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私が、生きる肌(LA PIEL QUE HABITO/THE SKIN I LIVE IN) 2011 [わ行の映画]

私が、生きる肌.jpg アントニオ・バンデラス… ( ´艸`)

あなたは、
これを愛と呼べるか――

ジャンル ドラマ/ミステリー/サスペンス
製作国 スペイン
時間  120分

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「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール <帰郷>」の鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、
ティエリ・ジョンケの原作を大胆にアレンジして描く愛と狂気の官能ミステリー。
人工皮膚研究の権威で亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する男を巡る衝撃の秘密を、
予測不能のストーリー展開と斬新かつ色彩美溢れるヴィジュアルでミステリアスに描き出していく。
主演は初期アルモドバル作品の常連で、「アタメ」以来久々の復帰となるアントニオ・バンデラス。
共演は「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ、
「オール・アバウト・マイ・マザー」のマリサ・パレデス。                (allcinema より)   
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ペドロ・アルモドバル監督作はお初が「トーク・トゥ・ハー(2002)」でしたが・・・
奇才?と思い… エロくてヘンテコだけど、このセンスは嫌いじゃないな~ と記憶しています。w
最近では「ペイン・アンド・グローリー(2019)」が、バンデラスも渋めで? いい感じでした。

ところでっ
ヒロイン?のベラ役 エレナ・アナヤはスレンダーボディを武器に?cute に魅せてくれましたが…♪
ワンダーウーマン(2017)」ではマル博士役でご出演… とあるのに私めは特に記憶にナシ…?(汗)

本作では、“囚われ” の役で… 
身に着けているボディタイツ?の色や質感が変わるだけなのですが… (後々にはドレスアップ姿も…!?)

ワケ有って…? (謎)
その都度違う人物のように?印象も変わる…! という不思議さでした。(ニヤリ)

一番新鮮に感じたのは、坊主頭の時かなぁ? 小鹿のような?少年のような? ( ´艸`)
本当に細くて…! 俊敏な動きがカッコイイのに、かえってエロスを感じたりしてしまいました。w

しかし、内容的には べらぼうな話で…? 
いくら何でも… あれは無い…! (¬、¬; と思わなくてはいけない… ところなのでしょうが?
愛があればいいんじゃない? なんて… 倒錯した世界を肯定してしまいそうになった私でございます。

冒頭は、2012年 トレド
“EL CIGARRAL エル・シガラル(特定の?不動産とか大邸宅 等々…? 元の意味は “煙草” らしい?)”
という表札を掲げた大邸宅の一室では・・・
ベラ(エレナ・アナヤ)が、神妙な面持ちで? ヨガを実践中…。
ベラは全身を覆う、肌色の薄手の “ボディタイツ” のみを身に着けている。

厨房では、ベラ用の食事が用意され、要望があった品と一緒にエレベーターに乗せて届けられた。
ベテランの?メイド、マリリア(マリサ・パレデス)は、監視カメラの映像でベラをチェック…!?

館の主であるロベル・レガル(アントニオ・バンデラス)は、
最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威として知られる世界的な形成外科医。
今日も学会があったが… 帰りに産科医院に寄り、“素材” を密かに?入手して自宅に持ち帰る。

石造りの邸宅には、手術室も完備された研究室が在り、そこで彼は一人で “実験” に没頭する。

彼にはガルという妻がいたが、12年前に交通事故で全身に酷い火傷を負い、非業の死を遂げていた。
それ以来、彼は何かに憑りつかれたように…?  “人工皮膚” 造りに執念を燃やすことに…!?

ひと段落ついて、母屋の自室に落ち着いた彼は・・・
いつものように、大きな画面に映し出されるベラの寝姿を愛でるのだった。

それから彼は “アヘン” の入った箱を持って、ベラの部屋の鍵を開けるのだが・・・
そこには、身体中ためらい傷?だらけになったベラが横たわっていた…!?

傷の手当てを続け乍ら・・・
「いつまで続くの?」「わたしはもう終わらせたい」というベラに
「自殺したいなら 首の血管を切れ」と言いつつ・・・
「ここまで皮膚が柔らかいとはなぁ」と、関心事は皮膚のみ…!?

あるパーティーの席上で “遺伝子導入” を否定しないロベル・レガルに、会長が釘を刺す…!
「これ以上続けると学会に通報することになるぞ」
すると「火傷で死んだ妻に捧げるため…! あくまで個人的な研究です」と言い逃れを…。

同僚の医師は、彼の “もう研究は出来ない” という言葉を聞くと、心底残念がったが…!?
「また “エル・シガラル” で手術を再開すればいい…  患者たちが喜ぶ…!」と意味深な事を言う。

ある日、創が癒えたベラが、また同じ質問をぶつけてみた時
「もう完璧だ 世界一の膚を自慢して良いぞ」という答えが返って来た…。

ベラの本心はどこにあるのか? 
真剣な眼差しになり…! 今度は “色仕掛け” めいた攻め方をし始める…!?

「普通の人たちみたいに一緒に暮らせない?」

ロベル・レガルは「我々は普通じゃないんだ」と返答したものの、動揺は隠せなかった。

ダイニングルームでは・・・
メイドのマリリアが「別の顔にすべきだった…! 似過ぎているわ」と苦言を呈する…!?

更に・・・
「ベラをどうするつもり? 殺すか? 永久に監禁する? …きっと自殺するわ 物語は繰り返す…」
と言いつつ…「早く始末しないと、ベラへの想いがふくらんで貴方を癌のように蝕むわ」と心配を…。

「私の気持ちがわかるのか?」と苛立つロベル・レガルに・・・
「まるで母親のように…!」と言うマリリアの表情は冷ややかだった。

他の使用人をクビにしろ と言われ、そうした日に、マリリアに訪問者があった…。
それは、“虎の仮装” をした巨漢だったが・・・

さて・・・?

これは、観たくなった方がおられた時の為に、ネタバレは厳禁かと思われまする。( ´艸`)

“倒錯の極み” でありながら、超 “魅惑” の120分であった と、申し上げるに留めておきませふ♪

チャプター(参考までに)
1.プロローグ
2.禁断の実験
3.歪んだ愛
4.仮装の訪問者
5.狂気の暴走
6.衝撃の過去
7.6年前
8.全ての元凶
9.復讐の影
10.深まる傷
11.罪の代償
12.脱出
13.自我と現実
14.疑惑
15.惨劇の一夜
16.驚愕の真相

アントニオ・バンデラス(ロベル “ベルト”・レガル)
エレナ・アナヤ(ベラ・クルス)
マリサ・パレデス(マリリア)
ジャン・コルネット(ビセンテ・ピニェイロ)
ロベルト・アラモ(セカ)
ブランカ・スアレス(ノルマ)
スシ・サンチェス(ビセンテの母親)

脚本 アグスティン・アルモドバル

監督・脚本 ペドロ・アルモドバル

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