聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(THE KILLING OF A SACRED DEER) 2017 [さ行の映画]
タイトルと “不条理劇” に惹かれて・・・?!
“彼”は4つの悲劇を用意した――。
“彼”は4つの悲劇を用意した――。
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「籠の中の乙女」「ロブスター」のギリシャの奇才ヨルゴス・ランティモス監督が、
「ロブスター」に続いてコリン・ファレルを主演に迎えて贈る不条理スリラー。
心臓外科医の男が、亡くなった元患者の息子と親しくしていくうちに、
自分の子どもたちに不可解な異変が起きるさまをミステリアスかつ不穏な筆致で描き出す。
共演はニコール・キッドマン、バリー・キオガン。 (allcinema より)
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wikipedia によりますと、これは「アウリスのイピゲネイア」がベースになっているようです。
そう言われましても、ギリシャ悲劇なんて・・・ と思いつつ・・・ トロイ戦争は知ってましたけどね (・・*)ゞ
“不条理劇” というからには、気持ちよく席を立てるハズがない! という覚悟はありましたがっ
初っ端から ドUPの心臓ヒクヒク には恐れ入りました・・・(汗)
(私個人の “踊る心臓” 事件を思い出したりして・・・orz)
不安を掻き立てるような音楽と生々しい手術の場面は・・・
主人公が心臓外科医ということの象徴だと思われますが
ん? もしかして・・・
リアル “聖なる鹿” さんの心臓? なんてバカなこともチラッと思っちゃう自分でしたっ(ウ^_^ソ)
スティーブン(コリン・ファレル)は、
同僚医師の時計を見て、イイね 一つ欲しいと思ってるんだが と水を向けると
良い店紹介するよ! と快諾。
そして、スティーブンが新たに購入した時計は、親子ほども歳が違うマーティンのものに・・・!?
まるでデートのように、レストランで食事をしながら時計をプレゼントするわけですが・・・
最初は意味がわからず・・・ 若い男娼?(¬、¬; なんてね・・・(爆)
それにしてもスティーブン あまり趣味がよろしくないなぁ ・・・と思ったのには理由が有ります。(汗)
16歳という設定のマーティンに扮しているのはバリー・キオガン
「ダンケルク (2017)」では、それなりに爪痕を残した?ようなのですが、私的には記憶にナシ(爆)
でも、あの何とも薄気味悪~い顔には見覚えがあるような気も致しました?(汗)
ともかく、出てきた瞬間から不快な気分にさせられる感じなのです・・・?(しっ 失敬!)
二人が妙に和やかに会話するのも 気色悪っ てな感じになりましたね。(汗)
後になってわかってくるのですが・・・
スティーヴンの不遜な行いから、手術に失敗! (飲酒が原因か?)
亡くなった患者はマーティンの父親で・・・
自責の念から、スティーヴンは彼に目を掛けてきた・・・つもり?
そんなある日、スティーヴンはマーティンを自宅に招いて、家族に紹介することに・・・。
オハイオ州シンシナティ郊外にある豪邸には、眼科医の美しい妻アナ(ニコール・キッドマン)と
マーティンより少し年下の? これまた美しく優秀な長女キムと
まだ幼い少年のボブが、何不自由なく暮らしていたのでしたが・・・
(中略 (・・*)ゞ)
その後、スティーヴンの子どもたちに異変が起こり始める?!
まずは弟のボブが、下半身の不調を訴え、歩けなくなり・・・
さて・・・?
慇懃無礼?のような印象だったマーティンが、口調は変わらずに、奇妙な事を言い出す!?
まるでスティーヴン一家の運命を掌握しているかのように・・・?
マーティンを、子どもだと思って気を許してきたスティーヴンは、眼前の事態に酷く動揺!
力ずくででも、マーティンの呪縛を解こうと躍起になるが・・・
結局は、追い詰められて・・・
二度目の、さて・・・? (・・*)ゞ
至る所に、何気なく “痛い” 表現が出てきて、その都度こちらも ウゲゲッ となってしまうのですがっ (汗)
例えば、歩けない息子を支えるつもりのスティーヴンは手元が狂ったのか?スルッと手放してしまい・・・
ボブは、しこたま膝小僧を打ち付けて倒れる・・・ みたいな?
