欲望のバージニア(LAWLESS)2012 [や行の映画]
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密造酒ビジネスで名を馳せた実在の伝説的アウトロー
3兄弟と悪徳取締官の壮絶な抗争を描いた犯罪ドラマ。
原作は3兄弟の末っ子の孫マット・ボンデュラントが書いた同名小説。
出演は3兄弟役にジェイソン・クラーク、トム・ハーディ、シャイア・ラブーフ、
対する取締官役にガイ・ピアース。
共演にゲイリー・オールドマン、ジェシカ・チャステイン、ミア・ワシコウスカ。
監督は「ザ・ロード」のジョン・ヒルコート。 (allcinema より)
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“実際にあった伝説の復讐劇” という宣伝文句ですし ^q^
原作がお孫さんとあっては、後日談が甘くなるのもうなづけますけれどもっ w
まあ、“屋根つきの橋” のまま終わっていたら・・・ とちょいと惜しまれます?(ネタバレ?w)
冒頭は、納屋のようなところで、銃を構えて豚を狙う少年・・・
兄らしき二人が傍ではやし立てる というシーンですが
ためらう少年に業を煮やした一人が・・・ バーン!
これで、一気に薄ら寒いような心持になり!? (¬、¬;
先が大いに思いやられたのですが・・・(爆)
確かに血腥く、残虐で非道というパターンではありましたけれども (苦笑)
中途半端じゃないところが むしろ潔さを感じさせ・・・!?
(それなりに節度のある描写とでも申しましょうか? 徹底しているが、えげつなさは無い?)
ともかく、最後まで興味の尽きることなく観ることが出来ました。
1930年代のアメリカ、禁酒法時代
(“アンタッチャブル” でお馴染みとなりましたがっ w って歳がバレばれ ^^;)
バージニア州フランクリンの農家?酪農家?は金になる “酒の密造” に手を染めていた!
流行病で父母を亡くしたボンデュラント兄弟の家でも、ご多分に漏れず?
上の二人が危ない橋を渡り・・・!?
表向きは街外れの酒場? として生計を立てているよう装って居た。
長兄ハワード(ジェイソン・クラーク)は酔っぱらいの腕っぷし自慢
次男のフォレスト(トム・ハーディ)は寡黙で思慮深く?実質的なリーダー
末っ子のジャック(シャイア・ラブーフ)は、早く一人前の男として認められたがっていた。
また、ジャックは街の集会所で見初めたバーサ(ミア・ワシコウスカ)に夢中で!?
積極的に近づくのですが・・・
彼女はまんざらでもなさそうな顔をしながら、その可愛い口でっ
ボンデュラントは町の恥だ って父が言ってたわ と、臆面もなく言ったりします。
父とは教会の牧師さんでした。
実に、Nice キャスティングですね。
三兄弟はもちろんのことですが ^^;
ミア・ワシコウスカにしても・・・
後に店で働き始める、シカゴからの流れ者マギー役のジェシカ・チャステインにしても・・・
さらに、闇社会を牛耳るフロイド・バナー役のゲイリー・オールドマン 然り!
しかし、究極のNiceはっ
悪の権化のような!? 特別取締官レイクス役のガイ・ピアースでしたね~ ^q^
悪代官じゃないですが w
“袖の下” を大っぴらに要求するって・・・ ┐(´_`)┌
ま、大方の密造者は要求を呑んで、穏便に済まそうと致しますが
“永遠に死なない?ボンデュラント” は屈服せず!
・・・というところから、バイオレンスなシーンの連続となるわけでございます。
ともかく、ホントに不死身?
と思われるほどの傷みようでしたけれども・・・ (苦笑)
そんな時代もありました 的な映画と言えば、確かにそうなのですが ^^;
信念の男フォレストを好演したトム・ハーディの魅力で、最後まで楽しめました。
監督 ジョン・ヒルコート
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