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ロスト・ボディ(EL CUERPO/ THE BODY) 2012 [ら行の映画]

ロストボディ.jpg ベレン・ルエダ 6作目 ( ´艸`)

ジャンル サスペンス/ミステリー
製作国 スペイン
時間  111分

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消えた死体にまつわる人々をめぐる謎を描くスペイン発ホラー映画。
監督・脚本は「ロスト・アイズ」の脚本家オリオル・パウロ。
出演は「永遠のこどもたち」のベレン・ルエダ、「悪人に平穏なし」のホセ・コロナド。
2013年10月~11月開催の特集上映〈“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション〉
にて本邦初上映。                         (allcinema より)
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ベレン・ルエダを愛でるのが目的の鑑賞ではございましたが・・・ f^_^;
今回は役柄的に?“ゴージャス” に磨きが掛かった感じの “ヤリ手の女実業家” で魅せてくれました♪

また…
命の相続人(2008)」で、看護師役(ノリエガの妻)として、地味ながらも印象深かった女優さん…
クリスティーナ・プラサスもご出演とあり! とても楽しみにしていました。(少々 老けたかな?w)

そして、これは拾い物♪ (^_-)-☆ 
…と思ったのが、お初のスペイン女優 アウラ・ガリード(オーラ・ガリード)
透明感のある美女ですし、気品もあり…?知的な感じも素敵で…  心惹かれてしまいました。( ´艸`)
Wikipedia(スペイン語の)によりますと・・・
父は音楽家(指揮者)、母は画家さんだそうで…! 彼女自身は英語がご堪能の様です。
只今33歳? ハリウッド進出は難しいかなぁ (汗)

監督さんの オリオル・パウロについて、ですけれど・・・
ロスト・アイズ」では共同脚本でしたので…? 真価はわからない というのが正直な所でしたが…。

今回、おぉっ(´0`) と思ったのは、観客の好奇心を刺激するような斬新な作り方…!? 
ご親切心での種明かし的な “分かり易さ” と取って良いのか…? はたまた “ミスリード” なのか…?
? (・_・?) ハテ? と思ふ?初めての経験に少々戸惑いつつも、ついつい惹き込まれておりました。(汗) 

正に翻弄される という感じでしょうか!?(少し大袈裟か?(^_^ゝ)
というのも、“サスペンス/ミステリー” なのに “ホラー” のテイストも色濃く打ち出されてまして…!
いったい何が言いたいの!? と。f^_^; 
観終わってみれば、その “巧みさ” に唖然としてしまう事になるわけですけれど…。(ニヤリ)
 
私的には…?
当初にちょいと感じた “違和感”  が結果的にラストのヒントになっていたのかなぁ と…?w
すべてはラストシーンに…!(^_-)-☆

冒頭は…  シーンとした黒画面に、時折フクロウやら?様々な生き物の鳴き声が響く…。

そこは、夜の森で・・・
足元もおぼつかない中…  後を気にしながら? “懐中電灯の男” が必死に駆け抜けていく。
ようやく、森の外れに到達した男は、そのまま道路に飛び出して!?  ( ̄ο ̄;
たまたま走って来ていた乗用車に体当たり…!? (爆)

一方…
タオルドライしながら、深夜の電話に出た男は、ハイメ・ペニャ警部(ホセ・コロナド)。 

今日?ベルリンから帰宅し…!? (2年半振りに娘のエヴァと会ってきた?)
暫しの休息後、シャワーで汗を流したところだったが・・・
電話の “出動要請” を、ためらうことなく受け入れ、キッチリと身支度を整える。

赴いた先は救急病院?(聖心会病院)・・・
アンヘル・トレスという男が交通事故で、頭蓋骨損傷・頚椎骨折で意識不明の重体という…!?
加害者となった運転手の言い分は… “突然飛び出して来て、避けられなかった” と。

警部の部下が言うには、森の中にアンヘルの足跡が認められ、何かから逃げ回っていた様子が…!?
アンヘルの勤務先は、森の奥の “法医学施設” (遺体保管所 “morgue”) で、彼はそこの夜間警備員。

ハイメ・ペニャ警部は、部下のクルマで「法医学研究所」へ向かうことに…。

・・・8時半頃、アンヘル・トレスは持ち場を離れ… フェンスを越えて、森の中へ走り去った!?

“ここでは冷蔵室で警報が鳴ると パニくる夜警もいる” とか言う話もあったが…?
アンヘル・トレスは、3年の勤務で警報を鳴らしたことは1度も無かったものの… 
今夜は、怯えた様子で? 警察に通報して、警官を派遣するよう要請をした という。
(警報は鳴っていなかった…!? 外部からの侵入者も認められない…!?)

「その原因はこれかも? 死体が1体消えました…」
と、女性警官のノルマが、一つのファイルをハイメ・ペニャ警部に手渡す。

・・・マイカ・ビジャベルデ(ベレン・ルエダ) 
死因は心臓発作 解剖は未実施 検分したのはシルビア・タピア医師(クリスティーナ・プラサス)

“消えた死体” の現場を、一行が観に行った時、警部は監視カメラに着目する。
一つだけ(意図的に?)機能していたエントランスの監視カメラの映像には “懐中電灯の男” が…!?

部下の報告では、監視カメラの回線が切断されていた事の他に…?
管理室(制御室)の暗証番号が変更されていた という…。

ハイメ・ペニャ警部は、森も含めて辺り一帯を封鎖するよう指令を出す。

・・・遅れて、科学捜査班もやってきた。

改めて、手渡された “マイカ・ビジャベルデ” のファイルに目を通す警部…。

部下の説明では・・・
彼女は製薬会社のオーナーであり、技術系企業の大株主… 子供はナシ
姉妹のルナとグロリアと共同で、その他複数の会社経営も…!
年下の夫は、その製薬会社パーマテックの社長アレックス・ウジョア(ウーゴ・シルバ)
調書によると、マイカは当日、ロスの出張から戻ったばかりだった という…!?

