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寝ても覚めても [な行の映画]

寝ても覚めても.jpg 東出昌大の二役・・・ ε-(´・`) フー

愛に逆らえない。

違う名前、
違うぬくもり、
でも同じ顔。
運命の人は二人いた。

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前作「ハッピーアワー」で大いに注目を集めた濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香の同名小説を
主演に東出昌大と唐田えりを起用して映画化した恋愛ドラマ。
同じ顔を持つ対照的な2人の男を愛した女性の揺れる心の軌跡を通して、
人が人を好きになることの不思議を丁寧かつスリリングな筆致で描き出す。(allcinema より)
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原作も未読、監督さんもお初という・・・
ただ主演の東出昌大に惹かれて・・・  でもない!(爆)
時間に余裕ができたので・・・ と言ったまことに不遜な態度での鑑賞なのでしたっ (・・*)ゞ

しかし、
いつも渋い選択をされるミニ・シアターでの上映ということで、期待感はありましたね♪

結果は・・・ 見逃さないでよかった! と、しみじみ思える作品でしたっ

何もかもが新鮮と申しましょうか?^^;
何故かいつも不安で? 妙な緊張感を強いられる中?
ヒロインと共に、ワケもなく? 揺さぶられる感じが新感覚で!? (最近揺さ振られてばかり? ^q^)
これは物凄いものを観てしまったかも!? と、久々に高揚感を覚えましたね~ w

冒頭は、大阪の街を行く・・・ ボサボサ髪の東出昌大?
夏だとて、足元は危なっかしいビーチサンダル・・・ (履き古した感アリの?w)

そのまま写真展を覗いたりして・・・ (牛腸茂雄の『SELF AND OTHERS』の写真展)
鑑賞中の “女性” とあわや接触か!?
・・・という感じで、いかにもふわふわと危うい雰囲気!

そして、後になり先になりして?
街を抜け・・・

“すんなり” という風情の? その若い “女性” と、偶然 川岸で向き合うことに!?
(遊歩道には、爆竹で騒ぐ輩が屯していたりして、何やら不穏な空気が漂うのだが・・・)

東出昌大から声を掛けて・・・  ポツポツと会話が続くのかと思いきや
いきなりキス!? ( ̄д ̄; ギョ 
(アリャ~ 私めの苦手な青春ものにならなきゃいいけどなぁ と少々気落ち!? ww)

東出が名を聞かれ “むぎ” と答えて
“あさこ” が、「それってどんな字?」 と言いかけたところでの、突然の行為だったのだがっ
(“麦” という男は、悪びれるでもなく、そんなことをやってしまう類の人間のようでした?(笑))

それが切っ掛けで、友人・知人公認の?恋人同士になった二人・・・
“今様の風来坊” ? “麦” は、ふいに “行方知れず” になってしまうのが常だった!? (爆)

2年後・・・
地元の大阪を離れて東京で暮らしている朝子(唐田えりか)は、カフェで働き・・・
今し方、デリバリーしたコーヒーポットを下げに、酒造会社のオフィスを訪れたのだが
そこで朝子に応対した、大阪から転任し立てという若い男性 “亮平” は・・・
なんと、 “麦” と瓜二つの顔をしていた!?   

・・・戸惑う朝子。

亮平は、少女めいた朝子に惹かれ・・・
朝子は朝子で、穏やかで誠実な亮平に、次第に心を開いていき・・・
やがて二人は一緒に暮らし始める。
(“じんたん” という名の猫と一緒に♪ この子が姿良し、演技良しの大した役者でしたっ w)

そんな5年後のある日、
ウィンドウショッピング中の朝子は、大阪時代の親友・春代にバッタリ出会う!

彼女は色々な情報をもたらしたが・・・
中でも一番の驚きは、“麦” が人気沸騰中で?マスコミを賑わせているということだった!?

売れっ子モデルだというのだが、朝子は初耳だった。

・・・はたして亮平は、そのことに気付いているのか?

朝子は春代に付き添ってもらい、“鳥居麦” 出演というイベント会場に足を運ぶ。

さて・・・?

東出昌大と言えば「散歩する侵略者 (2017)」で観ているようですが、記憶はナシ!? (汗)
TVドラマも見ない自分は、ほとんどお初という感じでしたけれど・・・
ラストの、朝子とのツーショット? 
あの、遠くを見つめる硬い?表情には参りましたっ
複雑な男の心情が溢れ出す感じの、好い面構えでしたね~(見直した!? ^q^) 

朝子に耳より情報をもたらす、大阪での友人、島春代 役の伊藤沙莉(いとうさいり)は・・・
ちょいと調べましたら・・・ 「悪の教典 (2012)」 生徒の一人? これも記憶になし。(笑)

勢いのある?大阪弁で、朝子と好対照な存在として認識していたのですがっ
東京での朝子のルームメイト・マヤ役の山下リオが出てきたときには、見分けがつかず!?(爆)
しばらくキョトーン (´0`) としてしまった自分です (・・*)ゞ ポリポリ

しかし、なにはともあれ
本作の肝?は、ヒロインの朝子を演ずる “唐田えりか” の類いまれな? 瑞々しさ でしょうか?

演技力がどうの という前に・・・  ^^;
リアリティがあるのか? ないのか? 口にする前に? (寝ても覚めても・・・なだけにね w)
まずは素材としての?彼女の “透明感” にご注目ですね!? ^^;

繊細な光を放つ “摩訶不思議な魅力” とでもいうのでしょうかね? ^^;

その、頼りなげな佇まいに、恋する若い女の息遣いが見えるようで・・・!?
もう若くない自分ですが (・・*)ゞ いささか感じ入りましたっ (褒め過ぎたかな?w)

男と女の愛は、綺麗ごとだけじゃ済まないんだなぁ
等と、どこかで聞いた風な “台詞” が浮かんで来たり致しましたが・・・ w

監督さんも、主演女優も、引き続き注目しようかしらん と思った次第です?(微笑)

最後になってしまいましたがっ
カメラワークも飛びぬけてユニーク!?(ある種ワクワクするような心地よさ♪)
そして、耳に障るような?(爆) 独特な音楽も印象的で、作品に合っていたと思います。

東出昌大(丸子亮平/鳥居麦)
唐田えりか(泉谷朝子)
瀬戸康史(串橋耕介)
山下リオ(鈴木マヤ)
伊藤沙莉(島春代) 
渡辺大知(岡崎伸行)
仲本工事(平川)
田中美佐子(岡崎栄子)

原作 柴崎友香  『寝ても覚めても』(河出書房新社刊)

脚本 田中幸子  

監督・脚本 濱口竜介

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