魂のまなざし(HELENE) 2020 [た行の映画]
“女流” と言うなかれ…! ( ´艸`)
ヘレン・シャルフベック (1862年7月10日-1946年1月23日)
ヘレン・シャルフベック (1862年7月10日-1946年1月23日)
ひたむきに真実を求め続けた彼女の
最後のそして終生の愛と友情
ジャンル ドラマ/伝記/アート
ジャンル ドラマ/伝記/アート
製作国 フィンランド/エストニア
時間 122分
「彼女の誕生日7月10日はフィンランドにおいて絵画芸術を祝う国民の日に制定されている。」
(official website “Helene Schjerfbeck” より抜粋)
「彼女の誕生日7月10日はフィンランドにおいて絵画芸術を祝う国民の日に制定されている。」
(official website “Helene Schjerfbeck” より抜粋)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックの人生を映画化した伝記ドラマ。
ヘレンの画家人生の転機となる1915年から1923年に焦点を当て、
男社会の中にあって画家としても女性としても自立した存在として生きようとする姿と、
はるかに年下の青年画家との恋と友情の物語を、北欧の美しい自然をバックに描き出していく。
主演は「ファブリックの女王」のラウラ・ビルン、
共演にヨハンネス・ホロパイネン、クリスタ・コソネン、ヤルッコ・ラフティ。
監督は「ヒラリー・スワンク ストーカー」「ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線」
のアンティ・J・ヨキネン。 (allcinema より)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
“ヘレン・シャルフベック” という画家は、失礼ながらまるで存じ上げず・・・(汗)
の筈ですが…? Wikipedia 情報では・・・
2015年に東京芸術大学 大学美術館における「東京展」を皮切りに日本各地で…?
展覧会「ヘレン・シャルフベック-魂のまなざし」が催されたようでした。
(“日美” でも取り上げていたりして? (汗))
では、何故観たのか? と、申しますと… 予告編で非常に引っ掛かる箇所があったからです。
それは、三人での食事のシーンで・・・(大きなお肉が美味そう♪)
無愛想な顔をした老婦人が…「男性が先!」的な台詞で、ヒロインの無作法?を嗜めるのですが…!?
これは是非全容を見定めねばっ ( ̄ο ̄; と、私めは、観る気満々になったわけです。w
“ヘレン・シャルフベック” という画家は、失礼ながらまるで存じ上げず・・・(汗)
の筈ですが…? Wikipedia 情報では・・・
2015年に東京芸術大学 大学美術館における「東京展」を皮切りに日本各地で…?
展覧会「ヘレン・シャルフベック-魂のまなざし」が催されたようでした。
(“日美” でも取り上げていたりして? (汗))
では、何故観たのか? と、申しますと… 予告編で非常に引っ掛かる箇所があったからです。
それは、三人での食事のシーンで・・・(大きなお肉が美味そう♪)
無愛想な顔をした老婦人が…「男性が先!」的な台詞で、ヒロインの無作法?を嗜めるのですが…!?
これは是非全容を見定めねばっ ( ̄ο ̄; と、私めは、観る気満々になったわけです。w
やはり、観て良かった~(´0`) これを見逃しては悔やまれる~ という、大好物の作品でした♪
不思議映画好きから言わせて頂ければ、とても興味深い “不思議な伝記映画” だったと思われまする。
余談で恐縮ですが… 予告編で気になった老婦人の “顔” なのですけれど…?
実は、Wikipedia に載っているヘレン・シャルフベックの写真に凄く似ているので吃驚しました!(汗)
ヒロインは美人女優が演じているので…!(爆) “凄まじさ” も美的に映るというものですけれど…?
って、とても失礼なことを言ってしまったかも…?? スミマセン (大汗)
ところで、また変な話でナンですが…
田舎の質素な暮らしぶりが余りにも印象強烈で…!?
ヘレンが絵を描くにしても、絵の具代はどうして捻出するのだろうか? とか?
