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枯れ葉( KUOLLEET LEHDET/ FALLEN LEAVES) 2023 [か行の映画]

枯れ葉.jpg アキ・カウリスマキ監督作品 ( ´艸`)

愛を、信じる

ジャンル ロマンス/コメディ/ドラマ
製作国 フィンランド/ドイツ
時間  81分

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「マッチ工場の少女」「過去のない男」のフィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督が、
ヘルシンキの街を舞台に孤独な男女の出会いと、過酷な運命に翻弄される2人の恋の行方を
ユーモアを織り交ぜ描いた感動ラブストーリー。
主演は「TOVE/トーベ」のアルマ・ポウスティと
「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」のユッシ・ヴァタネン。

ヘルシンキで倹しい暮らしを送る孤独な女性アンサ。
スーパーマーケットで働いていた彼女だったが、ある日、理不尽な理由で職を失ってしまう。
一方、同じく孤独な労働者のホラッパは、憂鬱な日常にアルコールが手放せない日々を送っていた。
そんな2人がカラオケバーで出会い、互いの名前も連絡先も知らないまま恋に落ちるのだったが…。
                                  (allcinema より)
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アキ・カウリスマキ監督は、「ポルトガル、ここに誕生す ~ギマランイス歴史地区(2012)」1本のみ。
しかもこれは4人の監督さんが持ち寄り?での作品でしたので、短編を観た… という感じでしょうか?
だからというワケでもないですが、あまり印象に無く…!? (爆) 本作がお初かな? と思っておりまする。

それにしても… 
私めは、初見で主演女優さんの佇まいに心惹かれ…!?
更に、映画の醸し出す雰囲気も甚く気に入ってしまったらしく…?
訳もなく楽しい気分になり…!? 無意識のうちに?ニヤニヤ顔になっていたようです…?(爆)

カラオケ屋のシーンでは、誰かが1曲歌い終わる毎に、思わず音のない拍手をしたりして…!?(笑)

その “感じ” はラストまで続きました… これは取りも直さず!?
“アキ・カウリスマキ” マジックにやられた! ということでしょうかね?  f^_^;

ところで、最初の頃…
ラジオで、ロシアによるウクライナ侵攻が報道され… 驚きと違和感?を覚えたものですが・・・
それは、その後も度々! という塩梅で・・・  監督の意図が強く感じられました。
 
また… アンサ(アルマ・ポウスティ)の部屋のラジオからは日本語の歌も…!?

私は、どうも “みわちゃま” の声のような気がして気になったのですけれど・・・
今、調べてみましたら、別の人でした。(汗) (『竹田の子守歌』のようです)
歌っている方は篠原敏武さんで、カルッキラ在住の監督のご近所さん と…?
パンフレットのインタビュー記事でわかりました。お初ではないのですね…。 w

ともかく、挿入曲の多い事…! そして、それぞれが素敵なこと…♪ ( ´艸`)
(これはアキ・カウリスマキ監督作品の特徴らしい! と理解致しました… (汗))

主人公の気持ちに即した歌詞に、思わず “溜息” や “う~むむ” と唸ってしまいそうになったり…!? w

ところで…
私めの一番のウィークポイント?である “動物” の扱いもツボなのでしたが…。(^_^ゝ

実は、ミニシアターのロビーの片隅に、小さな “犬の型抜きパネル” がポツンと置いてありまして・・・
それが、寂しげな?というか…  要は、あまりパッとしないフツーのワンコの姿なので逆に気になり…!?
本編を観始めて、中盤過ぎに突然出て来た時には、Wow♪ と嬉しくなってしまいました…♪ ( ´艸`)

ワンコは、風前の灯火だった命をアンサに救われて、一緒に暮らし始めるのですけれど・・・
ベッドで深眠りのアンサを… しばし見守ってから、ようやく体制を崩して眠りにつく…!
(そんな短いシーンにも、温かな眼差しを感じ…!?  キュンキュンする自分なのでした w)

前置き長過ぎ…! <(_ _)> 失礼致しました。

“アンサ” は、スーパーマーケットで真面目に働き、簡素な住まいも小綺麗にしている…!?
少し “トウ” の立った… (なんて言ったら失礼?(汗)) 化粧っ気のなさそうな? 美形の女性…!

