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アイドルたち (LES IDOLES/ THE IDOLS) 1968 [あ行の映画]

アイドルたち.jpg ベルナデット・ラフォンのお導きですが… ( ´艸`)

ジャンル アート/音楽
製作国 フランス
時間  105分

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新アイドルユニットの発表会をめぐって繰り広げられる大騒動を描いた
68年製作のフレンチ・カルト・ムービー。
監督のマルク’Oが自らのヒット舞台を映画化。
日本では2005年に劇場公開が実現。
主演は「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」「セリーヌとジュリーは舟でゆく」のビュル・オジエ。
 
60年代のパリ。
あやしい雰囲気のクラブで3人組のアイドルユニットの発表会が開催される。
“狂乱ジジ”はキュートな魅力いっぱいの正真正銘のアイドル。
“短剣のチャーリー”はストリート系の危険な男。
そして奇抜なファッションに身を包んだ元占い師の“魔術師シモン”。
やり手エージェントが仕組んだこの奇妙な3人組は、
それぞれに持ち前のパフォーマンスを披露して観客を魅了する。
しかし、いざ質疑応答が始まると、彼らの化けの皮が剥がれはじめ、
事態は思いもよらぬ方向へと向かってゆく。              (allcinema より)
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まずは (;^_^A  ビュル・オジエの “歌” に惹かれての鑑賞ということでっ  w

・・・と思ったのですけれど…?
“カルト・ムービー” の意味を、初っ端から否応なく思い知らされた感じでしたね…。
(¬、¬; う~む…
好きな人には堪らないものが、そうでもない人には辛く感じられたり… みたいな?(謎)

しかし、それも直に慣れましたっ (ウ^_^ソ)  折角の機会なのですから! 楽しまねば…♪  
と、思いましたが、やはり苦手は苦手でしたね。(大汗)
(ビュル・オジエの “歌” については後程ゆっくりと…?w)

ところで、ベルナデット・ラフォンですが・・・
またしても…? 中盤からのご出演でした。(汗)
思いがけずの? 修道女姿でしたが、例の調子っぱずれな “歌” をご披露されました。(^_-)-☆
「ア~ レルヤ~♪」と歌うと、新郎新婦のチャーリー&ジジもノリノリで呼応…!? w

う~むむむ  この頃の彼女って、人寄せパンダ的な重宝のされ方だったのかなぁ… と一寸思ったり。

ま、それはそれとして…?(笑) 
堂々と! 調子を外しながらも? “聖なる美しさ” は揺るがず…! という何とも不思議な光景でしたね♪ 
(また歌が聴けて得した気分♪ ( ´艸`)  この頃の彼女は30歳? 女盛りで… 無敵な感じが…? w)

そうそう! ヒロインのビュル・オジエも、若くて綺麗でした♪  (彼女は29歳のようですが?)
本作が銀幕デビューですとっ  ( ̄ο ̄; エェ~ 知らなかったな~ 見て良かったです♪

冒頭は・・・
“yéyé イェイェ” という歌の…? ユニークな三人の “アイドル” の記者会見の模様…。

ライブハウスらしき場所…? テーブルには、シャンパンが並ぶ…!

女性の司会者が…
「まず “アイドルクラブ” の歴史をお話して… 
 それからメンバーの シモン  チャーリー  ジジがお答えします」と。

タイトルコール

「ステージではファンの顔は見えない…  ライトが眩しいから」とジジ
「デバ亀 覗き魔」とチャーリー
「アイドルとは 神になり切ること…」とシモン  三者三様…? 摩訶不思議♪

バンドが入り、演奏が始まります…。
「ジジはナンバーワンのアイドル♪」

ファンに揉みくちゃにされながらステージに上がる三人・・・

“短刀のチャーリー” (ピエール・クレマンティ)は、あまり抑揚のない様な歌い方で…? “熱唱”
“ストリート育ち” を告白… 呼び名は “短刀のチャーリー” だが、“バラし(人を殺したこと)” はない と。
その代わり? 高級車の窃盗はしていたらしい…? (≧m≦)ぷっ

「次は才能豊かで優美で魅力的なアイドル…  パリの誰もが愛するジジ」
と紹介された “狂乱ジジ” (ビュル・オジエ)
彼女も、負けず劣らず!? 一本調子のような? “イェイェ” を歌って踊る♪
テーマ曲は『タツノオトシゴ』 一番のヒット曲は『いやよ パパ 』舞台狭しと暴れまくる感じ…?w

「最後は魔術師シモン 皆の歓びや悲しみを理解し…  律儀にファンレターへの返事を書く男」
“魔術師シモン” (ジャン=ピエール・カルフォン)は、占い師上がり…? w
彼も、地声を張り上げるように…? あまり変わり映えしない楽曲?を熱唱する…。 (爆)

また? ジジは・・・
下品で不道徳なステージを展開するにせよ? (;^_^A 人気の凄さが後押しして!?
苦言を呈する者は引っ込む… という構図?w (“下品で不道徳” は私めの穿った見方かも…?(ウ^_^ソ))

チャーリーが… (自分は) “ファン” を考慮して? 品良く振舞うよう、並々ならぬ努力をしている…!
というような殊勝な?事を言えば・・・
女性マネージャー?は「社会に幻滅した怒れる若者を ショーの中で演じて欲しいの」と要望する。

シモンは? と言うと・・・ 自他共に認める “挫折の経験者” !?

