エヴォリューション(EVOLUTION) 2015 [あ行の映画]
ルシール・アザリロヴィック監督はお初です。
そこはユートピアか、
ディストピアか。
ジャンル ミステリー/ホラー/ファンタジー
映倫 PG12
----------------------------------------------------------------------------------------------
「エコール」のルシール・アザリロヴィック監督が
少年と女性しかいない孤島を舞台に贈る禁断のミステリー・ホラー。
謎の医療行為を施される少年たちの運命を、グロテスクな描写を織り交ぜつつ、
怪しく美しい映像でミステリアスに描き出していく。
主演は新人のマックス・ブレバン。 (allcinema より)
----------------------------------------------------------------------------------------------
海面に陽光のある情景から、海底の藻などに焦点を当てて・・・と言う、長々と思わせぶりな? ^^; オープニング・クレジットの後・・・
痩せっぽちの少年が海から慌てて上がってきて、家路を! ・・・と言うところから始まります。
白い家で、母が作っている料理は、なんとも不気味な色合いの得体の知れぬもの? ( ̄ο ̄;
ニコラは、家に着くや否や 母に 「死体が・・・ 海の底に!」 と言うが
母は取り合わず、危ないからもう泳いではダメ と。
絵を描くのが好きなニコラは、ノートに海で観たものを描いてみる。
片手を上げた状態の少年の絵で、お腹にヒトデが張り付いていて、目が虚ろだった!?
その島に住んでいるのは、母親と幼い息子だけの家族・・・?!
・・・ニコラは、母から定期的に薬(滋養強壮剤?)を飲まされていた。
各々少年たちが寝入った頃、ランタンを手にした母親は、こぞって海を目指す!?
海岸には、布にくるまれた “少年の死体” を抱いているニコラの母の姿があった!?
ある日、磯遊びをしていたニコラが、赤いヒトデを見つけ、手を出せずにいると・・・
それを見たボス格の少年が “弱虫” と言ってからかったので、ニコラが突進!
取っ組み合いになったが、直ちに母が駆け付け二人を引き離すと・・・
なんと、ニコラの鼻から一筋の血が・・・!?
(ニコラの海パンもTシャツもヒトデも・・・ 赤なんです。 何かを暗示している? ^^;)
その後、ニコラは母に連れられて丘の上の医療施設に行くことに・・・。
そこではキチッとした白衣の看護師や医師に囲まれ、検査を受けた後に、
身体を拘束され、腹部に太い注射を打たれるのだった。
その夜は、同じような少年たちと一緒の病室で眠ったが・・・
ニコラは、一人一人に何が起こっているのか? 島で何が行われているのか?
謎を解明しよう! という衝動に駆られ・・・
さて・・・?
水が出てくる映画は、最近良く見ている気がするのですが (私的に? (・・*)ゞ)
今回の海の水は、一味違うような気がしましたね。
綺麗?ではあるのですが、“神秘的” を通り越して “不気味” も多々入っているような・・・?!
(まぁ ホラーとかいうのは大体そういう感じですかね? ^^;)
じわじわと恐怖を煽る手法は?
「初期クローネンバーグ・リンチを思わせる!」 (official website より)
う~ん 成る程!
と思いつつ・・・
あまり夢中になれなかったのは何故かしら? と思っている自分も正直、居ます。(爆)
予告編で、興味を掻き立てられながらも、観るのを躊躇ったのは・・・?
今思えば、或る意味正しかったのかな? と。w
ぞくぞくするような凝った雰囲気は嫌いじゃないのですけれどもっ (・・*)ゞ
肝心なところが何だったのか? 未だに良くわかっていない という・・・(爆)
DVDレンタルして、何度も同じところを見直しても、これですから・・・ ┐(´_`)┌
映画館で1回見たくらいでは、“難解な映画だ!” で終わってしまうところです?
ネタバレ? は伏字で・・・ ↓
大人の女性たちは、少年のお腹を利用して “胎児” を育てさせ
時期が来ると帝王切開で取り出す!?
・・・のはわかっても、前後の状態が定かでないので、全体像が掴めず、悩ましい限り・・・でしたっ
ネタバレ ↑ 終わり。
終盤の、看護師ステラとの思いがけない展開は・・・
禁断の! と付けたくなるくらいにエロ美しい映像で呆気にとられてしまいましたがっ ^^;
幕切れは、“長い悪夢” を吹っ切れるくらいに?救いのあるもので本当に良かったです。(微笑)
少年はみな美形だし? 女性たちも、それぞれ美しいし・・・
また一つ不思議映画を知ることが出来、満足しておりまする。 w
マックス・ブレバン(ニコラ)
ロクサーヌ・デュラン(ステラ) 看護師
ジュリー=マリー・パルマンティエ(母親)
監督・脚本 ルシール・アザリロヴィック
コメント 0