意図的に行われる “痛い” 行動は言葉にするのも憚られますが・・・?(汗)
ともかく、終盤に行くほど、混沌として参ります。
また、
夫の前で大胆に振る舞うアナを、引きのカメラが何度か捉えますが・・・
子どもたちが救いようのない状態になった時、アナはスティーヴンに
“あたしたちはまだ大丈夫よ きっと新しい命を授かることが出来る”
みたいな台詞を吐き、暗に夫に子殺しを唆す!?(¬、¬;
ネタバレになってしまいますが・・・ (汗)
一人を殺さねば、皆死ぬことになる 的なことをマーティンが言ったらしいのですけれど
私の記憶にはない・・・?(汗) 例の持病か?(笑)
終盤のクライマックスは、豪邸での異常な夜。
やはり “自然死” じゃダメだったんだ? “聖なる鹿殺し” だからね~
なんてヘンな納得をした私めでしたが・・・ (・・*)ゞ
後日譚がありまして・・・(詳細はあえて伏せますが・・・w)
これを観てしまった私めは、ホッとするどころか、益々混乱してしまいました とさ。(ニヤリ)
「ロブスター (2015)」は、衝撃的な不思議映画で、好みの作品と記憶しているのですが
本作は、バリー・キオガンのお手柄か? (苦笑)
ヤツから目が離せなくなり・・・ (見たくもない顔なのに・・・(爆))
何ともヘンな違和感が残る、悩ましい作品だったな~ と思いましたね。
最後になりましたが、
長女のキム役のラフィー・キャシディ 「トゥモローランド (2015)」のアテナちゃんなんですと・・・。
大人の女性の顔になってましたね ^^; あたりまえ。
脚本 エフティミス・フィリップ
監督・脚本・製作 ヨルゴス・ランティモス
まずは弟のボブが、下半身の不調を訴え、歩けなくなり・・・
さて・・・?
慇懃無礼?のような印象だったマーティンが、口調は変わらずに、奇妙な事を言い出す!?
まるでスティーヴン一家の運命を掌握しているかのように・・・?
マーティンを、子どもだと思って気を許してきたスティーヴンは、眼前の事態に酷く動揺!
力ずくででも、マーティンの呪縛を解こうと躍起になるが・・・
結局は、追い詰められて・・・
二度目の、さて・・・? (・・*)ゞ
至る所に、何気なく “痛い” 表現が出てきて、その都度こちらも ウゲゲッ となってしまうのですがっ (汗)
例えば、歩けない息子を支えるつもりのスティーヴンは手元が狂ったのか?スルッと手放してしまい・・・
ボブは、しこたま膝小僧を打ち付けて倒れる・・・ みたいな?
意図的に行われる “痛い” 行動は言葉にするのも憚られますが・・・?(汗)
ともかく、終盤に行くほど、混沌として参ります。
また、
夫の前で大胆に振る舞うアナを、引きのカメラが何度か捉えますが・・・
子どもたちが救いようのない状態になった時、アナはスティーヴンに
“あたしたちはまだ大丈夫よ きっと新しい命を授かることが出来る”
みたいな台詞を吐き、暗に夫に子殺しを唆す!?(¬、¬;
ネタバレになってしまいますが・・・ (汗)
一人を殺さねば、皆死ぬことになる 的なことをマーティンが言ったらしいのですけれど
私の記憶にはない・・・?(汗) 例の持病か?(笑)
終盤のクライマックスは、豪邸での異常な夜。
やはり “自然死” じゃダメだったんだ? “聖なる鹿殺し” だからね~
なんてヘンな納得をした私めでしたが・・・ (・・*)ゞ
後日譚がありまして・・・(詳細はあえて伏せますが・・・w)
これを観てしまった私めは、ホッとするどころか、益々混乱してしまいました とさ。(ニヤリ)
「ロブスター (2015)」は、衝撃的な不思議映画で、好みの作品と記憶しているのですが
本作は、バリー・キオガンのお手柄か? (苦笑)
ヤツから目が離せなくなり・・・ (見たくもない顔なのに・・・(爆))
何ともヘンな違和感が残る、悩ましい作品だったな~ と思いましたね。
最後になりましたが、
長女のキム役のラフィー・キャシディ 「トゥモローランド (2015)」のアテナちゃんなんですと・・・。
大人の女性の顔になってましたね ^^; あたりまえ。
コリン・ファレル(スティーブン) 心臓外科医
ニコール・キッドマン(アナ) 眼科医 スティーヴンの妻
バリー・キオガン(マーティン) 高校生?
ラフィー・キャシディ(キム) スティーヴンとアナの長女
サニー・スリッチ(ボブ) キムの弟
アリシア・シルヴァーストーン(マーティンの母)
ビル・キャンプ(マシュー) スティーヴンの同僚医師
脚本 エフティミス・フィリップ
監督・脚本・製作 ヨルゴス・ランティモス
2018-04-26 00:00
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