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ハッチング―孵化―-(PAHANHAUTOJA /HATCHING) 2022 [は行の映画]

ハッチング.jpg 美と醜が同居する?不思議な北欧ホラー♪ ( ´艸`)

家族は知らない、
私だけの秘密。

ジャンル ホラー
製作国 フィンランド
時間  91分

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一見幸せそうな家族の中で抑圧された感情をため込んでいく思春期の少女を主人公に、
ひょんなことから彼女の闇の心が具現化し、思いもよらぬ災厄が引き起こされる恐怖を、
予測不能の展開で美しくもグロテスクに描き出したフィンランド発の不条理ホラー。
出演は主人公の少女役にオーディションで選ばれた新人シーリ・ソラリンナ、
その母親役にソフィア・ヘイッキラ。
監督は本作が長編デビューとなるフィンランド期待の新鋭ハンナ・ベルイホルム。
                              (allcinema より)              
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“不思議映画好き” としましては、予告編の時点で、大いに興味をそそられた作品でした。w

“『ぼくのエリ 200歳の少女』『ボーダー 二つの世界』に次ぐ、北欧発の新たな傑作ホラー”
                       (official website INTRODUCTION より)

「ボーダー・・・」は未見ですので、これを機会に是非観てみたいと思いまする。(余談 w)

“それ” の正体は何なのか…!? ( ´艸`)  
終始、緊張感をもっての鑑賞でしたが・・・
冒頭、綺麗な空間から、いきなりグロになり…!?  というような?  ( ̄ο ̄; 衝撃の連続でしたね。

ヒロインは12歳の少女のティンヤ(シーリ・ソラリンナ) なのですが・・・
元凶と申しましょうか? ファミリーを牛耳っている母親のエゴが引き起こした “問題” なので…!?
分かり易いと言えば、とても分かり易く… 有難い限りで…? (;^_^A 存分に楽しめましたがっ
母親が開き直っている分? 諸々の怖さがストレートに伝わってくる感じが致しましたね…?

母親自身は、前途有望なフィギュアスケート選手だったのだが、事故で挫折…!? という経緯があり…
太ももをむき出しにして、その大手術の傷痕を露に… というシーンが何度か有りました。

また…?
“娘を友達のように扱い、自分の秘密のすべてを娘に背負わせている。”
       (official website CHARACTER & CAST 「母親」より)

これは何気ないようでも、罪は重いな~ と思わずにはいられない事のひとつでしたね。(汗)

ネタバレですが…!
と言っても、official website に載っていることですので、記してしまいますけれど…。(笑)

“アッリは、怒り、攻撃性、障害、悲しみ、愛されたい欲求という、
 ティンヤの母親が娘に持って欲しくないものを全て持つ存在として描かれている。”
         (PRODUCTION NOTE  「卵から孵化した存在 “アッリ”」より)

 “アッリ” というのは、卵から出てきた “それ” と呼ばれるものですね。( ´艸`)
(“それ” の正体は観てのお楽しみ… ですが  f^_^;  “具現化” からの “変身” が見ものでした…)

ともかく…
母親役のソフィア・ヘイッキラが、ベテラン女優さんらしく…! さりげなくも…? 超熱演♪ ( ´艸`)
“強心臓” とも言える役処をそつなくこなして♪ 小憎らしいくらいでしたが…!? (爆)

一方、娘のティンヤは、戸惑いつつも? とりあえず母親に付き従う…! という事に終始して…!?
切ない限りなのでした。

オーディションで2000人の中から選ばれたという…! シーリ・ソラリンナ
もぉ~ 非の打ち所がない という美少女ですが、汚れ役も厭わず…!素晴らしいデビューでしたね♪

冒頭は… “ロマンチックな北欧スタイルに装飾された明るい部屋”

・・・チャンネル「素敵な毎日」をお届けするのは人気ブロガーである?美人の母親…。
ママの自慢の娘ティンヤの “練習風景” 等を動画に撮ってupする事を生きがいにしている…!?

そんな、フィンランドの “素敵な家族” 4人が、とっておきの “笑顔” を自撮り中のところに…
(母親はカメラ目線で “モイモイ (^_^)ノ (moi moi フィンランド語で バイバイ)” と満面の笑みで…)

突然、激しい音がして一同は吃驚…!

