SSブログ

なまいきシャルロット ニューマスター版(L'Effrontée /CHARLOTTE AND LULU/ IMPUDENT GIRL) 1985 [な行の映画]

なまいきシャルロット.jpg ベルナデット・ラフォンのお導き♪ ( ´艸`)

ジャンル ドラマ/青春/ロマンス
製作国 フランス
時間  97分

L'Effrontée (“エレフォンテェ” と私には聞こえますが…?) → 生意気娘

----------------------------------------------------------------------------------------------
フランスの名匠クロード・ミレールが当時14歳のシャルロット・ゲンズブールを
主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。
アメリカの作家カーソン・マッカラーズの小説「結婚式のメンバー」を基に、
思春期の多感な少女が経験するひと夏の出来事を描く。

夏のパリ。
13歳のシャルロットは反抗期真っただ中で、何事にもイライラしてしまう。
そんなある日、コンサートのため街にやって来た同じ歳の天才ピアニスト、
クララと知り合ったシャルロットは、
以前から憧れていたクララに付き人になるよう誘われ、外の世界を夢見るようになる。

本作が初主演のゲンズブールが思春期特有のいら立ちを抱える主人公をみずみずしく演じ、
1986年・第11回セザール賞で新人女優賞を受賞。
ベルナデット・ラフォンも同助演女優賞を受賞した。         (映画.com より)
----------------------------------------------------------------------------------------------
クロード・ミレール監督はお初かと思いきや?「ある秘密~愛に焦がれて~(2007)」観てました。
自分で “素敵なセンスに痺れた” とか何とか書いてまして… (^_^ゝ お気に入りっぽい感じ…? w

本作で… セザール賞の助演女優賞を、ベルナデット・ラフォンが受賞されていたのですね~♪
彼女の、30本越えのご出演作で唯一の受賞という、誠に貴重な作品なのでした。(^_-)-☆

それにしても…
お子さま主役の映画は久々で、正直… 期待感もなく観たのですけれど…?(爆) 毎度スミマセン。
私の身の内に溜まっていた “何か” が…  新鮮な “衝撃” に剥離していくのを感じました。(ウ^_^ソ)  

ともかく、13歳のシャルロット(シャルロット・ゲンズブール)の佇まい自体が、Niceな “衝撃” !?
美少女でもない瘦せっぽちの子が…?(爆) 自分なりに必死に主張する姿に、心を奪われました。

生みの母や、家族に関する悩み? 学校で感じる違和感? はたまた “憧れ” や “好奇心” 等々
“思春期の多感な少女” って、あんな風に危うく映るんだよなぁ… と、遠い眼になる自分でした。(汗)
(まぁ、シャルロットのような子が実際に身近にいたらイライラするだろうなぁ と思う自分も…?w)

冒頭は、ジュークボックスのターンテーブル…!
ポップな曲が掛かると、いきなり3隻のモーターボートが優雅に? 競い合うシーンに…!?

そして、学校のプールサイドへと…。
不安そうな顔をして水着姿で列に並ぶ、背は高いが瘦せっぽちの少女シャルロット。
次々に梯子段を上り…  “飛び込み” を披露していく同級生たち…!

コーチの指導や合図が何度あっても、シャルロットは頭から飛び込めず…!?
結局、自分流のスタイルで実行!? ( ̄ο ̄; するとっ 膝に少し怪我をしてしまうのだが・・・
シャルロットは恥ずかしさに居たたまれず…  その場から走り去る。

ひとり、更衣室で膝を抱えてしょんぼりしていると・・・
去年の夏にテニスのコーチをしてくれた という女性が話し掛けてくる。
(なんとバスタオル1枚のサービスショット…   ( ̄ο ̄; エェ~)

「テニス上手だったのに…!」 と褒めてくれたが・・・
シャルロットは 「何もやる気が起きなくて、どのクラブにも入ってない」と答えた。

更にバカンスの事を訊かれたので、「8月にパパとドゥー地方へ」と答えると…
すかさず「ママは行かないの?」

するとシャルロットは顔色も変えず…? 「死んじゃったわ…」と。
「でも気にしないで… 平気よ 私が生まれた時 死んだの」

その後、医務室に寄って手当を受けたシャルロットは、講堂の前を通り掛るのだが・・・
中から漏れ聞こえて来るピアノ演奏に釘付けに…!

