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若草物語(LITTLE WOMEN) 1933 [わ行の映画]

若草物語1933.jpg ジョージ・キューカー監督 & キャサリン・ヘプバーン♪

時間 117分

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オルコットの永遠のベストセラーの、トーキー初の映画化。
ジョーに扮した名優ヘプバーンを、大きく売り出すことになったG・キューカー監督作だ。
父を南北戦争にとられ、母一人に娘四人で家を守るマーチ一家の悲喜こもごもの春秋を、
四人四様の成長と共に語っていく。
次女ジョーはお転婆で物語作りの名手、
長女メグ(F・ディー)は反対に淑やかな良妻賢母型、
三女ベス(G・パーカー)は音楽を愛し心優しい病弱な娘、
四女エミー(J・ベネット)は気位の高い現実家で絵が上手。
隣家の富豪の孫ローリーはジョーに恋するが、彼女はそれを振り切ってNYへ。
下宿先が同じベア教授(P・ルーカス)は教養高いドイツ人。
彼はそれまでの空想的なゴシック・ロマンから、
魅力的な自分の身辺を小説に書くことを彼女に薦めた。
そこへベスの危篤の知らせが……。
急いで帰郷した彼女は今やエミーと結ばれたローリーと再会。
皆に囲まれて喜びながらベスは逝った。
ぽっかり胸に穴の開いたジョーには、しかし、それを埋める人がいる。
彼女の後を追って、出版されたその小説を手渡しにやって来たベア教授だ……。
女優の演技指導では他の追随を許さぬキューカーにはまさにうってつけの題材で、
ヘプバーンの自由な個性が輝いている。やはり、最高の出来の映画版といえよう。
                            (allcinema より)
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キャサリン・ヘップバーンは、とても気になる女優さんなのですが…
これまでに観て、好み! と思った作品は…
「去年の夏 突然に(1959)」「旅情(1955)」「アフリカの女王(1951)」等々 ?
と言いつつ、すっかり忘れているので…(爆) 
また改めて観直してみたいな…  と思っておりまする。w

本作は、 ↑  の評判の良さもあり… Amazonポチリ で、一早く Getしました♪ 
なのですが… 小さいサイズ、ちょいと粗めな?モノクロームで…  少々ザンネン感が… orz 

ま、そうは言っても、観始めれば直に慣れてしまうもので…? f^_^;
お若い(当時26歳かな?)キャサリン・ヘップバーンの “大熱演” をじっくりと堪能♪
(これまで拝見した中で一番お若く、元気な彼女だったようです…?)

そして、なんと吃驚っ
「若草物語(1949)」の時と、テーマソングが同じでした ♪ 
リスペクト(respect-o~ (´0`))  …だったのですね!? (しつこい?)

オープニング・クレジットは、どこか瀟洒な劇場に掛けられているような “緞帳” の雰囲気…?
素朴に描かれた? マーチ家の四姉妹の家に、雪はしんしんと降り続き・・・
クラシカルなイメージと音楽とで、今まさに “開幕” と言った感じが…!? (^_-)-☆

冒頭は、街の風景でしたが・・・
戦時色が濃いめに反映された演出で、私めには、それがかえって新鮮だったりしました。

・・・マーチ家の母は “共和国キリスト教友好団体” にて慈善活動中…!?

「主人は戦地だし、息子は大怪我をして入院中・・・
いつ死ぬかわからない状態だけど、娘が四人いるから・・・
メグとジョーは看護師として働いているの…!」と、母は明るく話す。

そう名を上げられた、長女のメグは・・・
仕事場で? 楽しそうに子供たちのお世話を…!?

次女のジョーはと言うとっ
苦手なマーチ伯母さんの御屋敷で、いつものように本を朗読中…!?
深眠りに入った伯母を確認すると、ジョーはそそくさと帰り支度を始めるのだがっ
目覚めた伯母に見咎められ… しかも父の事で口答えをしたために、伯母の不興を買う羽目に…?

しかし、クリスマスなので、伯母は四姉妹の為に “プレゼント” を用意してくれていた。
「上手に遣いさえすれば良い」と、一人に1ドルのお小遣いを小袋に入れて渡してくれる。

四女エイミーは、学校で立たされ中…!?
こっそりとデイヴィス先生の似顔絵を描いていて見つかり、見せしめに立たされたものの
エイミーの真に迫る “泣き落とし” 作戦に、先生はコロリとやられ…? 無罪放免に…!?

「母さんが学校やめさせる って言ってやったわ」
と、何かと騒がしいクラスメイトを煙に巻き!? エイミーはさっさと下校してしまう…!?

三女のベスは、いつもしとやかで控えめな “乙女” で、大の音楽好き♪ 
今、まさに居間のピアノで弾き語り中だったが・・・
調律もきちんと出来ていないピアノ故… 音の出ない鍵盤が有り、何とも恨めしい…? (¬、¬;

そんなところへ、
長女のメグをはじめ、ジョーやエイミーが、雪の中を賑やかに帰って来るのだが・・・
(ジョーは派手に転んで…「Christopher Coiumbus!(頭に来るわ)」と叫んでいます…! ( ´艸`))

偶然すれ違った、隣家のローレンス氏の馬車を見送った後・・・
ジョーがお屋敷へ向かって、ふざけた調子の大声で呼び掛ける…!  

