ねこのこい・ねこのこひ(猫の恋) [駄句 春]
恋猫の声荒らげし夜半かな Labyrinth
(こいねこのこえあららげしやはんかな)
副季語に 恋猫 うかれ猫 春の猫 猫の妻 孕猫
猫の交尾期は年に四回あるが、春に著しい。
早春、交尾期に入った猫は人を恐れず雨風におびえず、夜昼となく雌を恋い、
食事もろくろくとらず歩き回る。
数匹が狂おしく争いわめきたてたり、切ない声を立てて恋情を訴える。
数日後、憔悴し傷つき汚れて帰って来るのは哀れである。
子を孕んだ猫の顔は険があり動作は大儀そうである。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(こいねこのこえあららげしやはんかな)
副季語に 恋猫 うかれ猫 春の猫 猫の妻 孕猫
猫の交尾期は年に四回あるが、春に著しい。
早春、交尾期に入った猫は人を恐れず雨風におびえず、夜昼となく雌を恋い、
食事もろくろくとらず歩き回る。
数匹が狂おしく争いわめきたてたり、切ない声を立てて恋情を訴える。
数日後、憔悴し傷つき汚れて帰って来るのは哀れである。
子を孕んだ猫の顔は険があり動作は大儀そうである。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)