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サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密<未>(THE SILENT STORM) 2014 [さ行の映画]

THE SILENT STORM.jpg アンドレア・ライズブロー 久々 ^^;

製作国 イギリス

THE SILENT STORM → 静かな嵐
(まぁ原題のままでも良かったのかな? と・・・ ^^;)



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絶海の孤島を舞台に愛と狂気が交錯するサスペンスドラマ。
エイリンは牧師の夫・ベイラーの激しい嫉妬と暴力に耐えながらスコットランドの孤島で暮らしていた。
そんなある日、ふたりの下にフィオンという美少年が過去の過ちを償うために現れる。
                      (TSUTAYA website より)
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未公開作品なので、情報が少ないのですけれど・・・
コリーナ・マクファーレンという方は、若手の綺麗めな女性監督さんでした。^^;
(初監督作品のようです?)

作風は というとっ
女性らしい繊細さと、激しさ(狂気?)が交互に押し寄せる!? といった感じでしょうか?

物凄く 地味~な作品であるのは間違いないのですけれども (汗)
私めの好みと合っていたのか? 興味深く拝見!

冒頭は・・・
暖炉の前に座る、焔に照らされた男の顔・・・
を、カメラがグルリと回り込み、撮った後、すーっと遠ざかり・・・ 
(一時は真っ暗闇状態でした・・・ (汗))

お腹の大きい女性と産婆さん?の居るベッドルームへと・・・。
(出産か? と思いきや、悲しい出来事があった模様・・・!? (爆))

副題に “閉じ込められた秘密” なんて付いているものですから ^^;
このように、思わせぶりな感じでスタートした時にはっ
どんな秘密が潜んでいるのやら? ^q^ と興味津々♪  だったのですが・・・

しかし、作り手の姿勢はあくまで真摯でした・・・ ポリポリ (・・*)ゞ

閑話休題

・・・ベイラー・マクニールは島の教会の牧師。
エイリンは、海でおぼれかけていたところを、ベイラーに助けられ、そのまま妻となった。

島の住人は、珪藻土を採掘する仕事に付いていたが、もはや採り尽くした感があり・・・!?
近々、本土に引き上げることになっている。

エイリンは、何もない所で、ほぼ自給自足の生活を余儀なくされており、労働は過重!?
それでも、彼女は厭わず・・・
密かに、ハーブを活かして“秘薬” を作ったりする楽しみを見つけて自己を保っていた。

ベイラーは、ストイックな聖職者と言った感じで、エイリンにも厳しかった。

ベイラーは、会社の意向で島民が去ることに対して異常に怒っており!?
始終不機嫌だった・・・!?

その怒りの矛先をエイリンに向けた時・・・
耐えに耐えて服従の姿勢を保ってきたエイリンは、ついに堪忍袋の緒が切れてしまう!?

・・・神はあなた(たち)のそばには居ない!
神は大地や空などの大自然にこそ宿っている!  と、つい本音をっ

“いいか? 神は服従や体制や敬意に宿るものだ” とベイラーは怒り心頭・・・
“お前は魔女だ!神や夫に逆らった女がどうなるか教えてやる ×× ××”  

・・・と、夫婦間の諍いが激しさを増した頃

窓外に見知らぬ乗用車を認めて、二人は慌てて身仕舞いを正す。

スミスという恰幅の良い男は、“罪人” だと言う一人の若者を連れてきていた。

被害者が、教会での“更生” を望んだ ということで 
“罪人” が罪を償えるよう御指導をお願いしたい という話だったが・・・

ベイラーは初耳だった!?
スミス氏は、前もって書簡を出してある と言うのだが・・・
(その書状は、他の郵便物と一緒にエイリンが受け取って、そのままに・・・!?(爆))

ともかく、フィオンという若者は受け入れられ
一部屋をあてがわれて、力仕事やら、雑用をこなすこととなった。

島民が、最後のお説教を聴きに教会に集った日・・・
ベイラーは、熱の籠った、気迫の話術で圧倒し、彼らの心を掴んだ!?

“・・・またいつの日か集まろう! 家族なのだから。
それまで、悪魔に付け入る隙を与えぬように・・・!”

島民が島を去り、三人だけの生活となると・・・
ベイラーは、フィオンの持っている詩集を毛嫌いし、攻撃の材料とした。

そんなある日、突然 「神の啓示があった!」 と言い出すとっ
ベイラーは、どこからか船を見つけてきて、教会移転の準備をし始めるのだった。

フィオンに手伝わせて、
まるで何かに憑かれたように? 一心不乱に家具等々を船に積み込むのだが・・・

また、突然
「明日船出をせよとの啓示がっ」 と言い出し、焦り気味に積荷を括りつけるのだった。

そして、その言葉通りに、二人を残し、本土へ向けて船出を・・・!?

・・・ベイラーが居なくなるとっ
大自然の下、エイリンとフィオンは、何とも言えぬ開放感を味わった。

さて・・・?

この後の展開は、言わずもがな ですけれども・・・? ^q^
(穏やかでないことは確かですが・・・(爆))

もうすでに4、5年も夫婦として暮らしているので、お互いに、それなりの愛情はあるようなのですが?
夫としての資質はどうなのかなぁ??(・_・?) ハテ? というところで・・・(苦笑)

ベイラー役のダミアン・ルイスはお初でしたが・・・
信仰心と狂気が綯交ぜになった様な?アブナイ雰囲気を醸し出して、巧いと思いましたね。

知的な容貌に似合わぬ? 強固な肉体!? (笑)
“狂暴” の後に、慈愛の眼差しになってみたりして・・・?  ともかくNice♪ ^q^

そんな夫に振り回されるだけの妻・・・ 
ではないエイリンを、アンドレア・ライズブローが渾身の演技で応えていましたね~ ^^;

これまでは、巨匠が描くマリア像から抜け出てきたのでは!?
と思うような美形の女優さん という印象だったのですけれど・・・(微笑)

今回は、初っ端から地味造りで!? 
何となく気が重くなってしまったのも確かなのですが・・・(爆)
それは、後半の “開放感” へと繋がる重要な導入部というわけでした。 

聖女と魔女 どちらとも言えないような、摩訶不思議な魅力♪

それらを見られただけでも、拾い物だと思いましたけれど・・・?^^;
劇的な展開を期待したら、ちょいと肩透かし状態だったかも!? (笑)

“美少年” は、いまいちだったかな? なんつって・・・  (・・*)ゞ

アンドレア・ライズブロー(エイリン・マクニール)
ダミアン・ルイス(ベイラー・マクニール)
ロス・アンダーソン(フィオン)

監督・脚本 コリーナ・マクファーレン
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