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ローマに消えた男(VIVA LA LIBERTA/ LONG LIVE FREEDOM) 2013 [ら行の映画]

ローマに消えた男.jpg ヴァレリア・ブルーニ・テデスキのお導き…  ( ´艸`)

あなたが愛したのは、
どちらの「自分」だったのか

ジャンル ドラマ/コメディ
製作国 イタリア/フランス
時間  94分

VIVA LA LIBERTA → 自由万歳
LONG LIVE FREEDOM → 自由万歳  (…なのに邦題は『ローマに消えた男』(;^_^A)

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「イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-」「グレート・ビューティー/追憶のローマ」の
トニ・セルヴィッロが性格が対照的な双子の兄弟を一人二役で演じ、自らの職責を投げ出し
失踪した野党党首と、その替え玉となって政界に旋風を巻き起こす哲学教授それぞれの人生模様を、
皮肉とユーモアを織り交ぜて描くヒューマン・ドラマ。
共演はヴァレリオ・マスタンドレア、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。
監督は「そして、デブノーの森へ」のロベルト・アンドー。      (allcinema より)
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これは一人二役という設定の面白さを徹底的に楽しむ映画と思うのですが・・・
周りの人間たちも、観客をも煙に巻くような…? 曖昧な描き方をする場面が多々あり…!?
見終わってからも… ん? どうなったの? と、狐につままれた様な不思議な気分が抜けませぬ。w

トニ・セルヴィッロの恍けた味わいを楽しんでいるうちに、見分けが付かなくなりましたね…!? (微笑)

『ARRABAL AMARGO アラバル・アマルゴ(場末の苦悩)』1935年のタンゴ ・・・
たぶんこれがテーマ曲のはずなのですが?(;^_^A  イントロ部分が印象深くて良いです♪

Carlos Gardel (カルロス・ガルデル)作曲 しかしYouTubeで聴いてもピンときません…?(大汗)
本作ではジョヴァンニが口ずさんだりするのですけれどね… もしかしたら曲違いかも…?( ´艸`) エェー

上院議員であり、中道左派の党首であるエンリコは、人気の低迷を気にして党大会を前に気が重くなる。

演台に立つと、“やらせ” の強烈なヤジが飛ぶ…!? 
(その女性は連行されながらも “爪痕を残そう” と叫び続ける! これはニュースとなってしまう!)
エンリコは狼狽えるが、一応言うべきことは言って終わる。 聴衆の反応はそこそこ…!? (汗)

中国に出張中の妻アンナが心配して電話を掛けて来るが、その時エンリコは或る “決意” をしていた。
深夜に? エンリコは “旅支度” で、迎えの車に乗り込んだ。(行き先はフランスの元恋人の所…!?)

前日、別れる時にエンリコの様子に少し奇異なものを感じた “右腕” のアンドレアは・・・
会議に遅れているエンリコを不審に思い…? 運転手に電話してみて、“エンリコの企み” を察した。

彼を “病気” にしてしまって、一時を凌いだアンドレアだったが・・・
住人不在のエンリコのマンションを開けてもらい、中をチェックすると、ピアノの上に置手紙が…!?
それを慌てて隠し…! その後、エンリコの妻のアンナに電話で内容を伝えるのだった…。

アンドレアは、帰国したアンナを迎えに空港へ。
道すがら、アンナから耳寄り情報がもたらされる。

“ずっと音信不通らしいけど、エンリコには双子の兄弟ジョヴァンニがいる…!
 天才児 映画マニア 突然の政治熱 ばかげた言動… 新聞からの情報よ 私は会ったことは無いの…”

アンドレアは、ジョヴァンニ・エルナーニについて調べてみる。
病院?で住まいがわかり、早速訪ねてみると・・・
出て来て「彼は不在だ」と言う本人が、エンリコとそっくりだった。( ´艸`)

ジョヴァンニは、アンドレアを部屋に招き入れて・・・
“『生の幻想』ジョヴァンニ・エルナーニ著” という青い表紙の本を気前よくプレゼントしてくれた。

ジョヴァンニ・エルナーニ教授は言う。
「エンリコの頭の中は実に測りがたい! 彼は本当の自分でいたためしがない…」

ジョヴァンニは、アンドレアの申し出を受け入れ “エンリコ” として一肌脱ぐことに…!!

