アスファルト（ASPHALTE／ MACADAM STORIES）

　２女優の名に惹かれて♪ ＾ｑ＾

愛は、突然降ってくる

MACADAM STORIES　→　マカダム舗装の物語

--------------------------------------------------------------------------------------------

フランス郊外の古ぼけた団地を舞台に、そこに暮らす不器用で孤独な男女が織りなす
ほろ苦くもユーモラスな人間模様をミニマルかつ軽妙に綴る群像コメディ。
出演はイザベル・ユペール、マイケル・ピット、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。
監督は「歌え！ ジャニス★ジョプリンのように」のサミュエル・ベンシェトリ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema より）

--------------------------------------------------------------------------------------------
あまり期待をしなかった分（？） なんだかとても得した気分なのですが・・・ ＾ｑ＾
私めの大好きな “不思議” と “可笑しみ” がさりげな～く？ 楽しめる作品でしたね。ｗ

冒頭は、おんぼろ団地の一室に集う住民の皆さん？
故障中のエレベーターの修理費に付いての話し合いに
一人だけ反対意見を述べるのは、２階に住む独り者の？スタンコヴィッチ

“恩恵に与れないからお金は出したくない” 
それでは、ということで・・・修理費を負担しないのなら、乗るな！  で、決まり！

その時、スタンコヴィッチは部屋の片隅に置かれたサイクリングマシーンに目が釘付け！
欲しくて、とうとう買ってしまい、早速乗ってみたのは良かったのですが・・・
何故か漕ぎながら爆睡！？ (￣ο￣;　しかも、とんでもなく長時間？？

気が付けば病院のベッドの上で・・・
おんぼろ団地に帰された時には、車椅子の人になっていました!?

それからの生活にはエレベーターが不可欠に・・・!? (￢､￢;
とりあえず、こっそりエレベーターで自室に入ったものの
冷蔵庫の中は空っぽ・・・　　食料を調達するにも人目が気になる!?

そこで、地道に調査をし、エレベーターの稼働状況を把握した上で
深夜になら大丈夫！ と、密かに抜け出し、病院の自動販売機でスナック菓子をＧｅｔ♪

ところが、去り際にっ
休憩時間で喫煙中の看護師にみつかってしまい、声を掛けられる。

“この時間は外出禁止でしょ！”  
“いや～　患者じゃないです・・・　ちょっと撮影の下見に来ただけなんで・・・”
と、口から出まかせ！？
（TVの「マディソン郡の橋」を見たばかりで、ついカメラマンのふりを・・・!? （笑））

それが縁で？ 夜勤専門の看護師との逢瀬（？）が始まります。
作品を観たい！ と言う彼女を信用させるために、
古いカメラを引っ張り出しては撮影に勤しみ “写真” を増やす毎日・・・！？
短い時間ながら、彼女との会話は、さえない中年男の楽しみに♪

さて・・・？

この髭面の中年男を演ずるギュスタヴ・ケルヴェンは、元々監督さんのようですが？ ＾＾;
ちょっとやつれたような看護師を演ずるヴァレリア・ブルーニ・テデスキとのコンビネーションはＮｉｃｅ♪

この他に、NASAの宇宙飛行士とアルジェリア系移民の老婦人との不思議に優しい時間 とか
隣に越してきたばかりの女優と、母子家庭の少年との張り詰めた？不思議に豊かな時間とか

ともかく、
可笑しくも素敵なエピソードが、“摩訶不思議な音” と共に（？）綴られていくのですが・・・ｗ

映画初出演となるジュール・ベンシェトリは本作の監督さんのご子息だそうで・・・
母は、ジャン＝ルイ・トランティニャンの娘のマリー・トランティニャンだというので吃驚！
それが、大女優イザベル・ユペールと堂々と渡り合うのですから、更に驚きでした!? ＾ｑ＾

ところでっ
何が良いって ｄ（≧∇≦）　とにかく、オチが良いのですっ
あの すっ呆けたオチは最高♪

この監督さんのセンスは私好みとわかったので ＾ｑ＾
「歌え！ ジャニス★ジョプリンのように （2003）」も観てみたくなりました♪ ｗ

う～ん・・・　 でも、観る人を選ぶ類の作品かも？（爆）

イザベル・ユペール（ジャンヌ・メイヤー）　女優

ジュール・ベンシェトリ（シャルリ）　高校生

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ（看護師）

ギュスタヴ・ケルヴェン（スタンコヴィッチ）　？　写真家ではない ＾ｑ＾

タサディット・マンディ（マダム・ハミダ）

マイケル・ピット（ジョン・マッケンジー）　米国の宇宙飛行士

監督・脚本　サミュエル・ベンシェトリ