「ヘーイ… ×〇☆彡~」

すると思いがけず… 「ヘーイ!」とっ
ローレンス氏の孫息子 “ローリー” が嬉しそうに応えたので…!?

慌てたジョーは、最短距離の “柵越え” を見事にヒラリと決めて…! 家に駆け込むのだった。

家で、伯母さんから貰った1ドルで何を買うのかを、口々に言いあっていると・・・
その内に “言葉遣い” を巡り、ジョーとエイミーの小競り合いに発展…!? 
いつもながらの風景に?長女のメグが年上らしいお小言を言ったりしながら
やがて、四姉妹で上演する “芝居” の稽古へと・・・!?

さて・・・?

ジョーの多才振りを印象付けるシーンの筆頭は、この “芝居” の所じゃないかな と思うのですが

「マーチ ダイニングルーム シアター The Witch's Curse (魔女の呪い)」

ポスターからして本格的で…! 呼ばれた少女たち? も大勢…!?
舞台の大道具等も手が込んでいるし… で、熱の入れようがわかる というものですが…? f^_^;

その後に振る舞われる “御馳走” のシーンもあり・・・

“貧しい” と言いながらも、そこそこ中流程度の暮らしぶりじゃん…!?
などと思いましたらっ
それはお隣のローレンス氏の粋な計らいだった!? という素敵なおまけ付きでした。

お稽古の時から本番まで…?
ジョーのリーダーシップは見事! と思いましたが、ズッコケまで描かれていて楽しめました♪ w
“ロドリーゴ” が野太い声で歌うシーンまであって、サービス満点♪ ( ´艸`) (上手い下手は不問…!)

そして、ジョーの身体的な “素敵さ” と言えば、更に…?
“雪玉” を、ローリーが居る二階の窓目掛けて投げる…! というのがありましたね。
その投球フォームのカッコ良いこと♪ (^_-)-☆

何気ないシーンですが、そんなところも キャサリン・ヘップバーン の魅力と感じてしまいます♪ 

また、私拘りの…!? 「Christopher Coiumbus!」も何度も出て参りました…!(笑)
(ローレンス邸の豪華な室内を見てコレを発した時には「信じられないわ」と訳されていました…)

そう言えば、ローレンス家の人たちは、ジョーに負けず劣らず…!? 
勢いがあると言うか? 祖父もローリーも “元気印” が付いているような感じが致しましたね。w

迫力ある厳めしさ?のローレンス氏と、三女ベスとの “ピアノ” を巡るシーンは…
ジーン・パーカーの持つ柔らかな雰囲気もあって、自然な感じがとても良かったと思います…。

プレゼントされたピアノのお礼を言いに、お屋敷を訪ね・・・

さて、どうするのかな? と思いましたら、握手を求めてベスが右手を差し出す…!
しかし、握手だけでは気持ちが納まらず…!? 
ベスはヒョイとローレンス氏の膝に乗り、首っ玉に抱き付く…!?  ( ̄ο ̄; エェ~

一瞬 驚きましたけれど…!  あの時代ならではの演出なのかなぁ と…。(微笑)

“抱く” と言えばっ
猩紅熱をうつされ一時はダメか? と心配されたベスが回復・・・ というシーンで
ジョーが二階から颯爽と、ベスを “お姫様抱っこ” で降りてくる…! 
というのを見てまた吃驚でした~ (´0`)

流石 キャサリン・ヘップバーン♪ 只モノじゃ~ございませぬ…!

因みに…
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019)」のシャーリーズ・セロンもタフでした。w

閑話休題

そーゆー ジョーでしたが、中盤位から? 泣き虫になってしまうのですね~!?
成長したということか…?(汗)

ローリーとの別れを経て、ニューヨークの下宿屋でベア教授と出会うわけですが・・・
二人の恋の始まりは、落ち着いた大人なムードで、とてもロマンティックに描かれていました ♪ 
(教授がピアノの弾き語りをしているのを、耳にしたジョーが惹かれていく…! という?  f^_^;)

・・・お似合いのカップルでしたね。( ´艸`)

ラストシーンも、サラッとシンプルに…!
未来を予感させる自然な幕切れに、好感をもちました。

四姉妹を演じた女優さん、それぞれ個性が際立っていて良かったですね♪
(お初の方?ばかりでしたけれど… (^_^ゝ)

ところで、余談ですが…
母親役の女優さんとメイドのハンナが似通っていて…!?(爆)
私的には、時々間違ったりして… f^_^; 紛らわしかったです。w

キャサリン・ヘプバーン(ジョー) 次女
ジョーン・ベネット(エイミー) 四女
ポール・ルーカス(ベア教授)
エドナ・メイ・オリヴァー(マーチ伯母さん)
ジーン・パーカー(ベス) 三女
フランシス・ディー(メグ) 長女
ダグラス・モンゴメリー(ローリー)
ヘンリー・スティーヴンソン(ミスター・ローレンス)
スプリング・バイイントン(マーチ夫人) 四姉妹の母

脚本 サラ・Y・メイソン
   ヴィクター・ヒアマン

音楽 マックス・スタイナー

監督 ジョージ・キューカー

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