余計な事が気になってしまいましたが・・・ (^_^ゝ ポリポリ
後々に、ドレスはファッション誌を参考に、“手回し” のミシンで老母が縫う… というところがあり…!
思えば、“灯り” も蝋燭だったりしたので、そういう時代だったのだな と思った次第です。(無知マルダシ)
印象的と言えば…
バックに流れるピアノの素敵な事と言ったらなかったですね~♪
これ程ピアノの音を美しいと感じたのは久々な気が致します。w
台詞(フィンランド語?) は穏やかな響きなのに、内容はなかなか辛辣なもので…!?
冒頭のインタビューの場面から、緊張感が持続し、最後までそれは途切れませんでした。
静謐な… というのか? 端正な… と言ったら良いのか?
ともかく “絵面?” の美しさには、思わず唖然とするくらい? 心惹かれる場面が多々ありました。
ヘレンが画業に精進する姿は、迫力と共に凛とした美しさがあり、心打たれましたが・・・
(ペインティングオイルの匂いが漂ってきそうな…?)
海辺や、田舎の風景など、ロケーションの素晴らしさも、見所となっていましたね。
冒頭は… 久々にインタビューを受ける熟練の画家ヘレン・シャルフベック(ラウラ・ビルン)
「話すことは苦手… (そんなつもりはなくても?) いつも人を怒らせることになるので…」
“何故戦争や貧困を描く? 女流作家にふさわしくないのでは…?” との問いには…
「画家が描くときは… 作品の説明など考えない 着想は内側と外側から同時にわき起こる」
「“女流” と言われたくない… 一人の画家として見て欲しいから!」
(これらの言葉で彼女の為人が端的に現され、伝わったように思われました…)
緑の多い広い敷地に立つ古い家で、老母と二人きりの生活・・・(ドアのペンキのハゲ具合が著しい…?)
水道もないような環境ながら… 慎ましい、キチンとした暮らしぶりが描かれる。
ヘレンは黒いスモックを羽織り、共布の?ベルトをシュッと締めて…! 絵を描き始める。
(質素でありながら美しく見える…? 素敵な装いに思わず カッコイ~ィ♪ w)
そんなある日・・・
画商のヨースタ・ステンマンが、若いアマチュア画家のエイナル・ロイターを伴ってやって来る。
そして、家中に無造作に置かれていた埃だらけの絵画を見て、その出来栄えに驚嘆…!
彼は、159枚の絵を買い付け、首都ヘルシンキでの大規模な個展開催を決意する。
同行した青年エイナルは、ヘレンとその作品の熱狂的な崇拝者!?
最初から憧れの眼差しで彼女に接するのだが、ヘレンは素っ気ない素振り…?(年の差が19歳?)
やがて、ヘルシンキでの個展となり、ヘレンは久々の “都会” で、気後れしていたのだが…?
エイナルは、ヘレンをお茶に誘って、気を引き立てる。 (個展は大盛況)
親しくなったエイナルは、ヘレンの元を度々訪ねて来るようになる…。
ヘレンのために “蘭の花” を植えよう! と、陽気に農作業に勤しんだり…!?
ヘレンの老母も交えて、和みの時間を過ごしたり…!?
そうこうしている内に・・・
タンミサーリに別荘があるので行ってみませんか という話を持ち出すエイナル…!? ( ̄ο ̄;
・・・ヘレンは海辺の瀟洒な別荘に、エイナルと二人きりで寝泊まりし、二人並んで絵を描いた。
エイナルは、「あなたの伝記を書きたいと思っている」と言い出して、許可を願うのだが・・・
ヘレンは、「あなたを描かせて」と。
海から上がったエイナルの若い肉体に魅せられてしまったヘレンは・・・
エイナルが呆れてしまう程…? 何時間も彼をモデルに描き続けるのだった。
そんなことがあった後・・・
森林保護官であるエイナルは、仕事に専念…!?
手紙も寄越さず、永い事ヘレンに不義理をすることに…。
年甲斐もなく… 恋に落ちた…? ヘレン・・・ 心は千々に乱れる…!?
