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ライフ・イズ・ビューティフル(LA VITA E BELLA /LIFE IS BEAUTIFUL) 1998 [ら行の映画]

ライフ・イズ・ビューティフル.jpg マリサ・パレデスが出ていなければ…?( ´艸`)

人生は、たからもの。

ジャンル ドラマ
製作国 イタリア
時間  117分

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カンヌ映画祭で審査員グランプリに輝いた、ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演の感動作。
ナチの強制収容所に収監されたある一家の物語を、ユーモラスかつ温かな視点で描く。
“イタリアのチャップリン”と称される、ベニーニのユーモアと哀しみを交錯させた演出が秀逸。

1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに恋をする。
彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾。
やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていた。
そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る。      (allcinema より)
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ペドロ・アルモドバル シリーズは終わりにしたものの、マリサ・パレデスはまだ見たい♪
ということで… 彼女のお導きのままに本作に辿り着きました。(^_-)-☆
(賛否両論のコメント数に驚くばかりなのですが…!(汗) これもある意味 “不思議映画” ? w)

しかしながら…
“監督・脚本・出演” という事に、とても引っ掛かりまして…!?
イタリアの俳優 ロベルト・ベニーニ という方も全く存じ上げませんでしたし… (汗)
う~む (¬、¬; どこぞの “俺様映画” のようでなければいいがなぁ と…?(笑)

それ以前に?
ロベルト・ベニーニの “芸風” 自体に、アタタ~(>_<) 参った…! という私でしたっ (爆)
俳優さんの好みはそれぞれですので、細かくは申しませぬが…  ポリポリ。
(因みに、本作でアカデミー賞主演男優賞受賞とありますが…  ラストの是非が気になるところ…?)  

軽妙洒脱は大好きなのですが、“軽過ぎ” と “押しの強さ” の混合はどうも苦手…!? (汗)
そして… ロベルト・ベニーニの早口の “喋り” は癇に障りました。(爆)
(って、しっかり言ってますし~ (´-`).。oO)

ところで、マリサ・パレデスは、主人公の祖母という役処でした。(年齢的にも…? w)
お洒落で綺麗な姿で、前半に少しご登場という程度でしたが、やはり存在感はアリアリでしたね♪

そして、忘れてならない方がもう一人…?
「荒野の七人(1960)」 の “不思議青年” チコ役が印象深い…!  (って私だけかも?(^_^ゝ)
ホルスト・ブッフホルツの遺作ということで、それだけでも観る価値アリだな~ と思う私です。

モロ ネタバレでナンですが… (汗)  是非記しておきたいと思いますので、どうかお許しを…!
(この方の役柄のお蔭で、私は好意的に見ることが出来… 作品にも箔が付いたと思えました… w)

ホルスト・ブッフホルツ扮するレッシング医師はドイツ人で “なぞなぞ” マニア。
ロベルト・ベニーニ扮するグイドがホテルの給仕時代に、顧客として顔馴染みになったのですが…
“なぞなぞ” に行き詰まった時、グイドを頼るとヒントをくれたりして、二人は “ツーカーの仲” に…!?

グイドが結婚し、ジョズエという坊やも出来て幸せな生活を送る中・・・
“ユダヤ系イタリア人” だったグイド は “ナチの強制収容所に収監” という事態に…!

最初の身体検査の時… レッシング医師はグイドに気付かなかったが…
“なぞなぞ” の答えを口にすると、ピンと来て…?「グランドホテル」そして「グイド」と…。

ナチの将校たちのパーティーが開かれる時、“給仕” として接客をするグイド。
レッシング医師は周りに気を使いながら、「大事な話がある」とグイドに耳打ちを…!

周りの眼を逃れて二人になった時、グイドは開口一番「妻も(ここに)居るんです」と切り出すが…
レッシング医師は顔色を変えず…!?
友人から出題されたと言う… 解けない “なぞなぞ” をさも深刻そうに話し出すのだった。

・・・という件で私めは、それまで心に有った “偏見” のようなものが消えました。(汗)

そして、これもまた “大ネタバレ” で恐縮なのですが・・・f^_^;

戦局が不利になったと、“敵” がバタバタし出す中… 
グイドは、この機を逃すな! とばかりに… 一家で逃げ出そうと、行動を起こします!
ところが、別棟にいた筈の妻の姿が無く、奔走する内に “敵” に見咎められ、捕まってしまう。

グイドは、隠れている息子ジョズエの目の前で精いっぱい “おどけて” 連行されていくのですけれど…
建物の陰に姿が消えた後、数発の銃声がっ  ( ̄ο ̄;

・・・という件では、少なからぬ衝撃と共に、結末がどうであれ、これは肯定するしかないな~ と。

冒頭は・・・ 1939年 イタリア アレッツォ

二人の男が乗ったオープンカーは、ブレーキが故障して… 山から危なっかしく下って来る…!?

