あこがれ(LES MISTONS) 1957

　フランソワ・トリュフォー 初の短編…？( ´艸｀)

ジャンル　ロマンス

製作国　フランス

時間  26分

映倫　PG12

LES MISTONS　→　レ・ミストン(いたずらメーカー)　(英字のWikipedia より)
要は “いたずらっ子” とか “悪ガキ” とかの意味らしい…？
本編では “悪童” と訳されていましたけれど。ｗ

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ヌーヴェル・ヴァーグを代表する“フランス映画の墓掘り人”トリュフォーが、
習作１６ｍｍ「ある訪問」（55）に続いて撮った画期的短篇。
南仏の片田舎、腕白盛りの５人の少年たちが揃って憧れるのは、美しい年上の娘ベルナデッド。
木漏れ日の中を自転車で颯爽と往く彼女を、彼らは無心に追うが、
ある日、恋人ジェラールと抱擁する彼女を見て嫉妬心を疼かせた。
ジェラールは登山に行き、彼らはいたずらに絵葉書を彼女に送りつけるのだが……。
少年の一人が、べルナデッドが森の中に駐めた自転車にこっそり近づいて、
そのサドルにうっとりと頬擦りをする、鮮烈な官能のイメージが忘れられない。
「大人は判ってくれない」に先駆ける、思春期を描く珠玉の小品だ。　　(allcinema より)
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『生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険』で3作品を劇場鑑賞した私ですが…
本作からはDVDでの鑑賞となりまする。( ´艸｀)

これは、フランソワ・トリュフォー監督デビュー作 と言って良い作品のようです…。

モノクロームで…  やはりどうしても画面が荒い印象は否めませぬが…？(汗)
(それと、パンする時のスピードが速すぎて！？ 気分が悪くなりそうでもありましたけれど…？(爆))

全体的に、躍動感？はたまた 解放感？ そして、明るさ？  (;^_^A
ともかく、賑やかな “悪童” たちの “楽しさ” と、ヒロインの瑞々しい “色香” が印象的でしたね。

とは言うものの…？
初っ端から自転車で風を切るヒロインの表情は、あまり判然としていなかったような…？ (汗)
それでも、スカートに風を孕ませて “裸足” で自転車をこいでいく姿は・・・
めちゃめちゃ眩しく♪ 奔放な感じが、新鮮でした♪

official website “Program” の情報ですと…
「撮影はラフォンの故郷でもあるニームで行われた。」とありました。
ですので、地の利があるというのは何かと効果的だったのかな？ と。( ´艸｀)  余計なお世話…！ｗ

また本作は、ベルナデット・ラフォンの銀幕デビュー作でもあるのですね。
当時17歳…　本作の恋人役であるジェラール・ブランの妻だったそうです…！？ 若～い♪
(この先に彼女がどんな成長を見せるのか？ とても楽しみです♪)

ところでっ
盆暗な私めには “珠玉の小品” なのかどうなのかは判断できませんでしたけれどっ(爆)
ラストの、喪服姿？となったベルナデットの何とも言えない表情は心に残りました。

また、南仏のロケーションも素敵で、貴重なものだったかと…！？
世界遺産である水道橋を始めとして円形劇場 等々 見所いっぱいの感じでしたね。
私的には、子ども等のおちゃらけシーンよりも、観光名所の方を観てみたかった！(汗) ﾅﾝﾁｬｯﾃ…！

う～むむ (￢､￢;　さらに？　難をいえば？
男声のナレーションを耳障りと感じたのは正直な所なのですが…？ (爆) (慣れてないからかな？)
(助監督のコメンタリーによりますと、原作者は文章家なので、それを映画でも生かしたかった…？)

まぁ、何はともあれ… フランソワ・トリュフォーが言う “処女作”　
やりたい事を遣りたいように撮った “結晶” なのは間違いない…！ ( ´艸｀)

Wikipedia の『あこがれ』には、ミーハーの私向きな興味深い事が詳しく載っていました。ｗ 

DVD特典の “コメンタリー” は、助監督のクロード・ド・ジヴレー
ここでも、主演の二人の私生活？についての暴露話的な “こぼれ話” が…！？ (;^_^A

ベルナデット・ラフォン　悪童の憧れのマドンナ

ジェラール・ブラン　よそ者の青年　体育教師
ミシェル・フランソワ　ナレーション　(ジェームス・ディーンの吹替担当の声優？)

原作　モーリス・ポンス『LES MISTONS(いたずらっ子たち)』

監督・脚本・台詞　フランソワ・トリュフォー