耳に残るは君の歌声(THE MAN WHO CRIED) 2000 [ま行の映画]
如何なものか? 暗そうだしぃ・・・ と観る前は正直、不安が過ぎった・・・
・・・のですがぁ う~ん これは思いがけず! とっても良い作品でございました。(笑)
数奇な運命に弄ばれる・・・ というような表現が一番よく当てはまる感じのストーリー展開で
心地よい 懐かしい音楽と 台詞を極力抑えた?映像。 ・・・とにかく 心酔しました。
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1927年、ロシア。貧しい村に住むユダヤの少女フィゲレは母を亡くし父と祖母と暮らしていたが、父はゆくゆくは娘を呼び寄せると胸に誓いひとり渡米を決意する。しかし、やがて戦火の荒波の中フィゲレはひとりイギリスへと流れ着き・・・ (allcinema より)
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運命の悪戯、予期せぬ幸運・・・
ある日突然、一人ぽっちで生きることを強いられた少女だったが、様々な人々が手をさしのべた。
歌を歌う事と たった一枚の古ぼけた父親の写真が、彼女にとって 唯一 “確かなもの” だった・・・。
クリスティナ・リッチ スージー(フィゲレ)
相変わらずの「目力」に、モノを言わせての好演です。
小柄というのも利点になっていますね。芯の強い女性の役柄には適役と改めて思いました。
ジョニー・デップ チェーザー
一人、ジプシーの中に入っても まるで違和感を感じさせない、独特の存在感はさすがですね。
クリスティナ・リッチとの愛の交歓の場面は 思わず息を呑むような?!
・・・正に官能的でした。 彼の、あの表情を観るだけでも 価値ある1枚ですねっ(笑)
ケイト・ブランシェット ローラ
ロシア訛りの台詞回しが板に付いた感じで・・・ その饒舌さと、ほっそりとした風貌とが相まって、成り上がっていこう!という女性の危うさや 時には狡猾さを巧みに現していました。
ジョン・タートゥーロ ダンテ
叩き上げの?イタリア人オペラ歌手。 傲慢と小心 。 有る意味 人間らしさを象徴していたのかも?
オレグ・ヤンコフスキー 父
うらぶれた感じを巧く演じていましたが、何十年か後に、娘と再会した時も同じ老け方なのは・・・??
クローディア・ランダー=デューク 幼少のフィゲレ これは可愛いとしか言いようがないです。(笑)
監督 脚本 音楽プロデューサーは サリー・ポッター
「舞台に音楽に詩にとマルチな才能を発揮しているアーティスト」 だそうです。 Very Nice!
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