女友達のヘレナ・ヴェスターマルクは、いつも寄り添ってヘレンの心の支えとなるのだが…。
(彼女は実在の人物ではなく、沢山居た友人たちを一人に集約した姿のようです…? “装苑” 情報)
不思議映画好きから言わせて頂ければ、とても興味深い “不思議な伝記映画” だったと思われまする。
余談で恐縮ですが… 予告編で気になった老婦人の “顔” なのですけれど…?
実は、Wikipedia に載っているヘレン・シャルフベックの写真に凄く似ているので吃驚しました!(汗)
ヒロインは美人女優が演じているので…!(爆) “凄まじさ” も美的に映るというものですけれど…?
って、とても失礼なことを言ってしまったかも…?? スミマセン (大汗)
ところで、また変な話でナンですが…
田舎の質素な暮らしぶりが余りにも印象強烈で…!?
ヘレンが絵を描くにしても、絵の具代はどうして捻出するのだろうか? とか?
余計な事が気になってしまいましたが・・・ (^_^ゝ ポリポリ
後々に、ドレスはファッション誌を参考に、“手回し” のミシンで老母が縫う… というところがあり…!
思えば、“灯り” も蝋燭だったりしたので、そういう時代だったのだな と思った次第です。(無知マルダシ)
印象的と言えば…
バックに流れるピアノの素敵な事と言ったらなかったですね~♪
これ程ピアノの音を美しいと感じたのは久々な気が致します。w
台詞(フィンランド語?) は穏やかな響きなのに、内容はなかなか辛辣なもので…!?
冒頭のインタビューの場面から、緊張感が持続し、最後までそれは途切れませんでした。
静謐な… というのか? 端正な… と言ったら良いのか?
ともかく “絵面?” の美しさには、思わず唖然とするくらい? 心惹かれる場面が多々ありました。
ヘレンが画業に精進する姿は、迫力と共に凛とした美しさがあり、心打たれましたが・・・
(ペインティングオイルの匂いが漂ってきそうな…?)
海辺や、田舎の風景など、ロケーションの素晴らしさも、見所となっていましたね。
冒頭は… 久々にインタビューを受ける熟練の画家ヘレン・シャルフベック(ラウラ・ビルン)
「話すことは苦手… (そんなつもりはなくても?) いつも人を怒らせることになるので…」
“何故戦争や貧困を描く? 女流作家にふさわしくないのでは…?” との問いには…
「画家が描くときは… 作品の説明など考えない 着想は内側と外側から同時にわき起こる」
「“女流” と言われたくない… 一人の画家として見て欲しいから!」
(これらの言葉で彼女の為人が端的に現され、伝わったように思われました…)
緑の多い広い敷地に立つ古い家で、老母と二人きりの生活・・・(ドアのペンキのハゲ具合が著しい…?)
水道もないような環境ながら… 慎ましい、キチンとした暮らしぶりが描かれる。
ヘレンは黒いスモックを羽織り、共布の?ベルトをシュッと締めて…! 絵を描き始める。
(質素でありながら美しく見える…? 素敵な装いに思わず カッコイ~ィ♪ w)
そんなある日・・・
画商のヨースタ・ステンマンが、若いアマチュア画家のエイナル・ロイターを伴ってやって来る。
そして、家中に無造作に置かれていた埃だらけの絵画を見て、その出来栄えに驚嘆…!
彼は、159枚の絵を買い付け、首都ヘルシンキでの大規模な個展開催を決意する。
同行した青年エイナルは、ヘレンとその作品の熱狂的な崇拝者!?
最初から憧れの眼差しで彼女に接するのだが、ヘレンは素っ気ない素振り…?(年の差が19歳?)
やがて、ヘルシンキでの個展となり、ヘレンは久々の “都会” で、気後れしていたのだが…?
