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かどまつ(門松) [駄句 新年]

碧眼の庭師造れる松飾り       Labyrinth
(へきがんのにわしつくれるまつかざり)


副季語に  松飾り


新年を祝って、家の戸口や門前に立てる松。これを飾ると、にわかに正月の気分が増す。
歳神の降臨する憑りましとする立て木であったらしい。門松の由来説や様式は種々ある。
また門松といっても必ず松ばかりとは限らず、楢・椿・朴・栗・榊・樒・椎なども用いられている。
これらの木を山から迎えて来るのにもいろいろの礼式があり、
木を山から伐って来るお松迎えは早いところで十二月十三日であり、
これを取り除く松納めは関東では一月六日夕、関西では十四日の夕とする。
またヤス(長野、愛知県)といわれる藁の容器をつけておいて、
年男が毎朝それに飯粒などを入れて供物とすることなどはこれを単なる飾り物とみていない証拠である。
松だけのもの、竹を添えたもの、竹を主としたものなど。
しかし門松をまったく立てない土地もまれではなく、先祖からの言い伝えで飾らない旧家もある。
宮中では門松を立てず、また宗徒によっても行われない。    (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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