それはコンサートのビデオ映像?のようだったが、大勢の人たちが熱心に聴き入っていた。
ピアニストはシャルロットと同い年で、今大人気の美少女クララ・ボーマンだった。

ガラス戸に鼻を付けて覗き込むシャルロットに気付いた教師が、中に招き入れてくれた。
「5B」のクラスのシャルロットだったが…? 特別に視聴を許されることに…!

彼女はしばし、華やかな美少女 “クララ” に見惚れ、聞き惚れるのだった。
(椅子の上に置かれた “クララ・ボーマン リサイタル” のチラシを持ち帰る…!)

シャルロットの父は家に「A・キャスタン工具設備」の看板を掲げて仕事を受けていた。

家族は… 寡(やもめ)の、無骨だが優しい所もある父と…
いきなりズカズカと部屋に入って来たりする…? 無遠慮で無神経な兄との三人だったが・・・

レオーヌという快活な中年の家政婦さんが毎日通ってきて、家事全般を見てくれていた。

隣家のルルという年下の少女は、母親が仕事で出ると、いつもシャルロットの所に来るのだった。
(ルルの母は看護師で度々夜勤があった… ルルは飲み薬を持参して、キャスタン家の一員の様…?)

そんなある日…
父から “フェルナ” に届け物を頼まれたシャルロットは、渋々ながらルルを連れて出掛けた。

すると、白いオープンカーの男性から、偶然 旋盤工の “フェルナ” の住所を尋ねられる。

助手席には、あの “大人気 天才ピアニスト” の美少女がにこやかに収まっていた…!?
コンサートに間に合うよう “ピアノの椅子” の調整を頼みに来たのだった。

シャルロットは、ルルと一緒にとぼとぼ歩きながら “フェルナ” に案内するのだが・・・。

“フェルナ” には、臨時で働く青年ジャンが居て、何故か? シャルロットに興味を示す風…?
(ジャンは本来は “船乗り” と、親しくなってからシャルロットに明かす…!)

“天才ピアニスト” のクララは、帰り際に親しみを込めてお礼を言い、シャルロットの頬にキスを…!

オープンカーで走り去るクララを見送りながら・・・
シャルロットは、ピアノの椅子の搬入に付いていきたい! と、切に願うのだった。
(クララはマネージャーのサムと共に、湖の別荘に滞在しているらしかった…)

さて・・・?

シャルロットの頭の中は “クララ(クロチルド・ボードン)” でいっぱいに…!?

彼女に近づきたい という思いから、旋盤工のジャンとの付き合いに繋がり…!?
とうとう “荷物持ち” の “妹” として…!?  クララの邸に入る事が出来たわけですけれど・・・

執事から、なにがしかのチップを貰っても、ジャンと一緒に帰る ということはせず…!?
一人で邸内をフラフラするシャルロット!?  ( ̄ο ̄; ハァ?

プールサイドでのんびり寛ぐマネージャーのサム(ジャン=クロード・ブリアリ)と話したりします。
当のクララは、その時…!
湖をモーターボートで航走中!?(オープニング・クレジットのシーン)

大人顔負け…?
「クララは何でもできる」と、サムはべた褒め致します。

やがて、陸に上がったクララは、シャルロットの姿を見て、にこやかに歓迎するのですが・・・
なんとシャルロットは、空腹の為に!? 倒れてしまいます。

そんなことで、家に電話でことわって貰って、シャルロットは邸で夜まで過ごして良い事に…?

その日の夜には、沢山の招待客がやってきて…! 
ガーデンパーティーで、クララはピアノを披露します。

そして…!
「あなたみたいな付き人が居てくれたらいいのに…」と、クララは “罪な事” をポツリと。

“付き人” IMPRESARIO アンプレサリョ →  エージェント マネージャー

シャルロットは夜に一人で?帰宅してから…! 辞書で引いて確かめたりします…。
もうすっかり!? クララと一緒にツァーに行くつもり…! という態です…? w

母親代わりの?家政婦のレオーヌ(ベルナデット・ラフォン)は、少女の儚い夢を打ち砕くように…?
現実的な事をズケズケと言い・・・
お隣のルル(ジュリー・グレン)に至っては、ヤキモチで超不機嫌になる…!

