カフェ・ド・フロール(CAFE DE FLORE)2011 [か行の映画]
愛が起こした奇跡
初公開年月 2015/03/28
映倫 R15+
-----------------------------------------------------------------------------------------
ジャン=マルク・ヴァレ監督が2011年に手がけた作品。
理屈を越えた愛の不思議を、異なる時代の2組の家族の姿を通して
ミステリアスに描き出すスピリチュアル・ラブ・ファンタジー。
出演は「ハートブレイカー」のヴァネッサ・パラディ、
ミュージシャンでこれが映画初出演のケヴィン・パラン、
カナダのTVを中心に活躍するエレーヌ・フロラン。
1969年、パリ。
美容師のジャクリーヌは、ダウン症の息子ローランを女手一つで献身的に育てていた。
できるだけ健常者と同じように育てようと、様々な習い事をさせ、普通学校に通わせていた。
ある日、ローランのクラスに同じダウン症の女の子ヴェラが転入してくると、
2人は一瞬で惹かれ合い、片時も離れたがらず、次第に学校で問題となっていく…。
2011年のモントリオール。
人気DJのアントワーヌは、2人の娘とセクシーな恋人ローズと幸せな日々を送っていた。
しかし、運命の相手だと確信していた元妻キャロルとの別れには釈然としない気持ちを抱えていた。
一方のキャロルにいたっては、アントワーヌと別れて2年も経つというのに、
未だに立ち直れずに夢遊病のような状態で不思議な幻覚に苦しんでいたが…。
(allcinema より)
-----------------------------------------------------------------------------------------
終始、ノリの良い音楽、軽快なテンポにやられましたね♪
音楽事情に疎い私ですらこうですから! f^_^;
音楽好きな方には堪らないものがありそうです?w
しかし、編集が凝っていて!?
あちこちに飛ばされたり戻されたりしますので!? なかなか気が抜けないのも確か!? (笑)
内容的には、とても好きな映画でしたけれど・・・。^^;
ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ) & ローラン(マラン・ゲリエ)
60年代のパリ・・・
ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)の出産に立ち会ったご亭主の表情が一瞬にして曇る・・・。
非常にシビアなシーンでしたが、ジャクリーヌの気丈さに救われます。(微笑)
その後、夫は子育てに夢中な彼女の元を去りますが
ジャクリーヌとローラン(マラン・ゲリエ)は、まるで恋人同士のような仲睦まじさ♪
母の愛のおかげで、ローランは明るく素直に育ちます。
ジャクリーヌ & ローラン & ヴェラ(アリス・デュボワ)
ある時、同じくダウン症のヴェラがクラスメイトとしてやってきますとっ
二人はすぐさま抱き合い!? 離れようとしなくなってしまいます。
最初は微笑ましく思い、
ヴェラの家族とも友好的にやっていけたら!? とジャクリーヌも喜んでいたのですが・・・
学校でも、眉を顰めさせるような?度の過ぎた二人の態度に手を焼くようになり・・・!?
さて・・・?(微笑)
う~ん やはり、ダウン症の子役さんたちの可愛らしさ、無垢の瞳に勝るものはない!?
・・・ダウン症は病気じゃなく、遺伝子異常なんだ と、今回遅まきながら認識した自分です。
アントワーヌ(ケヴィン・パラン)
一方、現代(2011年)のカナダ・モントリオールで、けだるく甘く目覚めるのは・・・
主役の一人?アントワーヌ(ケヴィン・パラン)
彼の職業はDJ ですが、なかなか瀟洒なお宅に、
若い恋人ローズ(エヴリーヌ・ブロシュ)を招き入れ!?
前妻との間にできた女の子二人と一緒に同居生活中です。
アントワーヌとローズの愛の営みが、形を変えて!? ^^; 何度も映し出されるのですが
これが、私に言わせるとっ なんとも良い感じなのです♪ ^q^
大胆というか、キワドイと申しましょうか (^m^)
激しさもありながらの、切ない愛の営みでしたが、そこには “真実” がっ!? (汗)
アントワーヌ & ローズ & 娘ふたり
長女は思春期・・・
ローズにめろめろな父親に反発を感じながらも
父方の祖父母や、別に暮らす母キャロル(エレーヌ・フロラン)と交流する中で
どうにか “居場所” を保っていたようです。
ローズ(エヴリーヌ・ブロシュ)
さて・・・ ローズの立場は微妙です。
アントワーヌとの絆はホンモノ! と確信しつつ
彼の前妻や子供たち、はたまた彼の両親に、どう接すれば・・・??
と、心を痛めているような様子が窺えます。
その繊細さが、また素敵に映るのですが・・・(微笑)
この ローズ役の女優さんエヴリーヌ・ブロシュは
「トム・アット・ザ・ファーム (2013)」にご出演とはっ (・・*)ゞ 気付かなかったぁ
本作では、ドキッとするほどの大胆素敵さで、魅せてくれますが・・・♪ ^^;
しかし検索致しますと、その時々で髪の色が様々・・・(爆) ほんの余談です。w
キャロル(エレーヌ・フロラン)
ところでっ
アントワーヌの前妻キャロルにしてみればっ 降って湧いたような話でした・・・?
全く持って理不尽な・・・と、当惑するばかり・・・!?
表面は “ふつう” に取り繕ってみても、
鬱積した心のモヤモヤが、様々な形で表出してしまいます!?
この辺りの表現が、私めにはいまいち伝わりにくい様な気が致しましたが・・・(汗)
まあ、“スピリチュアル・ラブ・ファンタジー” ということなので!? ^^; 深くは突っ込まず・・・w
若かりし頃のアントワーヌ & キャロル
出逢った頃の二人は・・・
音楽に掛けては、キャロルの方が先を走っている感じて!?
アントワーヌは彼女の音楽センスに参っていました。
そんなわけで、同じ方向を向いた二人は自然に結ばれ!?
子宝にも恵まれて、順調に幸せな結婚生活を送っていた・・・ ハズなのでした。
ある催しでアントワーヌとローズが出会ってしまうまではっ(爆)
・・・わだかまりを感じながらも身を引いてしまったキャロルは、今では
子供たちが心配する程、何かに憑りつかれたように?常軌を逸した姿を見せることも・・・?
さて・・・?
ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)
何はともあれ、ヴァネッサ・パラディの “母性” の表現が自然体で? とても素敵でした♪
これで彼女の演技力を見直しちゃったくらいです?w(大した数を見ても居ないくせに!(爆))
・・・う~むむむ しかし、あの時、ジャクリーヌは何を思ったのかなぁ??
あることが切っ掛けで、収束へ向けて動き出す・・・ ということなのですけれど
残念ながら私めには、はたと納得! とは行きませんでした。(苦笑)
まぁ、ハッピーエンドという形に落ち着くので、良かったな とは思うのですがっ
意味深な?あるカットが何度か入ったりするのは??(・_・?) ハテ?
・・・なぁんてね(笑)
監督・脚本・編集 ジャン=マルク・ヴァレ
コメント 0