) アンのピアノ伴奏者
デヴィン・マクダウェル(アネット)
ラッセル・メイル
ロン・メイル
アンジェル ヘンリーを告発する6人の一人
水原希子 ヘンリーを告発する6人の一人
ナタリー・ジャクソン・メンドーサ ヘンリーを告発する6人の一人
福島リラ 看護師
古舘寛治 アネット誕生に立ち会う医師

原案 スパークス

脚本 ロン・メイル
   ラッセル・メイル
   
監督・脚本 レオス・カラックス

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