血のつながりのない…! 彼女たちですが、まるで家族のように!? 寄り添う感じが何より素敵でした。

殊に、眼鏡女子のルルは、まだ幼児体形のようなのに? お胸がふっくらしていたりして?(汗)
とても妙な子ですけれど…!? ( ´艸`) 自己主張もちゃんとするし、甘え方も心得ている…?
が、やはり、時には子どもながらの?突飛な言動も飛び出したりして…!?  ( ̄ο ̄; エッ

ジュリー・グレンは、子役さんとして、不思議な魅力に溢れている子だなぁ と思いました。
(この1作だけでのようですが…?)

・・・明日は船に乗る… というジャンとの “大人の一夜” ( ´艸`) 

映画館(観たのは「エクソシスト」当時13歳以下は見られなかった…)からホテルのカフェへ。
(ある意味ヤバいシチュエーション!? ジャンはシャルロットを15歳だと思っている…)

そんな紆余曲折もあったりしながら、いよいよ “コンサート当日” となり・・・

シャルロットは “旅鞄” も用意して…?
ルルと一緒に、レオーヌの運転するクルマでコンサート会場へ向かいます…!

二度目の さて・・・?

・・・特別な存在のクララは、初心な少女を惑わすのに十分な “キラキラ” の持ち主でしたね♪
(まぁピアノは弾いてる振り? (汗) それでも、愛らしさ、大らかさで魅了されました…!? ( ´艸`))

ラストは、アイリスショットで…!
(〇が広がったり絞られたりする 例のやつですが…?)

それまでに、ルルは故有って鼻血を出して…  入院しています…!? (爆)
前庭には、お見舞いにやってきたレオーヌたちの姿が…。

・・・病室のテラスに並んで立つシャルロットとルル… 
ルルはさりげなく寄り添い、自然に “手を繋ぐ”   

…そこに焦点が絞られて? 暗転 幕となる。

(この後がとても意外で、洒落ていて…! 思わず クスッときたのですが…  それはワザと記さず…!w)

“瑞々しさ” とは、これを言うのだろうなぁ と改めて思い知らされた一作だったような…?(汗)
永い事気になっていた作品でしたが、ベルナデット・ラフォンのお蔭でやっと楽しむことが出来ました♪

最後になりましたが…?
何と言っても、テーマ曲のノリノリ加減が 超Nice♪ でしたね。(^_-)-☆

Sarà perché ti amo(サラ・ペルケ・ティ・アモ)』
「それは私があなたを愛しているからに違いない」

イタリアのポップグループ Ricchi e Poveri (リッキ・エ・ポーヴェリ)の曲だそうです。
(英字じゃない? Wikipedia よりの 転載です…  (^_^ゝ)

チャプター(参考までに)
1.夏休み目前
2.家族たち
3.ルルとの夜
4.クララとの出会い
5.心揺らぐ夜
6.大胆な決心
7.クララの邸
8.プールサイド
9.邸でのソワレ
10.自宅に戻って
11.ジャンとカフェで
12.赤い服
13.初めてのデート
14.コンサート当日
15.ステージの袖から
16.病院にて

シャルロット・ゲンズブール(シャルロット・キャスタン) 13歳
クロチルド・ボードン(クララ・ボーマン) 13歳の天才ピアニスト
ジュリー・グレン(ルル) シャルロットを慕う近所の少女
ベルナデット・ラフォン(レオーヌ) キャスタン家の家政婦
ジャン=クロード・ブリアリ(サム) クララのマネージャー
ジャン=フィリップ・エコフェ(ジャン) 旋盤工の青年 本職は船乗り?
ラウール・ビレリー(アントワーヌ・キャスタン) シャルロットの父
シモン・ド・ラ・ブロス(ジャッキー・キャスタン) シャルロットの兄

脚本 リュック・ベロー
   ベルナール・ストラ
   アニー・ミレール

監督・脚本 クロード・ミレール 

nice!(23)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 23

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。