ティンヤが硝子戸を開けて見てみると、いきなり何かが飛び込んできた!?
それはカラスのようで…? 母親が大事にしているもの すべてを破壊しながら暴れ回った!?

機転を利かせたティンヤが、手頃な布を被せて取り押さえ…! そのまま外へ逃がそうとするとっ
母親は、「こちらへ」と促して、それを受け取ると、パキッ!?   ( ̄ο ̄; エッ
そして「ナマごみの方ね」と、ティンヤに捨てて来るように言うのだった。

蓋の甘いゴミ箱に捨てる時… ティンヤは心が痛んだ…!? 

体操クラブに所属しているティンヤは、大会で良い成績を残せるように日々練習に明け暮れる…!?
それも、大好きな母の期待に沿えるよう…! と思う一途な気持ちからだったのだが・・・
クラブの少女たちは、遊びに誘っても乗ってこないティンヤを、疎ましく思い?仲間外れに…。

ある日…
ティンヤが庭に出ていた時に、「隣に引っ越してきたの」と、挨拶をしてきた少女がいた。
その子は飼い犬を抱っこしていたのだが、ティンヤが手を出すと… 犬は突然噛み付いた!? ( ̄ο ̄;

ティンヤと同年代の少女、レータは… その後、体操クラブに入り、一緒に練習をすることになる…。

ある夜…
不気味な鳴き声を耳にしたティンヤは、気になって外のゴミ箱を見に行ってみる。
そこに捨てた筈のカラスの死骸はなくなっていた。

尚も鳴き声は聞こえてきて…!
ティンヤは、それに導かれるように…? 森の中へと入って行くのだが・・・

ある場所に、いつかのカラスと思われるものが? ヒクヒクしているのが見えた。
ティンヤは、近くに在った手頃な石を手に取ると、それに向かって何度も打ち下ろす!  ( ̄д ̄;エエ~

ふと見ると、傍には卵が…!?

ティンヤはためらわず…? “それ” を家に持ち帰り・・・
誰にも言わず… クマのぬいぐるみの中に大事に隠した…。

さて・・・?

母親の影響の “凄さ” というのでせふか?
ともかく、私的には刺激が強過ぎて、言葉を失う感じでした。 (¬、¬; う~むむむ

愛は有るが、妻に対しては “我関せず” 的なスタンスの父親!?
風貌は父親にそっくりだが、好奇心旺盛な普通の少年らしい? 弟 のマティアス
そして、ティンヤ家に出入りの大工である、見るからに精力的なテロ

男性陣も個性が際立ち、所々で良い味を出しておりましたけれども…! ( ´艸`)

この後の展開は、“素敵” な母親のお蔭で、益々目が離せなくなります。
・・・記すのはここまでに致します。(笑)

グロ苦手な方には絶対お勧め出来ませぬが、大丈夫と言う方は、怖いもの見たさ で如何でしょう?w

そして、ラストの “それ” をどのように受け止められるのか? とても興味があります…!
私的には…?  (¬、¬; ラストの “それ” は、不気味としか申せませぬが…。(苦笑)

不気味且つ、予想外の?荒々しさ… ではありましたが…!?
衝撃以外のものも感じたりして…!? 示唆に富む作品だったのかな と…。(汗)

シーリ・ソラリンナ(ティンヤ) 12歳 体操選手
ソフィア・ヘイッキラ(母親) 元フィギュアスケート選手 専業主婦
ヤニ・ヴォラネン(父親) 建築家
レイノ・ノルディン(テロ) 大工 趣味は古い家や家具の修理 1歳のヘルミと2人で暮らしている
Oiva Ollila(マティアス) ティンヤの弟

原案・脚本 イリヤ・ラウツィ

監督・原案 ハンナ・ベルイホルム

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コメント 2

青山実花

わぁ☆。
嬉しいです^^
私も今日、この映画を投稿する予定で、
下書きに入っています^^

私は書かなかったのですが、
テロさんが一番真っ当というのが可笑しかったです^^
まぁ、母親との関係を考えると、
本当の意味では真っ当ではないのでしょうけれど^^;
by 青山実花 (2022-05-28 10:17) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
おぉ~ \(^_^)/ それは楽しみ♪
ラストに何をお感じになったのか早く聞きたいです~♪
おっしゃる通り… テロは普通感覚の人という感じで安心して見られましたね。w
by Labyrinth (2022-05-28 10:55) 

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