ロスト・フロア(SEPTIMO/ 7TH FLOOR) 2013 [ら行の映画]
ベレン・ルエダ 7作目 ( ´艸`)
予測不可能!
絶望の淵に待ち受けていたものは―。
予測不可能!
絶望の淵に待ち受けていたものは―。
ジャンル サスペンス
製作国 スペイン/アルゼンチン
時間 88分
Séptimo → 7階
【2015年1月~2月開催の<未体験ゾーンの映画たち2015>にて上映。】だそうです。
Séptimo → 7階
【2015年1月~2月開催の<未体験ゾーンの映画たち2015>にて上映。】だそうです。
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『永遠のこどもたち』のベレン・ルエダと『瞳の奥の秘密』のリカルド・ダリン主演のスリラー。
子どもを学校へ送るため、元妻のアパートを訪れたセバスチャン。
階段とエレベーターに分かれて階下へ向かう親子だったが、子どもたちが忽然と姿を消し…。
(TSUTAYA DISCAS より)
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これは、あまり評判は芳しくないようで…? (偏った見方なのかも知れませぬが…?(爆))
その最大の原因は何だろう? と妙に気になり…! つい見てしまったわけでございます。w
う~ん (¬、¬; やはりベレン・ルエダ御出演でなければ、観たくなかったな~ という一作かも。(汗)
「瞳の奥の秘密(2009)」の時のリカルド・ダリンは、これより少し若い感じだったのかな? と。
今回の彼は、初っ端から何だか油ギッシュというのか? 私的には受け入れ難いタイプに見えました。(爆)
そして、気になったのがベレン・ルエダの撮り方…? 扱い方?(綺麗だけどあまり魅力的でない…?(汗))
“おっさん” の方に注力し過ぎて、看板女優をないがしろにしている感アリ…? (¬、¬; プンプン
ま、そんな映画でした。(ウ^_^ソ)
・・・ “サスペンス” 色は濃厚…!?
行方不明になった “子供たち” を必死に探す父親… を、リカルド・ダリンは熱演してみせました。
とは申しましても、前半の “暑苦しさ” と言ったら、もぉ~ 暴力的と言っていいくらい…!?(爆)
セバスチャンの職業は、“敏腕” 弁護士という設定…?
請われればヤバい仕事もやぶさかではない… 的な? “仕事人間” らしく…?
あまり家庭を顧みない人…。(汗) (台詞で、自ら認めていました… (苦笑))
妻のデリア(ベレン・ルエダ)とはすでに? ・・・ともかく今は別居中。
でも、二人の子供に対しての思い入れは強く…!? 積極的に面倒を観たがっている… らしい?w
冒頭は、ブエノスアイレスの近代的な街の佇まいを俯瞰から・・・
クルマを運転中に、仕事の事前打ち合わせ等 こなしたセバスチャンは・・・
子どもたちの学校への “送迎係” として… 手慣れた風情で…? 7階の妻の住まいを訪れる。
「一緒に!」と言われていたのに、子どもたちに階段で降りることを許可して、自らはエレベーターで。
(先に家を出た妻からは、子どもに飲ませる1錠の薬を託され、忘れずに手渡すように言われていた…)
・・・はたして、エントランスに子どもの姿は無く…?
管理人のミゲルに訊いても、今日はまだ “ルカ & ルナ” 兄妹を見掛けていない と言う。
最初は、その辺に居るものと思い… 口笛と…! 各々の名を連呼しながら探し回るセバスチャン…。
しかし…
子どもに持たせた筈のケータイに掛けても「使われていません」の繰り返しで・・・
7階の部屋を改めても、戻ってはいなかった。
出会う住人毎に尋ねても、埒が明かない…!
見かねたミゲルが、3階にお住いの警視のロサレスさんに相談してみては… という。
しかし、苦手な相手なのでセバスチャンにはためらいがあり…!?
結局ミゲルに同行してもらうことに。
ロサレスは恰幅の良い初老の紳士然とした人物で、セバスチャンの話を聞くと早速手を打ってくれた。
(“かくれんぼ” くらいの軽い話しぶりだったが、その時に “身代金要求” の話も出たりする…!?)
セバスチャンは、益々疑心暗鬼となり…! アパート中の住人をくまなくチェックするまでに…!?
