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光 2017 [は行の映画]

光.jpg 渋めな豪華キャスト? (^_^;

僕たちは 人間のふりをして
生きている
25年前のあの日、消滅したはずの「罪」が、ふたたびやってくる――。

映倫 R15+

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「ぼっちゃん」「さよなら渓谷」の大森立嗣監督が「まほろ駅前」シリーズに続いて
三浦しをんのベストセラー小説を映画化したバイオレンス・ドラマ。
幼なじみとの突然の再会で消滅したはずの過去の罪が蘇り、
再び暴力と狂気が目覚めていく男の運命を描く。
主演は井浦新と瑛太。共演に長谷川京子、橋本マナミ。 (allcinema より)
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うかうかしていると、DVD発売日にっ 焦る~ぅ (ウ^_^ソ)

原作も未読ですし、大森立嗣監督作品も初めてでしたが
出演者の顔ぶれに惹かれて観てみました。
(因みに大森立嗣監督は・・・弟が大森南朋、父は麿赤兒 一応覚書 (・・*)ゞ)

身内に潜む “暴力性” がテーマなので?そんなシーンも少なくありませんでしたが
私的には、衝撃を受けつつも嫌いじゃない?というか・・・ (汗)
まぁ、演じる方の資質もあるのかも知れませぬが・・・ 違和感なく? ありのままを受け止めましたっ

ところでっ
まず驚いたのは、音楽でしたね~(汗)
作曲者はジェフ・ミルズという、テクノミュージック界の有名どころ?らしいのですけれど・・・
心中ザワザワし、わざと耳障りなものを聴かされてるのかな? って感じが致しました。w

オープニング・クレジットからして独特な趣があり・・・
う~ん これは俗に言う? ^q^ “作家性の強い作品” なんだ! と思った途端にっ 
印象深いワンショット・・・!

深い緑の中を延びる、白い道路の傍らに古木らしき大樹があり・・・
椿にしては時期が違うのでは?とも思える季節に? 赤い花が散乱しているのです。
綺麗♪ というよりは、毒々しく感じさせるビビッドな色彩に、出端を挫かれたような気分でした? (汗)

物語は東京の離島、美浜島から始まります。

当時中学生だった信之は、大人びた同級生の美花とすでに性交渉を・・・!?

避妊具を手に入れる為、信之はいつものように? 老灯台守を訪ねるのだが
信之を慕い、子犬のように纏わりつく近所の小学生、輔(たすく)を、ウザったく思った。
(輔は身体の疵跡を見せ、父親?からの家庭内暴力を訴えるので・・・ 信之は不憫にも思う?)

そんな輔は、何故か安物の?カメラを手にして、得意げだった。

ある日の夕方、美花の指示で家を訪ねるも、彼女は居らず・・・
信之はふと不安にかられて、山の神社の辺りを探してみるのだが
その時、声を聴いた気がして?近づいてみるとっ

それは、木に寄り掛かり恍惚の表情を浮かべる美花で・・・
民宿の客らしき男が、彼女と絡み合っていた!?

気配に気づいた美花は、信之に目を遣るが、表情を変えるでもなく・・・!?

信之はその時、彼女が無音で 「た・す・け・て」 と言ったような気がして?
男に突進するのだがっ
男は慌てて、誘われただけだ と言い訳をっ!

それから信之はためらいなく男を叩きのめすのだった。

その後、大地震があり!?
たまたま高台に居た信之、美花、輔は、程なく暗い海に津波のうねりを見ることにっ!?

さて・・・?

こう書いてくると、美花ってどんなにイイ女かと思われるかも知れませぬが?
そーでもなかったり・・・?(爆)  (ご贔屓の方スミマセン (汗))

島を出た三人はバラバラに・・・。

25年後、信之(井浦新)は公務員となり、東京近郊の団地に・・・?
美人の南海子(橋本マナミ)と結婚し、可愛い一人娘の椿(早坂ひらら)も生まれ
平凡ながらも穏やかな生活を送っていたのですが・・・

そこへふらりと輔(瑛太)が現れたことで、平和な家庭は崩壊してしまうことに・・・!?

輔が南海子に声を掛けると、たちまち?輔の虜になり、暇を見ては安アパート通いをするようになる。
南海子がそんな気怠い午後を過ごしている間に、愛娘の椿が変質者の被害者に・・・!?

信之は怒り狂い、南海子を責め立てるが・・・ (それは信之の箍が外れた時の妄想?)
南海子は南海子で、怒りの矛先を幼い椿に向ける! (これも、こうしたいと思う南海子の妄想か?)

一家は、心の傷を抱えながらも、いつものように淡々とした日々を過ごすかにみえたが・・・?
輔の許に、暴力的な父親が突然現れたことで、事態は更に危い方向へ・・・!

(2度目の)さて・・・?

井浦新は、ポーカーフェイスと言いますか?
怒りの表情の印象がほぼ無いように思うのですが・・・
今回も、あまり感情を露わにせずに?凄いことをやってのけましたっ w

予想外のド迫力? は、輔の父親役の平田満でしょうか?(汗)
これは彼の普段のイメージからは想像できなくて!? まじ驚きでしたね~ ^^;
エグイ親父像を印象深く演じて、楽しませて? くれました。w

また、それに応えて!? 
息子 輔役の 瑛太が、揺れ動く心模様を繊細に演じ分けていたように思います。

旋盤工のような仕事をし、一応自立している態でしたが、ちゃらちゃらした男になっていましたね。
それは子供の頃のイメージと懸け離れてはいなくて・・・?
はたしてどんなふうに成長したのだろう・・・ とか? ^^;
色々な興味を掻き立てられたりしまして、一種危うい魅力がありましたね。

その輔に骨抜きにされてしまう人妻の役を、橋本マナミが たおやかに演じていましたが・・・
この人って女優さんだったのですね~ (汗) 知らなかった~ orz
(ピンナップガールとかグラビアアイドル? ^^; よくわかりませぬが、モデルさんの類かと・・・(・・*)ゞ)

しかし、脱ぎっぷりが良いと申しましょうか・・・ もぉ~吃驚!
・・・なわりには、大切なものは見せない! と頑なな感じがあり、意外だったりしましたけれど?w
それも含めて、好意的に観てゐる自分がおりましたっ (微笑)

南果歩はチョイ役でしたが、扮装があまりにも上手くて見破れませんでしたわ。 w

井浦新(黒川信之)
瑛太(輔)
長谷川京子(篠浦未喜)
橋本マナミ(黒川南海子)
梅沢昌代(山内)
福崎那由他(信之(14歳))
紅甘(美花(14歳))
岡田篤哉(輔(幼少期))
早坂ひらら(黒川椿)
南果歩(小野)
平田満(洋一)

音楽 ジェフ・ミルズ(テクノミュージック)

原作 三浦しをん 『光』(集英社文庫刊)

監督・脚本 大森立嗣

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