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孤独の暗殺者 スナイパー(LA RESISTANCE DE L'AIR/ THROUGH THE AIR) 2014 [か行の映画]

孤独の暗殺者 スナイパー.jpg レダ・カテブ & リュディヴィーヌ・サニエ ( ´艸`)
愛する家族を守るため、
射撃王はヒットマンとなる!

ジャンル アクション/サスペンス
製作国 フランス  
時間 98分

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愛する家族のため、孤独なヒットマンになった射撃チャンピオンを描くサスペンスアクション。
家族と幸せな日々を過ごしていたヴァンサンだが、
病気で倒れた父親を引き取ったことで状況が一変。
金策に悩むヴァンサンの下に、ある相談が持ち掛けられる。    (TSUTAYA DISCAS より)
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レダ・カテブと申しますと… 最近のご出演作はほとんど見ているのですが・・・
デビュー当時のはもちろんのこと? 「ゼロ・ダーク・サーティ(2012)」は未見です。(汗)
全くの想像でナンですが、銃を持つような役柄だったのかな? と…!? (;^_^A

本作は、“射撃” がテーマ。
以前から何気に “スナイパー” 好きな私めでございますが…? (ニヤリ)
今回は… レダ・カテブがスナイパー!?  ( ̄ο ̄;  
・・・と、最初は意外な気がしました。
(ギタリストじゃなかったの? と、まだ “ジャンゴ” を引き摺っておりまする… ( ´艸`))

平常心の時には、盤石!? というくらいのヴァンサンでしたが・・・
プロになり… 的が “動く人間” ということで…!? (標的は男女の区別はない…)
時には、勘が鈍ることもある!?  
というところがミソでしょうか?(汗)

どんどん崩れていくヴァンサンを見ているのは辛いものがありましたけれど・・・
地味ながらも…? 脚本の巧さを感じることでもありましたね…!? (偉そうに…!(^_^ゝ)

トマ・ビデガンは「預言者(2009)」から始まって…!?
ジャック・オーディアール監督作品の常連の脚本家なのでした。
(男っぽい作品と言うのか? 独特の “渋さ” に惹かれて結構観ております。 w)

本作は… ともかく全編を通して、渋くて地味な印象ではありましたね。(汗)

そんな中、リュディヴィーヌ・サニエの母親役はどうかしら? と恐る恐る…!?( ´艸`)

観なくなって久しい彼女なのですが・・・(劇場鑑賞は “ジャック・メスリーヌ” 以降ナシ!?)
それなりに落ち着いた女性に映り… というか、少々老け込んだかな? なんて思ったり…?(汗)

でも、流石の色っぽさ♪ f^_^;
艶なるポーズは取るものの? 品位を損なわない程度…?( ´艸`)  それも佳きかな♪ と思いました。

冒頭は、真昼間…
ものを食らい乍ら、他人の家を徘徊する!?  刺青&スキンヘッドの怪しげな男。
やがて男は黒い目出し帽を装着後・・・ 
家族の目の前で男性を撃ち殺し!? 悠然と去って行く。

一方、郊外の川辺の土地にポツンと佇む!? 建築途中の家では・・・
デルフィーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ)が興奮気味に? 家のレイアウトを熱く語るのだが…
夫のヴァンサン(レダ・カテブ)や、彼女の妹夫婦は にこやかに聞き役に回っている…!?
(妹の夫フィリップは歯科医師で、夫婦二人だけの裕福な暮らし振りだった…?)

帰りの車中で… ヴァンサンが建築費のことで妻にそれとなく苦言を…!?

デルフィーヌは当然のように?妹夫婦に対して “返す当てのない” 借金を目論んでいる…。

ヴァンサンは “尊厳” という言葉を持ち出して、やんわりと妻をなじるのだが…!?
逆に、“不甲斐なさ” を指摘されてしまい… 「追い詰めないでくれ」と言わざるを得なくなる…。

しかし… タイミングよく目覚めた!?
後部座席の幼い娘アレクシアに助けられる形で…? 夫婦に笑顔が戻るのだった。

射撃練習場では・・・
ヴァンサン(レダ・カテブ)が、いつものように Cool に的を見据えていた。

(タイトルコール)

終了すると、射撃クラブの会員を集めて… 
マネージャー?のJ.P.(パスカル・ドゥモロン)からフランス開催の国際大会の話が…!

上位三名を代表に選出する ということで、ヴァンサンは “成績優秀” と持ち上げられるのだが・・・
その途中でケータイが鳴り…!? 中座して出てみると、父が入院している病院からだった。

面会に訪れるヴァンサン…。
間もなく集中治療室から出られます  という医師からの話で・・・(脳卒中らしい…?)
その後は、ソーシャルワーカーに頼めば、リハビリや施設を手配してくれる と言うことだった。

・・・父アルマン(チェッキー・カリョ)は、ヴァンサンの自宅に引き取られることになる。
(妻子が家を出ていった後は、家政婦のエヴリーヌに世話を頼むことに…! ネタバレ?)