何故か? 道の途中で “国王” の車列の前に飛び出してしまい・・・
町の入り口で “国王歓迎” の為に待機している人たちに勘違いされ、それこそ大歓迎される♪ w
(遅れてきた国王夫妻は キョトーン状態…? (¬、¬;)

町外れの一角にクルマを止めて、故障個所をフェルッチョが懸命に直している時…
傍でおじゃま虫状態のグイドは、頼むからあっちへ行ってて! と言われてしまう。

そんなグイドが、近くの農家の井戸水を借りて汚れを洗わせてもらっていると…
悲鳴がして…!? 納屋の上の方から若い女性が転げ落ちて来た…!? 

咄嗟の事だったが、機敏に対処したグイド・・・
蜂に刺された! と彼女が言い出したので、即 脚に吸い付き…!?  ( ̄ο ̄;
一気に “蜂の毒” を吸い出すのだった…!?

お礼に何か…! という彼女の言葉に甘えて… 産みたて卵を数個ボッケに詰め込む。
(伏線なのはわかるのですが…  ワザとらしい とか あざとい とか言う結果になり?残念な事で… w)

クルマの故障も直り・・・
グイドはフェルッチョを連れて、これからお世話になる叔父の家に向かう。
ジオ叔父の家は、街中にあり… 骨とう品で溢れた、立派なお城のような佇まいだった…!?

叔父自身は長くホテル住まいで…? ここは自由に使って良い と言われていたのだが・・・
グイドが訪ねた時、押し入った “不良ども” が何かを盗んで逃げて行くところだった…!? ( ̄ο ̄;

翌日、フェルッチョは初仕事で家具店に…!
グイドは、この町で本屋を開こう と、申請するため市役所へ寄ってみる…。
ところが、担当の係が不親切で…? スムーズに進みそうになかった…!?

とりあえず、叔父が給仕長を務めるホテルで、給仕として働き始めることになるのだが・・・

さて・・・?

“出来事” を文字にしますと、こんな感じなのですが…?
実際は、ロベルト・ベニーニ始め、フェルッチョやジオ叔父さんに至っても、皆 芸達者…。w
(競い合うように…?早口での台詞が…! ( ´艸`))

この後、空から降ってきた “お姫様” ドーラと街中で偶然再会することになるのですが・・・
彼女は小学校の教師で、市役所の誰かと婚約中の身なのでした。

彼女を如何にして “ものにするか” が前半で、明るく賑やかに描かれます。(荒唐無稽!? w)

それに反して、後半は前述のような展開になり・・・
賛否両論で盛り上がるような? 結末に辿り着くと言うワケです。

そんなことで、私的には涙も感動もなく…!? (ウ^_^ソ)

ラストの、成長したジョズエの独白は、心に染みたかも…!

「これが私の物語
 父が命を捧げてくれた
 私への贈り物だ」

私めは、また不思議なものを見せてもらったな~ と、マリサ・パレデスに感謝なのでしたっ  

マリサ・パレデスの娘…  “お姫様”ドーラの役で、ニコレッタ・ブラスキがご出演ですが
彼女はロベルト・ベニーニの奥様で、何度も共演されているのだそうです。
(お顔を見て… スペインのユニークな女優ロッシ・デ・パルマを思い出してしまうのは何故?w)

最後になってしまいましたが、“主役” は坊やのジョズエでしたね。
ジョルジオ・カンタリーニは、これ1本しか出ていないようですが、自然な演技で上出来…♪ ( ´艸`)
(特典映像の “メイキング” では、大変だった! と監督が英語で! ボヤいてらっしゃいました…w)

1.オープニング
2.降ってきたお姫さま
3.タマゴ騒動
4.給仕の職
5.医者となぞなぞ
6.監督官のお話
7.劇場で
8.雨の中、僕は踊る
9.婚約発表
10.私を連れてって
11.ジョズエとママとパパ
12.忍び寄る影
13.パパと汽車に乗ろう
14.収客所に到着
15.ゲームのはじまり
16.“シャワー” は嫌い
17.君の夢を見たよ
18.喋ったら負け
19.医者の大事な話
20.愛の調べ
21.明日ゲームは終わる
22.ドーラはどこに
23.一等賞の朝
24.エンド・クレジット

ロベルト・ベニーニ(グイド)
ニコレッタ・ブラスキ(ドーラ)
ジョルジオ・カンタリーニ(ジョズエ)
ジュスティーノ・デュラーノ(ジオ叔父さん)
セルジオ・ブストリック(フェルッチョ)
マリサ・パレデス(ドーラの母)
ホルスト・ブッフホルツ(レッシング医師)

監督・脚本・出演 ロベルト・ベニーニ

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