彼女は、たまには気晴らしに?
というか男漁りに…? ( ´艸`) 独身の同僚(リーサ)と一緒にカラオケバーに行ってみたりする。

しかし、ある日突然…!
賞味期限切れの商品の扱いをめぐって、上司から一方的に押し切られ…! 職を失うことに…。
(その後は、飲み屋のコップ洗い?や、肉体労働?の方に活路を見出すことになるのですが・・・)

方や、“アンサ” とカラオケバーで知り合うこととなる “ホラッパ” (ユッシ・ヴァタネン)… 

彼は金属工業系の住み込み?の労働者だが・・・
アルコール依存の傾向が強く? 仕事場にも酒を持ち込んではコッソリ… という危うい生き方を…!?

カラオケバーでは “ホラッパ” の連れ(フオタリ)は良い声を堂々と披露したが・・・
彼自身は歌いもせずに、飲むばかり…!? ( “アンサ” を見つけると、控えめに眼差しで交信する…?)

二人が再会したのは、“アンサ” が1週間分の給料をもらい損ねてしょげている時だった…!
思い切って声掛けした “ホラッパ” は “アンサ” を映画に誘う。(観たのはゾンビ映画)

観終わって、映画館の前で別れる時…  “アンサ” が電話番号をメモって “ホラッパ” に渡すのだが・・・
彼は、煙草を取り出す時にウッカリ…!

さて・・・?

映画デートの後に何かあるのかと思いきや…?
それぞれが “帰る” という選択をすることに、ちょいとビックリ…?(汗)

それでも、別れ際に “アンサ” が伸び上がって (*´ε`*)チュッチュ の “口” をしたのですが…!
“ホラッパ” は片頬を差し出す!? という流れに… “大人のテレ” を感じました。w

結局、電話番号も無くすし、名乗り合う事もしないし・・・
ということで、どうなるんだろ? この二人は…? と、気の揉めること 揉めること…!(笑)

でも、運命の?二人には、穏やかな時の流れと共に接点が…!(^_-)-☆

しかし、そう甘くはなく…!? 
ホラッパの “飲酒” に、一言モノ申すアンサであったりするので・・・
正に “紆余曲折” を経て… という感じで、大人の恋は渋めに成就…!? ( ´艸`) 

まぁ、終盤の一部の展開には、ちょいと作為的なものを感じなくもなかったり致しましたが…?
あの素敵なラストシーンで、そんな思いは帳消しになりました。(^_^ゝ (アンサのウィンク Nice♪)
聴き慣れているはずの『枯葉』のメロディですが、何だか新鮮な印象に…!? (汗)

ともかく、音楽についてもそうだったように…?
映画についても凝り性なところを見せてくれたアキ・カウリスマキ監督でしたね。
(敢て詳細は載せませんでしたが… (汗)  って、自分が良く分かってませんので… ポリポリ。)

好みの監督さんが、また一人・・・
というところですが  f^_^;  気力が有れば是非 “過去作” を拝見したいものだ… と思っておりまする。

アルマ・ポウスティ(アンサ)
ユッシ・ヴァタネン(ホラッパ)
ヤンネ・フーティアイネン(フオタリ) ホラッパの友達
ヌップ・コイヴ(リーサ) アンサの友達
マッティ・オンニスマー
シーモン・アル=バズーン
マルティ・スオサロ
サカリ・クオスマネン
マリア・ヘイスカネン
アリナ・トムニコフ
アルマ(チャップリン) アンサの愛犬 本作が銀幕デビュー♪  監督さんの飼い犬だそう…。

MAUSTETYTÖT マウステテュトット   (official website より)
フィンランドのヴァーラ出身、ヘルシンキ在住のアンナ・カルヤライネン(ギター)と
カイサ・カルヤライネン(キーボード)姉妹からなるポップ・デュオ。
バンド名MAUSTETYTÖTはフィンランド語で「スパイス・ガールズ」の意味をもつ。

監督・脚本・製作 アキ・カウリスマキ

余りにも心地良く送り出されたので、ついパンフレットをご購入…!(^_^ゝ900円なり~

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コメント 2

青山実花

観られたのですね^^
あぁ、そうでした、
「竹田の子守歌」の事を
書こうと思って忘れてました^^;
カウリスマキ監督って
やはり日本が好きなのかな?^^
もしお時間がありましたら、
「希望のかなた」を観てほしいです。
トンデモ日本が出てきて爆笑です^^

by 青山実花 (2024-01-21 09:51) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
ようやく拝見です♪ (笑)  素敵な映画に出逢えて嬉しいです♪
青山実花さまのご推薦…!しっかり ( ..)φ メモメモ 楽しみに! w
ありがとうございます。
by Labyrinth (2024-01-21 10:38) 

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