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スーサイド・ショップ(LE MAGASIN DES SUICIDES /THE SUICIDE SHOP) 2012 [さ行の映画]

スーサイド・ショップ.jpg パトリス・ルコント監督初アニメですとっ ^^;

ようこそ、自殺用品専門店へ。ステキな“人生”をご提供致します。

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「仕立て屋の恋」「ぼくの大切なともだち」の名匠パトリス・ルコント監督が、ジャン・トゥーレのベストセラー
『ようこそ、自殺用品専門店へ』を原作に、自身初のアニメ作品に挑んだファンタジー・コメディ。
自殺用品を扱うネガティブ思考の一家に生まれた陽気な末っ子が、底抜けの明るさで周囲を巻き込み、
世の中をポジティブに変えていく姿をブラック・ユーモア満載に綴る。 (allcinema より)
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パトリス・ルコント監督作品と言うとっ
確か、無料配信での(?)「髪結いの亭主 (1990)」が お初だったのですが・・・
大人に成り切れていないような?ユニークな不思議さ加減に惹かれ、断然注目!w
・・・と言う割には、その後もあまり作品を観ていないというテイタラクなのですけれどっ  f^_^;

本作は、「髪結い・・・」に出てきた、監督さん好みの要素がふんだんに入っていたように思います。 w

ま、タイトルからして “自殺” ということも、もちろんなのですが (爆)
好奇心旺盛な少年や、ふくよかな女性、中近東ら辺のそそられるような?音楽 ^q^ そしてダンス♪

ミュージカル仕立てだというのが意外でしたが ^^;
ダークな雰囲気なりに? そこそこ盛り上がって! 可笑しくもあり、楽しくもあり・・・!? (笑)

オープニングもエンディングも、とても凝った造りで、これも楽しめましたね。
(あくまでダーク且つブラックな感じですけれど・・・w)

さて、冒頭は
暗い雰囲気の大都会の、片隅にある信号機のところでクルマに突っ込もうとした男が命拾い!?
救ってくれた小柄な老人は、彼の話を聴くと、こっそりと(?)「自殺用品専門店」に案内する!
(公道で自殺を図ると罪になり、罰金等、家族の方に負担が掛かる・・・らしかった)

その店は、あらゆる品揃えで客の要望に応える・・・という評判で、客足が絶えなかった!?(爆)

今しがた老人に連れられてきた男には、毒薬が良かろう と、綺麗にラッピングして手渡す。
そして、店のマダム、ルクレスは子どもたちに男の後を付けさせるのだった!?

ヴァンサンとマリリンが、アパートの部屋で男が毒を煽って昇天するのを見届けて戻るとっ

マダム・ルクレスは台帳(?)に、死亡確認の書き込みを・・・! ^^;

そんなマダムは妊娠中で・・・
程なく産気付き!? 主人のミシマが心配する中、無事に男児を出産。
アランと名付けられた、その赤ちゃんはいつも上機嫌でニコニコ顔♪

家族中が仏頂面(?)のトゥヴァシュ家にあって特異な存在となった!?(笑)

アランは遊び仲間もたくさんいるような子供に成長するが・・・
いつしか家業の “自殺用品専門店” は良くないものと思うようになり・・・!?

無くなればいいのに! との考えから、ある計画を思いつく!

さて・・・?

ある計画・・・ と言っても、子どもらしい考えで、罪のないものなのですが・・・(微笑)
これが見事に上手く行く!? (^m^)

その一連の流れは、不思議な “音楽たち” と共に、見どころとなっておりまする♪ 

ところでっ
私めの一番のお気に入り と言えばっ
おませなアランが、悪友たちに協力させたお礼(?)にと、姉のマリリンを見せてやるところ・・・w
(ネタバレしちゃいますがお許しを~ (^人^;)

・・・もちろんマリリンはそんなことは知りません w

その日、誕生日だったマリリンは、家族からそれぞれエグいプレゼントをもらうのですが
アランだけは、素敵な優しい色のスカーフと中近東風の音楽が入ったCDでした。

マリリンは、いたく気に入って!?
夜、部屋に帰ってから、そのCDを掛けながら、着ているものを一枚 また一枚と・・・

裸になって、スカーフを操りながら!? 思いがけない(?)セクシーダンスを踊るのです~♪ (^m^)

悪童たちは、屋根に上ったり、垣根にしがみ付いたりしながら、この様子を覗き見するわけですがっ
このオチが最高♪ (≧m≦)ぷっ 参りましたっ

終盤は、どんどん明るく、カラフルな画面になって行きましたね。

キャラクターの造形やら、背景等 ユニークな仕上がりで、とても個性的と言えるかと思うのですが
面白い♪ と思うか、キモイと思うかで、評価がだいぶ違ってくるのかな と思われまする。

私めも、最初は・・・ デフォルメし過ぎ! と、ちょいと引いて観ていた感がありましたけれど・・・(爆)
慣れればOK♪ (笑)

登場人物の性格設定がハッキリしていて、すんなりと入って来るので!?
どんな行動を取ろうとも、愛すべきキャラだな と思ってしまう自分が居ました・・・(微笑)

正直なところ、あまり期待感も無く・・・ 参考までに! というくらいの気持ちでの鑑賞でしたが
思いがけず の素敵な作品に、得した気分になりました。

「暮れ逢い (2013)」も、とても素敵で、良かったですけれど・・・
パトリス・ルコント監督らしい作品と言えば、こっちの方かな? と勝手に思っています。w

ベルナール・アラヌ(ミシマ) 店主 アランの父
イザベル・スパッド(ルクレス) 店主の妻 アランの母
ケイシー・モッテ・クライン(アラン) トゥヴァシュ家の末っ子
イザベル・ジアニ(マリリン) アランの姉
ロラン・ジャンドロン(ヴァンサン) アランの兄

原作 ジャン・トゥーレ 『ようこそ、自殺用品専門店へ』(武田ランダムハウスジャパン刊)

監督・脚本 パトリス・ルコント

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末尾ルコ(アルベール)

ルコントは『仕立て屋の恋』と『橋の上の娘』が特に好きでございます。このアニメ、録画しているんですがまだ観ておらず、そのうち観ようっと♪ RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-05-04 01:25) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
アニメのキャラクターデザインがとてもユニークで、初めは( ̄д ̄; ギョ でしたが・・・
マリリンには愛着が湧いてしまいましたわww
お楽しみくださいませ♪
by Labyrinth (2017-05-04 16:06) 

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