アンナ曰く「党を狂人に任せるのよ」
それを受けてアンドレアは… 「狂人かも知れない… でも筋が通っている!」
(後に「患者の妄想症状は緩解したものの引き続き服薬による治療を要する」との証明書を観る事に…)

エンリコの家に… アンドレアの案内でジョヴァンニがやって来た。
ジョヴァンニは、エンリコの眼鏡コレクションから選んだ眼鏡を掛けて、野外の大演説会に臨む。
(「どんな病気だったんだ? これはまるで別人だ!」と言われる程 “舌鋒鋭い物言い” で皆を魅了する!)

一方、パリへと逃れたエンリコは、昔ジョヴァンニと共に恋に落ちた相手に救いを求めるのだった。

ダニエル(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)は、人気の映画監督との間に一女を設けていたが…
彼女自身もスクリプターとして活き活きと仕事をこなし、充実しているように見えた。

当初は “引きこもり” のエンリコだったが、ダニエルと “家族” が刺激となり徐々に心境にも変化が…?

さて・・・?

エンリコは、映画監督のムングの大ファンだ と言い、彼との会話を楽しむ…!?
ムング曰く「政治と映画は似たり寄ったり… 詐欺師もいれば天才もいる  区別がつかない時もある」

しかし、妻のダニエルはちょっと複雑…?
ジョヴァンニとエンリコと三人で写っている、若い頃の写真を密かに “青い本” に挟んでいた!?

ダニエルの告白
「愛した男はすべて胸の中よ…  あなたのことも!  …二人を私は愛したの 本当よ」
エンリコは「信じないよ」と言いつつ、何か吹っ切れた様な…?(微笑)

(今回のヴァレリアさんは謎めいた行動が多くて?いまいち掴めない感じ…!? そんな性格なのか?w)

“政界に旋風を巻き起こ” したジョヴァンニの方は、「海が見たい」と、アンナと海の別荘へ…。
砂浜を裸足で歩きながら、二人は自然に手をつなぎ、キスを交わす…!
その後、ジョヴァンニは姿をくらます!?  ( ̄ο ̄;

お初の女優さん… ミケーラ・チェスコン
アンナ役ですが、サバサバした “野党党首の妻” をさりげなく好演していたと思うのですが・・・

党幹部のイブリーナ役の女優さんは、“ヤリ手” な感じと昔の “色恋” とのギャップが面白く…!?
出番は短めながらも、印象深い人だな~  と思いました。アンナ・ボナイウートですが…。

…と思いましたらっ
なんと「湖のほとりで(2007)」でトニ・セルヴィッロと夫婦役で出てましたね。(^_^ゝ
役柄にもよるのでしょうが…? 今回はカッコ良く見えました♪ w

ラストシーンは、摩訶不思議…?
執務室からピアノの音色が響いてくるので不審に思ったアンドレアが覗いてみると・・・
そこにはエンリコのような?ジョヴァンニのような?どちらかが座って、録音テープを聴いている。
(ピアノを弾けるのはジョヴァンニで、エンリコのマンジョンのピアノも彼のもの! という…?w)

「パスカルは確率計算で神の存在に賭けた
 政治家は歴史感覚に賭ける
 君は狂人に賭けたのだ…」

「疲れているね…? 休息を取るといい… 正念場はこれからだ!」

呆気に取られたアンドレアが去ろうとすると、“バラバルン♪ バラバルン♪” とハミングが…!( ̄д ̄;
(今後は二人入れ替わりで “一役” を担っていこうじゃないか! ってな話に落ち着いたりして…?w)

トニ・セルヴィッロ(エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニ) 政治家/教授
ヴァレリオ・マスタンドレア(アンドレア・ボッティーニ) エンリコの側近
ヴァレリ・アブルーニ・テデスキ(ダニエル) 映画撮影のスクリプター
ミケーラ・チェスコン(アンナ・オリヴェーリ) エンリコの妻
アンナ・ボナイウート(イブリーナ・ピレッジ) 党幹部
エリック・グエン(ムング) フランスの映画監督 ダニエルの夫
アンドレア・レンツィ(ド・ベリス)
ジュディス・デイヴィス(マラ) 撮影スタッフ

監督・脚本・原作 ロベルト・アンドー

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안전놀이터

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by 안전놀이터 (2023-11-06 15:43) 

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