楽曲は世界中で大ヒット…!? かつては各都市にファンクラブが存在し…!
“現代的な自己表現法の先導者”  とも言われ… 世界中で不動の地位を占めて来た…!
一番ヒットした曲は… 『俺のハートの中へ』

(それなのに…?) 何故なんだ!? 理解出来ない…! ミスは犯してない…! ( ̄ο ̄; とシモン…!?

その昔…?
エロイーズと言う名で売れない歌手をしていた頃の “ジジ” が、占い師のシモンを訪れ・・・
シモンが得意とする? “腐った卵” を使っての “占い” をしてもらった…。

その時 “彼女はイカレていた!?” ので… シモンは “ジジ” と改名するよう勧めて、占いを終える。
ところが、さりげなく見料を催促すると…? 今 お金は無い! という答えが…!? (´0`)
それでは! と、シモンは彼女が知る音楽業界に自分を売り込んでもらえるよう…  頼み込んだ…!

・・・そんな過去があった三人だったが…
今は、ジジとチャーリーが結婚式を挙げ、シモンはそれを見届ける立会人ということに…!

さて・・・?

実は、私めは… 彼らの歌を聴いているうちに… 
ベルナデット・ラフォンのシスターの “歌” は音痴の歌う歌ではないのではないか…?
等と思えて来るので不思議でした。( ´艸`) 彼女は案外まともに歌っていたな~ なんて。w

三人の歌は… ハチャメチャなワケではない と思われるのに…?
ともかく何かヘン…!! 耳障りとまでは申しませぬが…。 (苦笑)

その楽曲は、良いものなのか? そうでもないのか? そもそも彼らの歌は上手いのか?(爆)
それとも絶唱しているだけなのか?  等々 
色々と “疑問符” は湧いてくるのに…? 
測りがたい? というのか? 断定し難くて悩ましい…。(;^_^A 
(お分かりいただけるでしょうか? う~ん これは体感しなくちゃ無理…! って話ですね~(爆))

ところで…
ライブハウスのシーンから始まった本作ですが…
時として、リアルな空間?に瞬間移動してみたり…!? 
と、変幻自在な感じの構成になっていまして、飽きさせない効果はありましたね…? (汗) 

表向きは、ざっくばらんな質疑応答で上手く行っていた… と見えた記者会見ですが…?
“兵役” についてチャーリーに質問が飛ぶと、マジになったチャーリーから “兵役拒否” の言葉がっ 

・・・すると、雲行きが怪しくなって…!?

二度目の さて・・・? ( ´艸`)

“ショービズ界の風刺映画” !? (フランス語の Wikipedia より)
結局、二人の結婚は、話題作りの “やらせ” だった… ということになるわけですが・・・。

ステージ上のビュル・オジエは、可愛い系かと思いきや!? 
セクシー路線?でガンガン攻める感じでビックリ…! でも、cuteで♪  魅力たっぷりでした♪
“イカレテル” よりは “飛んでる” 感じでしょうかね? (汗)
舞台衣装は奇抜なのが多かったですが、当時流行のオシャレなコーデ等も見られて楽しめましたね。

そして… チャーリーもシモンも、いずれ名のある俳優さん…!?
よくやるもんだなぁ… と、吃驚なのでしたが…? (;^_^A
 “全力投球” という言葉がぴったりだ! と、ふと思いました…!  それ程の “頑張り” !?w

これも観始めると、どんどんのめり込みそうになってしまう危ない部類の作品でしたね。(汗)
だから “カルト” なのかぁ (´0`) と、しみじみ思ったり…。(爆)

本当に久々に感じる? “ある種の刺激” であったことは間違いないのですが…  (^_^ゝ
万人向けでないことは確か… かも。(爆)

終盤には、「活動もしてないのに… 解散…!?」という発言も出たりして・・・(苦笑)

三人は『革命記念日』という “イェイェ” の歌を歌います。(集大成的?パフォーマンス!?)
ところが、何ともやるせない感じのラストになってしまいました!?

あまりにも唐突…! どう受け止めたらよいのか…? (ネタバレ → 銃を持参した女性ファンが射殺…!?)
衝撃的でしたが… ともかく、突き放したようなラストには “やられた” 感がありましたね…!? (汗)

私的には “神々しい” ベルナデット・ラフォンを拝めた事だけでも、十分満足なのですが…。( ´艸`)

ビュル・オジエ(狂乱ジジ) 本名はエロイーズ?
ピエール・クレマンティ(短刀のチャーリー)
ジャン=ピエール・カルフォン(魔術師シモン)
ヴァレリー・ラグランジェ(ロジーヌ) インプレサリオ
ミシェール・モレッティ(ミシェル) インプレサリオ
フィリップ・ブリュノ(キャメル報道官)
ベルナデット・ラフォン(シスター) 

因みに インプレサリオ(impresario) → 興行主
(仏語の Wikipedia を頼りにしましたので、こうなりましたが… 英語だと “エージェント” ?)

監督・脚本 マルク’O(Marc'o) “マルコー”

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