「女傑ってとこか…?」と警部は皮肉っぽく…。

(唐突に、マイカとアレックスの挙式の映像が…! その後も “欲しい情報” がタイミング良く入ります…)

自宅のベッドで横たわるアレックスは、気遣って訪れてくれた妹や、マイカの姉妹を送り出すと・・・
オートバイを駆り、若い恋人カルラ(アウラ・ガリード)の元へ…!?  ( ̄ο ̄; 

「君の為に うまくやった… これで僕たちは一緒になれる…!」と、アレックス…!?  ( ̄ο ̄; エッ

すると、彼のケータイに、非通知の電話がしつこく掛かって来る。
それは警察からで…?
“マイカ・ビジャベルデの遺体が行方不明” という報告と、現場への “呼び出し” だった。

・・・当惑の態のアレックスは、その足で法医学研究所へ向かう…。

ハイメ・ペニャ警部は「申し訳ない」と言いながら…「盗まれたものと考えています」と、さらりと。
そして「警備員が怯えて逃げたことの原因は… 何かを目撃したことのようだ…!」とも…!?

臓器売買の窃盗団でもなく、カルト集団でもなく…? 残るは “遺恨” ということになる と言う警部。
アレックスは、思い当たる節は無い と全否定するが…。

すると、警部の部下が一つの “ファイル” を持ち出して来て…!?
マイカの姉妹で、弁護士をしているグロリアから参考になれば…! と提供されたものだという。
(この時、アレックスは、不在だった事を突っ込まれて、軽くウソを付くことに…!?)

・・・死亡診断書を書いたという監察医のタピア医師が、呼ばれてやって来た。

皆で打ち合わせをしている間、アレックスは別室で待たされることに…。
(アレックスは恋人のカルラに電話して… “瀕死の警備員” について調べるよう頼み込む…!)

その後、アレックスは監察医の質問攻めに遭うのだが・・・。

タピア医師は… フライト恐怖症でセラピーを受けていたというマイカの死因は心不全と言い…
更に「私の見立ては “強硬症(カタレプシー)” 」と言って、マイカが生きていた可能性を指摘する!?
強度のストレスにせよ、薬物にせよ、いずれにしても解剖しないことには立証できない… とも。
(しかし、アレックスは後に “原因究明の出来ない薬物もある” と呟いたりもするのだが…?(¬、¬;)

「だから遺体を盗んだ…!?」と、警部が言い出し、皆はガラス越しに “夫のアレックス” に一斉に注目。

また警部は…
「死んだ妻の事を、ずっと過去形で話していた… 私には真似できない…! 何年経とうと…」と。

その後、警部と監察医は二人きりになると、コーヒーを飲みながらプライベートな話をする。
深酒で?長期間停職になっていた…? だの、もういい加減自分を責めるのは止めたら…?だの…
“妻の死” から立ち直れない様子の警部に、ドクター・タピアは友人として?優しく接する。

一方… 一人で待たされるばかりのアレックスは・・・
警部の部下を相手に「今すぐ帰りたい」と、苛立ちを募らせる…。

その時、突然館内が停電に…!? ( ̄ο ̄;

アレックスは、闇の中… 何かの “物音” に誘われるように…? 隣の部屋のドアを開ける。

すると、そこは死体安置所で…!
ポッカリ空いた…  マイカが居たはずの場所には、彼女の遺留品が容れられた缶が置かれていた。

ためらうことなく…!? 蓋を開けるアレックス…
ビニール袋に入った指輪や時計などの他に、空のビニール袋が一つ…?

すると、また “物音” に導かれるように…? ドアの空いたロッカーに移動したアレックスは・・・
ライターの炎で照らした中に「TH-16」のラベルが貼られた小さな薬瓶を見つける。
それは、自社の製品…!? アレックスは慌ててポケットに仕舞い込んだ…!?  ( ̄ο ̄;

さて・・・?

こんな稚拙な文章では、この映画の面白さは伝わらない…! と思われますが…?(苦笑) 
前述の “ホラー” の刺激が程好い味付けとなって、益々混沌とした世界観に…!? (ウ^_^ソ) 

ベレン・ルエダ… 
オーバーアクションかな? と取られかねなぃ “熱演” で流石♪ と思われました。(微笑)

また、若い夫役のウーゴ・シルバという俳優さんも、イイ味出していて好感触♪ ( ´艸`)

しかしながら、一番のサスペンス色を醸し出していたのは他ならぬアウラ・ガリードでしたね~♪
終盤には、激しい愛欲シーンにも果敢に挑戦する度胸の良さも見せたりして、大胆素敵過ぎ♪ (^_-)-☆

ま、何はともあれ… ハイメ・ペニャ警部ですかね~ (;^_^A
演じたホセ・コロナドは、私めはお初でしたけれど… ベテランの “滋味” も感じられてNiceでしたね。
だからと言って、追っかけましょう という気にはなっておりませぬが…? フフフ

折に触れて、ベレン・ルエダを愛でながら、極上のサスペンスを楽しむことが出来ました。満足♪

ホセ・コロナド(ハイメ・ペニャ警部)
ウーゴ・シルバ(アレックス・ウジョア)
ベレン・ルエダ(マイカ・ビジャベルデ)
アウラ・ガリード(カルラ・ミレル)
クリスティーナ・プラサス(Dr.シルビア・タピア)
モンセ・クアリャル
ナウシカ・ボニン

脚本 ララ・センディム

監督・脚本 オリオル・パウロ

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