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嵐の青春<未>(PSYCH-OUT) 1967 [あ行の映画]

PSYCH-OUT.jpg アダム・ロアークに惹かれて♪ ^q^


PSYCH-OUT → 動揺させること

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LSD文化発祥の地・サンフランシスコのヘイトアシュベリーを舞台に、
当時のドラッグカルチャーやヒッピー文化を描いた、J・ニコルソン主演の青春ドラマ。
『白昼の幻想』の姉妹的作品であり、サイケデリックな映像と音楽に彩られている。
                     (TSUTAYA website より)
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アダム・ロアークは、先日鑑賞の 「ダーティー・メリー クレイジー・ラリー(1974)」で知りましたが
過去のご出演作品を見て、またまた興味が湧き!? ^^; 本作を借りてみました。w

いやー それにしても、何気に豪華なキャストでしたね♪ ^^;
彼らの若い頃のご活躍を見られたのは何より嬉しいことでしたっ
(後に、男優全員がカツラ使用!? とわかっても・・・? ^^;)

ヒロイン、ジェニー役のスーザン・ストラスバーグはお初でしたが、お顔には見覚えが??(・_・?) ハテ?
有名な方だからでしょうか? ともかく綺麗な小顔の方でしたが・・・ ^^;
成長過程で聴力を失ってしまった・・・という設定は、華奢な彼女をより可憐に見せていましたね!?

驚いたのは、主演のジャック・ニコルソン! ^^;
最初は気付かずに! やけに目力の強い俳優さんだな~ なんて思ってました。(笑)

お目当てのアダム・ロアークですが・・・
立ち位置も?性格設定も?あまり変化が無かったような・・・?(汗)
あの穏やかさや安定感が彼の持ち味として重用されたのかな? なんて思いました。(微笑)


ストーリーはとてもシンプル。
耳の悪い少女?ジェニーが、不安そうな面持ちで長距離列車に揺られながらサンフランシスコへ・・・。
彼女は兄を探す為にやって来たものの、地理にも疎く、探す手立てもない。

カフェのような酒場のようなところでも、緊張気味なジェニーは・・・
バンド仲間と飲んでいたストーニー(ジャック・ニコルソン)の目に留まる。

そこへ家出人捜索?の警察関係者がやってきて・・・!? 
どうやらジェニーを探している模様だと察知したストーニーはいち早く彼女を連れ出す!

ジェニーは、「そんなキチンとした身なりをしていると目立つよ」と言うストーニーに促され・・・
不思議なストア?で古い服を脱ぎ棄て! 今時のドレスに着替える。

すでにストーニーの魔法に掛かってしまったジェニーは、彼らが塒としている家に付いて行くが・・・
そこはヒッピーの巣窟だった!?


さて・・・?(ニヤリ)

・・・特典映像はまさに “宝庫” でしたね。(^_-)-☆

ブルース・ダーンは当時のことをあまり良く言ってはいませんでしたが・・・(苦笑)
“(今後は)自分を飛躍させる役でなければ受けない と決心した” そうですけれど・・・。 ^^;

“重要な役ではあったが、大役じゃなかった” う~むむむ そうだったかなぁ?(汗)

それでもっ
やはり山場は、彼扮するところの“探究者” スティーヴの過激なパフォーマンスでしたから!
長髪のカツラにヘンテコな衣装で機敏に駆け抜ける、彼の若い姿を見られただけで御の字♪です。

また、彼の、共演の俳優さんたちについての一考察も興味深いと思いました。
(サイケ文化に頼る気持ちが、本来の “出力” を少しばかり弱めていたのでは? という意味合い?)
どなたに向けた言葉だったのか?^^; 興味をそそられてしまいます?ww

そして、音楽で言えば、ホンモノのバンド演奏も・・・ ということで ^^;
「ストロベリー・アラーム・クロック」は、サイケ文化のど真ん中!?  「ザ・シーズ」も!?
音楽に疎い私めには、有難味がわかりませぬが・・・ ポリポリ (・・*)ゞ
音楽ファンにとっても、やはり貴重な映像ということになるのでしょうね!? (微笑)

撮影のラズロ・コヴァックスは、ボカシのテクニック?について興味深い話をしていましたね。
“臨界(クリティカル)フォーカス” !? う~むむむ技術的なことは理解不能でしたが・・・(・・*)ゞ
そのおかげで “個々のショットが溶け合うようにつながった” ことは、鮮やかに残っておりまする。w
キラキラと美しく・・・!? とても斬新に思え、マジックに掛かったような気分でしたっ ^^;

特典映像で一番印象的だったのは・・・
プロデューサー ディック・クラークの最後の言葉かな? と。^^; これは妙に腑に落ちました!? 
“反戦の思いを持つのに左派である必要はない” と、当時の若者が大人を諭した という件です・・・。

クスリに溺れ、不潔な生活を送り・・・(爆) 
でも、心は “LOVE AND PEACE” ("Make love, not war.") 
というメッセージは、確かに伝わって参りました?(疑問形かい?w) 

後半に行くほど、焦燥感と言いますか? 追い詰められた雰囲気が支配して・・・
幕切れは、思い掛けず?のほろ苦さ。
(どこか飛び抜けたような音楽が追い打ちを掛けます?w)

ともあれ、不思議なモノをたっぷりと見せて頂けたな と、大満足の1本でございました。

ところで、“シモーヌ・シニョレ” が気になるところなのですが・・・
う~ん ^^; あの場面かな?
(思わせぶりに言ってますが、自信はございませぬ?(爆))


ジャック・ニコルソン(ストーニー) ギタリスト!?
スーザン・ストラスバーグ(ジェニー)
アダム・ロアーク(ベン)  キーボード担当
ディーン・ストックウェル(デイヴ)
マックス・ジュリアン(エルウッド)  
ブルース・ダーン(スティーヴ)  “探究者” ジェニーの兄
ヘンリー・ジャグロム(ウォーレン)
リンダ・ゲイ・スコット(リン)
シモーヌ・シニョレ クレジット ナシ?

監督 リチャード・ラッシュ

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コメント 2

takehiko

この時代の映画も音楽も、なかなかメッセージ性が強くて
まさしく“反戦の思いを持つのに左派である必要はない”であったように思います。
ミュージカルの『ヘアー』しかり『いちご白書をもう一度』しかり。
記事を拝見して、面白そうだなとわくわくしました。
J.ニコルソン氏は僕には
「何かしでかしそうな」怖さが映画に溢れている役者さんで
『恋愛小説家』を観た時も一挙一動、何をやらかすかびくびく観た覚えが・・w
きっと『シャイニング』の所為なんだろうなぁ。

by takehiko (2017-09-19 09:57) 

Labyrinth

takehiko さん (^_^)ノ
この時代の作品は面白いですね。
でもほとんど未見で・・・ (・・*)ゞ 近頃、ぼちぼち鑑賞しております。
それにしても、ジャック・ニコルソン氏の強烈な個性は、若い時からなのですね~ ^^;
もぉ~ ギラギラな感じが群を抜いて居まして吃驚でした!(笑)
by Labyrinth (2017-09-20 01:07) 

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