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選ばなかったみち(THE ROADS NOT TAKEN) 2020 [あ行の映画]

選ばなかったみち.jpg 久々の? サリー・ポッター監督作品…。

あの日、あの時、あの瞬間――
歩んでいたかもしれない人生に、会いに行く。

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス/アメリカ
時間  86分

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「オルランド」「耳に残るは君の歌声」のサリー・ポッター監督が
ハビエル・バルデムとエル・ファニングを父娘役で主演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。
認知症を患い、たびたび過去の記憶や幻想で混乱をきたすニューヨーク在住の
メキシコ移民で作家の父と、そんな父を気づかう娘が、
医者に行くために2人で外出する中で様々な困難に直面するさまを描き出す。
共演にローラ・リニー、サルマ・ハエック。            (allcinema より)
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“本作はイギリスを代表する女性監督サリー・ポッターの弟が、若年性認知症と診断され、
 監督自身が介護で寄り添った経験をもとに書き下ろされた物語”
                       (official website introduction より)

他ならぬ サリー・ポッター作品というので、観てみましたが・・・
私的には、ちょっと感想が言い難い内容でしたね。(汗) 
身につまされる… という程の経験もなくて…? まあ、切ないなぁ という所でしょうか…?

冒頭は…
窓のすぐ傍を電車が通る、一見 殺風景な部屋に、ベッドが置かれ…
そこには正体を失くしたように見える?ハビエル・バルデムの “レオ” が横たわる。

一方…
エル・ファニングの “モリー” が、スマホで必死に連絡を取ろうとしている様子が…!?

・・・呼び鈴?ノックする音?電話が鳴る音?

やがてアパートに到着したモリーが、ヘルパーさんと合流して、鍵を開けて中に入ってみると…
父のレオは、目覚めているが相変わらずベッドに横になっているのだった。

「鍵が掛かっていたわよ…?」と、モリーは少々きつい口調で言ってしまうが…
レオの反応ははっきりしないまま…?
(認知症且つ四肢が不自由な方なのかな? と思っていると、そうでもないことがわかってきます (汗))

モリーは、会社に断わって…  父を歯科と眼科に連れて行こうとしていた。
(「少し遅れても必ず行きますから…」と電話で仕事の連絡を入れるモリー…)

しかし・・・
心ここにあらず?という態のレオは…? 歯科医師と意思疎通できるものでもなく…!?

移動中のタクシーでは、“追憶 or 幻想” 中のレオが…?
突然クルマから飛び出そうとして!?  ( ̄ο ̄; 怪我を負うことに…!

モリーからの連絡で、救急病院に呼び出された元妻でモリーの母であるリタ(ローラ・リニー)は・・・
「私を呼び付けるためにこんな事をする人よ…」と、レオの真の姿を受け止めようとしない…!?
(リタ自身は成功し新しい家庭も有るが、レオは線路沿いのアパートに住んでいる とか何とか…?)

モリーはレオに新しい “ズボン” を買おうと、量販店?に連れて行くのだが・・・(チョイ訳有り…(汗))
仕事の電話が入り…! ちょっと目を離したすきに、レオの姿を見失ってしまう!? 

必死に探し回るモリー・・・
レオは亡くなった愛犬と思い込んで、余所の犬を抱いていたところを、不審者と思われて騒ぎに…!? 

その後、受診した眼科では、レオは検査を嫌がり…!
てこずらされた医師は、レオを小馬鹿にするような態度で「彼」という言葉を使う。

すると、モリーは父の尊厳を傷つけられた と感じ、抑え難い怒りが湧いてくるのだった!?

広い駐車場に着くと、モリーは会社に電話を掛け、プレゼンの結果を訊いてみるが…
無情にも?ライターとして仕事が取れなかった事を知らされる…。

・・・レオの存在を、心ならずも? 重荷に感じるモリー…。

レオをアパートに送り届け、帰ろうとした時… レオが突然ぐずって泣き出したので…!?
ほだされた?モリーは… 一晩付き添うことにして、長椅子に横になる…。

ところが、夜中…!
レオは “追憶 or 幻想” に囚われたのか? 裸足のまま街に彷徨い出てしまうのだった…!? 

さて・・・?

本編は、レオとモリーの “思い” が交互に描かれ、流れるような展開なのですが…!?(;^_^A
私の一存で、娘のモリーに起こる “リアルな世界” の出来事のみを、敢て書き出しました。
無粋な事を致しまして、誠に スミマセン。(^^; (誰に謝っているのやら…?(苦笑))

“モリーが隣にいながらもレオは、初恋の女性と出会った故郷メキシコや、
 作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャを脳内で往来し、
 モリ―とは全く別々の景色をみるのだった―。” (official website Story より)

レオの脳内では… 不本意ながらも(?) 様々な出来事が去来し、渦巻くことに…!?

メキシコでの、ドロレス(サルマ・ハエック)との思い出は・・・
レオの為人を、端的に現すようで興味深いものでしたが…?
(死者の日に墓参を… と願う彼女に “迷信だ” と言って、彼女の気持ちを思い遣れないレオだったり?)

ギリシャ旅行の思い出は・・・ 
凡人には ん? (¬、¬; どゆこと? と思わずにはいられない感じがしたのですが…!? (苦笑)

それは… 作家ならではの感性なのかな? と理解はしましたが… (汗)
(旅先で出会う、娘と同年代の女性たちとの交流ということですが… レオの気持ちがイマイチ…?)

違和感とまでは言わないまでも、正直、何ともシックリこないものが…!?
そこがレオの脳内の出来事… という “危うさ” を現しているのかな? とも思ったり…?(大汗)

ま、平たく言えば、盆暗な私には、ピンと来なかったかな…? ( ´艸`) …という作品でした…?

ラストをバラしてしまいますとっ (爆)
ひしと抱き合う親子から (幽体離脱のように?) ス~ッとモリーが離れる というものでした。

う~むむむ この手の “繊細さ” は私には不向き…! ヾ(- -;) ポリポリ。
モヤモヤが晴れぬままでございます…。

俳優さんたちの熱演と言っていいのかわかりませぬが、とにかく見応えはありましたけれど…!

しかし、この父と娘の配役はどうでせふ?(汗) 
少々無理があるのでは? と、今でも引っ掛かる私です…?(爆)

ハビエル・バルデム(レオ) 作家
エル・ファニング(モリー) ライター
ブランカ・カティッチ
ミレーナ・ツァルントケ
ローラ・リニー(リタ) レオの元妻 モリーの母
サルマ・ハエック(ドロレス) レオの初恋の人?

監督・脚本・編集・音楽 サリー・ポッター

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青山実花

この映画は観ていないのですが、
タイトルからして意味深で、
何か考えさせらますね^^
いつか観てみます^^
by 青山実花 (2022-05-30 09:26) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
これは苦手なタイプの “不思議系” でしたので、私めには手に負えない感じでした。(汗)
青山実花さんなら、どんなご感想が飛び出すのでしょう?
折を見てご覧いただきたいと思います。是非に…! とは申せませぬが… ( ´艸`)
by Labyrinth (2022-05-30 19:27) 

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