大鹿村騒動記 ２０１１

　これは是非拝見せねば！ と思い、行ってきました。

TVで、舞台挨拶に出向いた折りの悲壮な姿を見てしまって・・・　その直後の訃報！
驚きはしたものの、予感はあったので、静かに受け入れたように思います？

複雑な心境での鑑賞となりましたが、スクリーン上の原田芳雄は以前のままの姿でした。

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300年ものあいだ守り継がれてきた“村歌舞伎”が存在する長野県の小さな村
“大鹿村”を舞台に、公演を５日後に控えた村で巻き起こる悲喜こもごもの騒動を
原田芳雄主演で描くヒューマン群像コメディ。
監督は「どついたるねん」「行きずりの街」の阪本順治。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema　より）
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ずいぶん以前からのファンなのですが
公に 好き！ と言うのが何故か？はばかられました。（爆）

それは、
一度口にしたときに、「えぇー？！　なんで？」 と酷く不思議がられたことが原因かも？
彼は、若い女性の憧れの対象からは外れた人物？！　と、その時に認識・・・。（苦笑）

でも、気持ちは変わらずに！　
その後も、原田芳雄はイイ男だ！ と、ずーーーっと思ってきました。（笑）

お人柄と申しましょうか・・・

「徹子の部屋」にご出演の時の “円満退社” の件や
年末に話題になる？ ご自宅での餅つき大会
また、個性溢れる人々との交友録 等々

他を魅了して止まない氏のお人柄が忍ばれ、愉しい限りなのですが・・・

今回の役柄は、そんな氏のイメージそのもの！ という感じが致しましたね。

ここではこんな台詞！　と思うと、その通り！　 スパッと小気味良い台詞が出まして・・・
正にご健在！ と。（微笑）



長野県下伊那郡、大鹿村。
一番美しい村　と呼ばれるそうなのですが・・・

ここで「ディア・イーター」なる食堂を経営し、村歌舞伎では立役者の善さん
女房は、幼なじみで親友の治と計って駆け落ちし、その後１８年間独り身という・・・。

そんなところへ 都会から募集広告を見てやって来た 一見 乙女チックな青年の 雷音（らいおん）
喧噪から離れて考え事をしたい という気持ちにピッタリだったのか？ 食堂に落ち着くことに・・・。

仕事を終えた村人が役場の会議室に集まったところで、
例によって？ “リニア” の話題で揉め始めるが
善さんは、そんなことより公演間近な村歌舞伎が気に掛かり、話を切り上げさせ稽古に向かう！

夜の灯しの下で、それぞれ稽古に余念がないが
ふと気が付くと、暗闇に佇む男女が居た！？

さて・・・？




こんな豪華な脇役陣て・・・！
一癖もフタ癖もありそうな？ 骨太の個性派揃いで、面白くならないワケがない？！ ＾ｑ＾

しかし、
楽しそうに生き生きと演じていても、悪目立ちするようなこともない？というのは流石・・・。

皆さん、それぞれ良いところを披露していましたけれども
私は特に、難しい役どころをさりげなく演じられた大楠道代さんに惹かれましたね。

古くなった女も可愛いもんだな　なんて・・・（＾ｍ＾）
 






“演目『六千両後日文章 重忠館の段』は、大鹿歌舞伎きっての代表作”

と、オフィシャルサイトに・・・。

歌舞伎は一時期狂ったように見ていた私なのですが（爆）
これは見たことがないな　と思いましたら、ここでしか演じられないものだそうです。

奈落で、回り舞台の係の瑛太が、同じく係となった雷音（冨浦智嗣）に説明する と言う設定で
こちら側にも、役の意味やストーリーが見えてきたのですけれども・・・

サワリだけしか見ていない？ ということで
やはり、最初から通して観てみたい！　という欲求が どうしても頭をもたげてしまいます？（笑）

でも、今年の秋の公演は破格のご盛況となるのは必至と見られ？ ＾ｑ＾
観劇はいつになることやら？　ってところでしょうか？（笑）

ヤレヤレ　ニヤニヤ　と和やかに、満ち足りた気分で見終わった！ までは良かったのですが
エンディングのテーマ曲が 故・忌野清志郎氏 だったので・・・
いきなり現実に引き戻されることとなり！？

あ～　そうだった・・・　と、
車椅子の、在りし日の姿を思い出してしまい、泣けました。

涙がポロリ。
でも、それだけです。

会いたければ、作品を見ればいつでも会える！ ということですね。

考えてみれば、ファンと言いつつ、代表作と言われるものを観ていないのです。（苦笑）
出演作は多々拝見しましたけれども。

これからは、１本１本じっくりと拝見し、忍んでいけたら・・・　 と思っています。


原田芳雄（風祭善）　シカ料理店「ディア・イーター」主人　
大楠道代（貴子）　逃げた女房
岸部一徳（治）　駆け落ちの相手
松たか子（美江）　総務課職員　
佐藤浩市（一平）　バス運転手　
冨浦智嗣（雷音）　都会から来たアルバイト青年
瑛太（寛治）　郵便局員
石橋蓮司（権三）　土木業　
小野武彦（一夫）　温泉旅館主人　
小倉一郎（満）　白菜農家
でんでん（玄一郎）　雑貨店主
加藤虎ノ介
三國連太郎（義一）　歌舞伎保存会の長老　貴子の父　


主題歌  忌野清志郎　「太陽の当たる場所」　

監督　阪本順治

コメント 9

あんれに さん (^_^)ノ
早速のnice！を、どうもありがとうございました！
by Labyrinth (2011-08-01 02:23) 

りぼん さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-01 07:28) 

ritton2 さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-01 07:29) 

綾小路曽根斗麿 さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-01 07:29) 

私も若い頃からのファンです。
はじめて見た映画が「赤い鳥にげた」であまり内容がわからずに、原田さんだけは強烈でした。
歌も歌っていたのが印象的でした。
テレビ欄で名前を見つけては必ず見ていましたが、一時歌番組によく出ていましたね。
顔を見るたび変わったいくので病気をされているのではと思っていましたが頑張っておられたんですね。まだファンでいたいです。
by ナン (2011-08-01 11:37) 

ナン さん (^_^)ノ　こんにちは。
お返事が大変遅くなってしまいまして、申し訳ございませぬ。
そうです！ ブルースを歌っていらっしゃいましたものね～
今、売れているのでしょうか？ 良く目にしますが・・・？

出発点である舞台を一度拝見したかったです。
tv・映画とは違う自分なので初めての人はビックリするかも！ とか仰ってましたからねぇ
そして、追悼番組があれば是非見たいですね。
見逃しているのかな？(-_-;
コメントを、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-03 14:57) 

あいか5drr さん (^_^)ノ
nice！を、こちらへも、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-03 15:17) 

bit さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-08-03 15:19) 

末尾ルコ（アルベール） さん (^_^)ノ
nice！こちらへも、どうもありがとうございました！
by Labyrinth (2011-08-03 15:29)