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わたしは最悪。(VERDENS VERSTE MENNESKE/ THE WORST PERSON IN THE WORLD) 2021 [わ行の映画]

わたしは最悪。.jpg 今、最悪な状態なの? それとも “性悪” って意味?( ´艸`)

人生は選択――時々、運命。

ジャンル ロマンス/ドラマ
製作国 ノルウェー/フランス/スウェーデン/デンマーク
時間  128分
映倫 R15+

THE WORST PERSON IN THE WORLD → 世界で最悪の人物 (これならわかる?(苦笑))

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「母の残像」「テルマ」のヨアキム・トリアー監督がアラサー女性を主人公に、
自分に正直に生きることを貫く奔放なヒロインの恋と葛藤を
繊細かつヴィヴィッドに描き出した異色のラブストーリー。
主演は本作が映画初主演ながら第74回カンヌ国際映画祭でみごと女優賞に輝いた
レナーテ・レインスヴェ。
共演にアンデルシュ・ダニエルセン・リー、ヘルベルト・ノルドルム。
 
学生時代はそれなりに成績も優秀だったユリヤ。
しかし何になりたいかが決められないまま、次第に焦りと不安を募らせていく。
グラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルとの良好な関係も、
家庭を築きたいという彼の告白に、かえって迷いは増すばかり。
そんな時、たまたま紛れ込んだパーティ会場で若い魅力的な男性アイヴィンと出会い、
心惹かれていくユリヤだったが…。              (allcinema より)
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調べてみましたら「母の残像(2015)」は観ていました。(汗) 記憶が曖昧ですが…? (笑)
なんとヨアキム・トリアー監督は、“ラース・フォン・トリアーの遠縁にあたる” そうです。
観客に衝撃を与えがち?という意味では共通点があるのかも…? ( ´艸`)

しかし… 読後感と言っては変ですが f^_^; 見終わってからの “ほろ苦さ” はどうでせふ…!?

人生も終盤に入った私めにとって… 現実に引き戻される後半は、切な過ぎて辛うございました。
でも、けっして嫌いじゃない…!? この感覚… (;^_^A
モヤモヤしているものをハッキリとした言葉で表現され…! むしろ心地良さを覚えたような…!?

若い子?の軽いお話か? と思わせて、実は人生の深淵を “チラ見せ” するような…?(言い方が変?w) 
こうなったら前作の「テルマ(2017)」も必見という事になりますかね?  ってそっち? (^_^ゝ

ところで…
いみじくもAさまがご指摘されました “生理的に合わない” 描写等は、確かに悪趣味の極みかと…!
エロ・グロ・ナンセンス好きを自認する私めも流石に、笑えない… と、興醒めでしたっ (苦笑)

他にも…?
あぁ~ こーゆーのに拘るタイプの作り手なんですね? と思われるシーンもあるわけですが・・・
(一例として、煙草の煙を官能的に? “やり取り” する!? みたいな?w)

ともかく、何でも自然にこなしてしまうヒロイン・ユリヤの悪びれない姿に引きずられて…!?
と言うか?演じ手のレナーテ・レインスヴェの “不思議な魅力” に押し切られた感アリ…? (;^_^A

いずれにしましても、久々にユニークなものを見せて頂いたな~ と思うことしきりでした。w

“昔人間” の私めは、形あるものを大事にしたい派ですので…!(笑)
ユリヤの恋人アクセルの “台詞” に対して…   イチイチ共感しちゃったり…? (^_^ゝトホホデス。

アクセルは、ユリヤよりだいぶ?年上ということで…  そろそろ “落ち着きたい世代” なのですが…?
まだまだ “落ち着きたくない” ユリヤを理解出来ず…! 結局は彼女に袖にされてしまうことに…!?

その後の彼の “運命” に切ないものを感じてしまった私めでございます…。f^_^;
前述の “ほろ苦さ” というのは彼にも起因することでした。

ところで…
アクセルを演じたアンデルシュ・ダニエルセン・リーはヨアキム・トリアー監督作品の常連さん…!?
因みに、本作は・・・
「オスロ、8月31日(2011)」「リプライズ(2006)」に続く、オスロ三部作のラストを飾る作品だそう…。

(その他の作品で「パーソナル・ショッパー(2016)」にもご出演でしたが、記憶が曖昧です?(苦笑))

冒頭は、タイトなドレス姿の若い女性の、シャープなフォルムを強調する様な…!?
“横向き” のポーズを、割と長めに…! (ヒロインはこんな子ですが、何か…?  と言わんばかり?w)

そこはバルコニー…?
遠くには青い山脈が、手前には滔々と流れる河川が映り込んでいる… というオスロの街の風景…!?

そして最初に… プロローグとエピローグ と12章の物語からなる…! 的な断り書きがありました。
(“小説のような章仕立て” は “彼女の生き方を網羅できる” と言う監督のアイディアだそう… official より)

・・・30歳ちょっと手前のユリヤの来し方が、ドライな語り口で披露される…!?
(これはユリヤ自身の告白と言うスタイルだったっけかな? ?(・_・?) ハテ?)

“子供の無邪気さと愚かさ、大人のずるさと賢明さが混在する” (official website より抜粋)

自由奔放というのか?
天真爛漫とも言えるのか?

そんなユリヤをレナーテ・レインスヴェは実に大胆に、楽し気に演じて魅せてくれましたが…♪
また… 負の感情表現にも長けていると思われました。(女優賞総なめ…? 的な? f^_^;)

それにしても、予想外に? ほろ苦い映画ではありましたね。

レナーテ・レインスヴェ(ユリヤ) 書店の店員 バイト?
アンデルシュ・ダニエルセン・リー(アクセル)
ヘルベルト・ノルドルム(アイヴィン)
ハンス・オラフ・ブレンネル

脚本 エスキル・フォクト

監督・脚本・製作総指揮 ヨアキム・トリアー

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