(時には “不法侵入” と取られかねない行動も…!? ( ̄ο ̄;)
大事な仕事を控えて、遅刻など以ての外…! と言う日だったのだが・・・
セバスチャンは、催促の電話が掛かる度に、その場しのぎの言い訳をしてしまう…!?
時間が経過し、何の手掛かりもない中… 妻のデリアに報告しなければ収まらなくなった…!?
突然の電話で呼ばれてやってきたデリアは “怒り心頭” はすでに通り越して、不安な表情を…。
さて・・・?
結果的には、子どもたちは “10万ドル” と引き換えに、無事に戻って参りますが・・・
なんだかなぁ(¬、¬; という感じ…?
“監督・脚本” というケースに有りがちな? “独りよがり” や “ご都合主義” が垣間見える…!? (爆)
パチ・アメスクアという監督さんはアルゼンチンの人なのか?と思いましたが西班牙の人でした。
何となくアルゼンチン贔屓のような気がしましたので…? スペイン嫌いなのかな? と。(苦笑)
デリアの父はスペインで病床にあるらしく、デリアは子供たちとスペインに帰りたいと思っている!
デリアはその為、“正式な書類” にセバスチャンのサインが是非欲しい… というシーンがありました。
その時の会話で・・・
「父には(経済的に)ずいぶんお世話になったでしょ」というデリアに
セバスチャンはただ「お義父さんは恩着せがましかった…!」と一言。 (あの顔で…!(爆))
(これでは “太々しさ” しか伝わらない! デリアの何とも言えない表情がすべてを物語る感じでした…)
ところで…
セバスチャンは、弁護士としてブエノスアイレスの事務所で、ボスに一目置かれるような存在…!?
また…
デリアと上手く行かなくなってから? 彼女の親友マルセラと懇ろになってしまう!? ( ̄ο ̄; エッ
・・・と言うような事柄は、台詞の上で伝えられるもので…!
画面では、スーツ姿の汗だくのおっさんが駆けずり回る… の図! が延々と続く印象でした。(爆)
まずは、一件落着し… 犯人捜しはプロに任せて…?(なんじゃそりゃ? とても曖昧…!)
家に戻った子どもたちと、妻のデリアと4人で涙の抱擁となりますが・・・
こんな物騒なとこには置いておけない というデリアに同意したセバスチャンは “サイン” します。
デリアは、手早く旅支度を整え・・・(飛行機のチケットは、“たまたま空いていた” 深夜便を確保…!?)
(セバスチャンのクルマはガス欠で…!? (¬、¬;) 親子三人、タクシーで空港に向かいます。
気落ちしたセバスチャンは、7階の部屋の点検、戸締りをして、一人で階段を降りて行くのですが・・・
その時、途中の階の部屋に不思議な光景を見てしまう!?
ロサレスさんから後片付けを頼まれた… という女性が清掃中のその部屋の床には…?
子どもたちが過ごしていた痕跡がまだあり…!?
よくよく見れば、手渡し損ねた!? “錠剤” の “殻” も…!
ピンと来てしまったセバスチャンは、クルマを飛ばして空港へ…!
(この時のクルマは、身代金受け渡しにも活躍した “友人に借りたポンコツ車” (苦笑))
その後は、何だか “虚しさ” が襲ってきそうなので…? 記したくありませぬ。まじ。(▼_▼メ)
搭乗手続きも済ませ… 後は乗るばかり! の時に、子どもたちが 「パパぁ!」と叫び出すのです。
たちまちセバスチャンの元に駆け寄る子どもたち…!
デリアは当然、茫然自失状態!?
セバスチャンは彼女の耳元で、法律家らしい脅し文句を並べて「(一人で)笑顔で搭乗するように」と。
こんな不快なラストは、知りたくなかった! と心底思いました。
ベレン・ルエダが美しく見えるはずがない…! と気の毒にすら思った次第です。。。プンプン
手前勝手な男には “寛容” という言葉は無いんだろうなぁ と力なく呟く自分でした。 ガックリ。
(余計なお節介…! 死にそうなじっちゃんに孫の顔を見せてやれや と言いたい。あ~蛇足~ (¬、¬;)
リカルド・ダリン(セバスチャン)
ベレン・ルエダ(デリア)
オズバルド・サントロ(ロサレス)
ルイス・シエンブロウスキー(ミゲル)
ホルヘ・デリア(ゴルドステイン)
監督・脚本 パチ・アメスクア
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