デルフィーヌが楽しみにしていた家の建築現場では・・・
長らく工費が支払われないことで、職人が引き上げる騒ぎに…!?
デルフィーヌは懇願するが・・・
「期限は2週間以内、それ以降は解体する…!」 とまで言われてしまう。

そんな折・・・
射撃クラブの壁に張り出された、ヴァンサンの輝かしい過去の雄姿をしげしげと眺める男の姿が…。

ルノー(ヨハン・ヘルデンベルグ)は、ヴァンサンに近づくのに積極的だった。

初心者の彼からの “コツについて” の質問に応えて・・・
「上手く行った時の動きを覚えておいて 常に再現できるよう練習する」とヴァンサン。

ルノーが、精神科医の詭弁だ と茶化すと…!?
「あとは自分と標的と空気があるだけ」と。

その後も、ルノーは好んでヴァンサンと交流するのだったが・・・

さて・・・?

ヴァンサンは “射距離 300(m)” をやっているのですが、ルノーはピストルでした…。
ルノーは話好きな明るい男で…!?
悩み多きヴァンサンは、つい気を許してしまうのですね…。

普段は真面目に働く電気関係?の技師らしきヴァンサンは
新築の家の為に多額の借金をし、父親を施設に入れる金もない という状態を不本意に思う…。

そこでイイ味を出すのは、半身不随らしき父親アルマンを演ずるチェッキー・カリョ。 ( ´艸`)
(「マグダラのマリア(2018)」でも、マリアの父役で存在感のあるところを見せていましたけれど…)

パリのアパルトマンで一人暮らしを…  というと悠々自適か? と思ってしまうところですが
昔から酒や女に弱い男のようで? 万事だらしがない という・・・!?(汗)
爺になっても、身体が不自由になっても “お盛ん” でしたね…! w

嫁のデルフィーヌに向ける “圧” は生々しく…!? ウゲゲと思ってしまう程でした…!? (¬、¬;
ともかく下品な爺…!(苦笑)

しかし、5歳の時に母がいなくなったヴァンサンにとっては大切な肉親というわけです…。

ルノーの口車に乗せられる感じで、悪事に手を染めて行くヴァンサンですが・・・
“気の毒” な男…
という単純な見方も出来ないのが、悩ましいところですね…!? w
また、そこが面白い!  とも言えますけれど…。  (^_-)-☆

いろいろ複雑な?レダ・カテブを見ることが出来、ある意味 新鮮な印象を受けました…。(微笑)

見所は、やはり “仕事” に掛る時の一連の儀式とでも申しましょうか?
“集中” の場面は、何とも言えぬ恍惚感♪  でしたね…。 ( ´艸`)

的が人間だから、そんなことを言っていられますが…!? (爆)
ブタちゃんの時には、そんな殺生なぁ  ( ̄ο ̄; と思ってしまう私めでございましたっ w

紆余曲折を経て、親子三人の逃避行? で幕となるのですけれど・・・
お子は別として… 夫婦の表情が微妙なのが…? なんだかなぁ (´0`) という感じでした。(汗)

レダ・カテブ(ヴァンサン・カヴェル) 射撃の名手 
リュディヴィーヌ・サニエ(デルフィーヌ・カヴェル) ヴァンサンの妻
チェッキー・カリョ(アルマン・カヴェル) ヴァンサンの父
ヨハン・ヘルデンベルグ(ルノー) 裏社会のスカウトマン? “殺しの仲介” 屋!?
ロール・ドゥ・クレルモン=トネール(ヴァレリー) デルフィーヌの妹
パスカル・ドゥモロン(J.P.) 射撃クラブ代表?

脚本 トマ・ビデガン
   ノエ・ドゥブレ

監督 フレッド・グリヴォワ

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末尾ルコ(アルベール)

リュデイヴィーヌ・サニエもそうですが、昨今のフランス女優、継続して作品を観ることが難しくなっていて、作品輸入の問題が大きいのでしょうが、今ひとつ個々の女優に肩入れし難くなっているような。だからつい堀田真由に走ってしまうとか(笑)。
今作は観てますが、90分台の引き締まった内容。こういう映画、大好きです。                          RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2021-03-22 05:42) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
これは、暗いままで突き放されて終わり…?
みたいな作品でしたが、妙に惹かれてしまうものがありました。(汗)
リュディヴィーヌ・サニエ嬢はまだまだ未見の作品がありますので、追ってみたいと思います。w
堀田真由嬢もね… (^_-)-☆
by Labyrinth (2021-03-22 11:36) 

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