シェイプ・オブ・ウォーター（THE SHAPE OF WATER） 2017

　ギレルモ・デル・トロ監督作品は久々♪

切なくも愛おしい愛の物語。

ジャンル　ファンタジー／ロマンス／サスペンス

映倫　R15+

THE SHAPE OF WATER →　水の形

２０１７年アカデミー賞 作品賞・監督賞・作曲賞・美術賞受賞おめでとうございます♪ （4/1追記）

----------------------------------------------------------------------------------------------
「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督が米ソ冷戦下を舞台に、
政府に捕らえられた半魚人と、掃除婦として働く口の利けない孤独なヒロインの
切なくもピュアな愛の物語を描き数々の映画賞に輝いた感動のファンタジー・ラブストーリー。
主演は「ハッピー・ゴー・ラッキー」「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスと、
「ヘルボーイ」のエイブ・サピエンをはじめ数々の異形キャラクターを演じてきた
モンスター役俳優の第一人者ダグ・ジョーンズ。
共演にマイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、リチャード・ジェンキンス。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema より）　
----------------------------------------------------------------------------------------------
初日の鑑賞でございます。　（オスカー像の行方が気になるところです・・・ｗ）

ところでっ
サリー・ホーキンスは 「ウディ・アレンの 夢と犯罪 (2007)」辺りから観ているのですけれど
良く見ると美形ですし（ｱｯ 失敬！）スレンダーでカッコイイと思うのに、何故か印象が薄い？ （汗）

最近では母役（「パディントン２ (2017)」etc）で観ることが多くなったな～ と思う彼女なのですが…
今回は、首に傷痕!? 声帯を痛めているのか？言葉を発することが出来ぬヒロインを演じています。
（official website では “子供の頃のトラウマで声が出せない” とありましたが・・・）

“R15+” でもお分かりのように？ (;^_^A  思い切りの良い！素敵な演技で魅せてくれます♪

台詞はないのに！？ （鮮やかな手話を使いますが、残念ながらコチラが分からず・・・(汗)）
身体ごと、とても表情豊かに演じるので、そう若くもない役柄ながら（爆）cute な魅力が伝わります♪

1962年、アメリカ。
イライザ（サリー・ホーキンス）は、深夜から朝まで、政府の極秘研究所で掃除婦として働くのだが・・・
口の利けない彼女は、手話がわかる黒人女性のゼルダと組み、つつがなく仕事をこなしていた。

そんなある日、彼女は研究所に物々しくも？密かに運び込まれる “不思議な生きもの” を見てしまう。
心惹かれたイライザは、こっそりとソレに近づき、彼女なりの方法で親交を深めていくのだったが・・・。

“イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る─”
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（official websiteより）
さて・・・？

“彼” を演ずるのは、ダグ・ジョーンズ
へぇぇ アレもやっていたの？！ と驚いてしまう程、色々と演じておられますが・・・ ( ´艸｀)

今回は、強いのか弱いのか、よくわからぬ？ 不気味でもある、不思議な魅力の “異形のもの” でしたっ
イライザは“彼” に恋をしてしまいますが、意外にリアルなわりには幻想的でもありましたね。（微笑）

また、イライザの良き隣人、画家のジャイルズを演じるリチャード・ジェンキンスですが・・・

「スタンドアップ (2005)」でのシャーリーズ・セロンの父親役が強く印象に残っておりまして
気になるおじさまの一人なのですけれど…？ ｗ
今回は、ちょっとトボケタ？味わいのある演技で、楽しませて頂きました。

イライザと組む黒人の太っちょおばさん役で、優しさと安心感をもたらしたオクタヴィア・スペンサー
イライザの手話を、ゼルダなりの解釈で言葉にするのですけれどっ

もぉー ともかく傑作としか言いようが無い程、面白かったですね！！( ´艸｀)
彼女のこなれた演技で、何倍にも楽しさが増したように思いました♪

しかし…
何と言っても一番は、ワルの筆頭ストリックランドを演じたマイケル・シャノンではないでしょうか？
彼失くしては、面白さも半減しそうな感じが致しましたっ （誉めすぎか～？ ｗ）
このアクの強さ、小憎らしさは、なかなか出せないぞ！ と思わせる迫力の演技は絶品でしたね～ｗ

時代が時代だけに、ソ連のスパイが潜り込んでいたり・・・!?
懐かしの音楽、懐かしの？TV番組、はたまた古き良き時代の映画等々

ともかく、心はあたたかさで満たされますが、ダークな雰囲気は全編に漂い・・・
ギレルモ・デル・トロ監督らしさが色濃く出ている？ 作品となっていたと思います。

サリー・ホーキンス（イライザ）

マイケル・シャノン（ストリックランド）

リチャード・ジェンキンス（ジャイルズ）

ダグ・ジョーンズ（不思議な生きもの）

マイケル・スタールバーグ（ホフステトラー博士）

オクタヴィア・スペンサー（ゼルダ）

脚本　ヴァネッサ・テイラー

監督・原案・脚本・製作　ギレルモ・デル・トロ