エイナルは、ヘレンをお茶に誘って、気を引き立てる。 (個展は大盛況)
親しくなったエイナルは、ヘレンの元を度々訪ねて来るようになる…。
ヘレンのために “蘭の花” を植えよう! と、陽気に農作業に勤しんだり…!?
ヘレンの老母も交えて、和みの時間を過ごしたり…!?
そうこうしている内に・・・
タンミサーリに別荘があるので行ってみませんか という話を持ち出すエイナル…!? ( ̄ο ̄;
・・・ヘレンは海辺の瀟洒な別荘に、エイナルと二人きりで寝泊まりし、二人並んで絵を描いた。
エイナルは、「あなたの伝記を書きたいと思っている」と言い出して、許可を願うのだが・・・
ヘレンは、「あなたを描かせて」と。
海から上がったエイナルの若い肉体に魅せられてしまったヘレンは・・・
エイナルが呆れてしまう程…? 何時間も彼をモデルに描き続けるのだった。
そんなことがあった後・・・
森林保護官であるエイナルは、仕事に専念…!?
手紙も寄越さず、永い事ヘレンに不義理をすることに…。
年甲斐もなく… 恋に落ちた…? ヘレン・・・ 心は千々に乱れる…!?
女友達のヘレナ・ヴェスターマルクは、いつも寄り添ってヘレンの心の支えとなるのだが…。
(彼女は実在の人物ではなく、沢山居た友人たちを一人に集約した姿のようです…? “装苑” 情報)
ある日ヘレンに… 1通しか出さない と言っていたエイナルから手紙が届く。
そこには、若い女と婚約した旨が綴られてあった!? ( ̄ο ̄; エッ
さて・・・?
ヘレンの怒りと落胆…? その他諸々 (¬、¬;
彼女の荒れ方には壮絶なものが有りました!?
やがて、ヘレンは体調を崩すまでになってしまいますが…。
(病院で過ごさねばならない ヘレンに、ヘレナ・ヴェスターマルクが詩を読んで聞かせたり…)
元々ヘレンは、幼少期のアクシデントで足が不自由な人でしたが・・・(杖が必要)
その時は、ベッドで寝た切りのような状態に見えてしまいました。(汗)
ヘレンは手紙をよく書く人のようで、エイナルとも手紙のやり取りをしていたようですけれど…?
会いたくはない! とずっと拒絶していたのに、或る時 “許可” を出すのです。
エイナルは、若い妻を伴ってやって来て、悪びれる風など微塵もない…?(爆)
ヘレンと二人きりで話すことになっても、にやけて! 可愛いとか何とか…!? (¬、¬;
若い妻の話を続ける訳ですが・・・ その時、ピシャリと横面を張られて “我に返る” エイナル!?
まぁ、そんなことが有ったにしても…?
その後の二人の “友情” は長く続いたようでございます。
Wikipedia 情報ですが、ヘレンは一度婚約して破棄される という過去があったようです。
どんなお相手なのか?わかりかねますが…。
おそらく、ヘレンにとってエイナルとの恋が最初で最後の恋だったのでは…? なんてね。(^_^ゝ
ともかく、ヘレンを見事に魅力的に演じたラウラ・ビルンの功績を称賛したい気持ちです。
“男社会の中にあって画家としても女性としても自立した存在”
正に、そんな感じの人物を、鮮やかに体現していたと思います。
貫録の佇まい… 素敵♪ の一言。 (^_-)-☆
だからと言って、ヘレン・シャルフベックの絵をもっと見たい と思うわけではないのですが…。(苦笑)
ラウラ・ビルン(ヘレン・シャルフベック) フィンランドのモダニズム画家
ヨハンネス・ホロパイネン(エイナル・ロイター) 森林保護官でアマチュア画家 熱狂的な崇拝者
クリスタ・コソネン(ヘレナ・ヴェスターマルク) ヘレンの親友
エーロ・アホ
ピルッコ・サイシオ
ヤルッコ・ラフティ(ヨースタ・ステンマン) 画商
監督 アンティ・J・ヨキネン
監督 アンティ・J・ヨキネン
コメント 0