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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE) 2018 [た行の映画]

テリー・ギリアムのドン・キホーテ.jpg ジョニー・デップは出ておりませぬ… ( ´艸`)

映画が、全てを狂わせる

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「未来世紀ブラジル」「フィッシャー・キング」の鬼才テリー・ギリアム監督が、
長年映画化に挑みながらも様々なトラブルに見舞われ、ことごとく頓挫してきた“呪われた企画”を、
構想からおよそ30年の時を経てついに執念で完成させた奇想天外コメディ。
情熱を失った若手監督が、自分をドン・キホーテと信じる老人に振り回されながら
繰り広げる大冒険の行方を、現実と幻想が入り乱れる奔放な筆致で描き出す。
主演は「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライヴァーと
「天才作家の妻 -40年目の真実-」のジョナサン・プライス。
共演にステラン・スカルスガルド、オルガ・キュリレンコ。 (allcinema より)
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ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001)」は、ジョニー・デップに導かれての鑑賞でした。
(…って、レンタルではなく、今もウチにありますが… w )

苦難の道をトボトボと歩み続けて!? とうとうやり遂げましたね ♪ テリー・ギリアム監督♪

難解なのかな? と思いきや…?
これがとんでもなく面白い素敵な映画に仕上がっていまして…♪
“おもしろうて やがてかなしき” というような風情で? 終盤にはしんみりとした場面も…!?

ともかく、
クスッと笑っちゃうようなノリで始まり、惹き込まれっぱなしの133分でしたね。w

冒頭は、羽の破損した?大風車のある丘でのCM撮影の現場。
“ドン・キホーテ” の世界観を示す大道具等に囲まれて・・・
監督のトビー(アダム・ドライヴァー)は、いまいち興が乗らない…!?

そんなところへ、ボス(ステラン・スカルスガルド)が発破を掛けに顔を出す。

地元の酒場?では、ボスから「留守の間、妻の面倒を見ろ」とっ
ジャッキ(オルガ・キュリレンコ)を押し付けられるトビー・・・。

そのジャッキが、ジプシー風の男から何やら買おうとしていると…?
ジプシー風の “謎めいた男” は、籠から一つ選んでトビーに手渡す…!?
それは、DVDで…?

“トビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった”
                          (official website より)

ジャッキと戯れたりしながら…!?
思いがけなく手にした “思い出” を紐解いてみるトビー・・・。

そこが撮影現場から程近い…!? と知るとっ 
矢も楯もたまらず? 懐かしい村を目指してバイクを飛ばすのだった。

はたして、村は存在していた…!

しかし、馴染みだったカフェに立ち寄ってみるもっ
カフェの主人は、「“映画” のせいで?村人たちは変わってしまった!」と言い・・・
当時少女だった彼の娘は後に、女優になる!と村を飛び出した… と恨みがましく言う始末…!?

その後、トビーは、主役のドン・キホーテを演じてもらった老人に会いたくて、探してみる…。

“靴職人ハビエル” のドン・キホーテ(ジョナサン・プライス)は・・・
今や “自分は本物の騎士だ” と信じ込む!? 哀れな老人となっていた。 

そして、老人はトビーを見るなり、“サンチョ・パンサ” と懐かしそうに叫ぶのだった…!

(この後、すったもんだの “火事騒ぎ” でトビーは窮地に立たされ、そこを彼に救われる!?)

“ドン・キホーテ” に成り切る老人に無理やり、従者のサンチョに仕立てられてしまうトビー…。

こうして、
馬とロバにまたがった、老人とトビーの “大冒険の旅” が始まった。

さて・・・?

実は、
かねてからの御贔屓女優オルガ・キュリレンコの名があったので慌てて観る気になった…!
というお粗末なのですが・・・(汗) 
見逃さずに済んで、まじでホッとしています~ (;^_^A

と言いつつ…!
彼女が出てきたときに… ん? このシュッとした美人女優さんは誰?
と、相変わらずのおまぬけ加減でしたけれど…。(爆)

アダム・ドライヴァーは、このところ見慣れてきたので…?(汗)
最初から演技そのものに集中できて、何よりでございましたが…? (笑)
都会派の青年という風情から、どんどん変貌していく過程が面白かったです!
 “ドン・キホーテ” のジョナサン・プライスとのコンビネーションも最高でしたね♪

ジョナサン・プライスは、私的には今でも「未来世紀ブラジル(1985)」なのですが…?w
好い “老い方” をしていて… 歴代に引けを取らず? ドン・キホーテにピッタリと思えました。
しかも、とても自然で魅力的なお爺さん♪ ( ´艸`)
彼の登場で、場が和む感じがして! たちまち楽しい気分になれました♪

マダムのおかしな晩餐会(2016)」の、印象深いお顔のロッシ・デ・パルマもちょこっと…
あの特徴的な目鼻立ちは、スペインの土に良く馴染みますね!? (汗)
敵か味方かわからぬ? 混沌とした場の雰囲気を益々際立たせる感じ…?(良く言い過ぎ?w)

大活躍の…!? アンジェリカ役 ジョアナ・ヒベイロ は、これが映画デビューらしいです?
クリっとした目が cuteな女優さんでしたけれど… (誰かに似てなくもない…? w)
新人とは思えない “落ち着き” を感じましたし、今後のご活躍が楽しみでもあります…。

強面の?セルジ・ロペス(富豪のロシア人役)は、どこかで見たような…? と思いましたら…
「パンズ・ラビリンス(2006)」の怖い人でしたね~ (笑)

この後、
ドン・キホーテとトビーの “珍道中” に、ボスや、契約相手の?ロシア人等が絡んで参りまして
中世風の大豪邸で行われる仮装パーティー?でのクライマックスへと続くのですが・・・
なかなか凝った展開に、目が釘付け状態でしたっ (ウ^_^ソ) (少々意識が遠退いたり… !? (爆))

一波乱後の、ラストシーン・・・ (て、大幅に端折ってしまいました… w)

トビーは “三人の巨人” に遭遇!? ( ´艸`)

人は変われど、ドン・キホーテは死なず…? ってことなのでしょうか? (意味不明!?)

妄想に囚われた?トビーは、アンジェリカに優しく付き添われて…?
新たな “冒険の旅” へと…!? ?(・_・?) ハテ?

兎にも角にも、素敵な “奇想天外” の連続…!(微笑)
テリー・ギリアムの “世界” をたっぷりと、堪能させて頂きました♪ 

エンディング・クレジットの最後に
「ジャン・ロシュフォール ジョン・ハートに捧ぐ」と出た時には… うぅ と詰まりました。
30年という長きにわたる “歳月” を改めて感じてしまいましたね。

字幕翻訳 松浦美奈さんでした。(^_-)-☆ 納得♪

アダム・ドライヴァー(トビー) CM監督
ジョナサン・プライス(ドン・キホーテ) 元は靴職人
ステラン・スカルスガルド(ボス) プロデューサー?
オルガ・キュリレンコ(ジャッキ) ボスの妻
ジョアナ・ヒベイロ(アンジェリカ “アンヘリカ”) カフェの一人娘?
オスカル・ハエナダ 怪しき “物売り” ?
ジェイソン・ワトキンス 助監督?
セルジ・ロペス ロシア人の富豪?
ロッシ・デ・パルマ ジプシーの女性?

監督・脚本 テリー・ギリアム

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