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ゲティ家の身代金(ALL THE MONEY IN THE WORLD) 2017 [か行の映画]

ゲティ家の身代金.jpg ミシェル・ウィリアムズ♪

ジャンル サスペンス/犯罪/ドラマ
映倫 R15+

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リドリー・スコット監督が1973年に世界中で大きな関心を集めた実在の誘拐事件の
驚きの舞台裏を映画化した実録サスペンス・ドラマ。
孫が誘拐されたにもかかわらず、身代金の支払いを拒否した大富豪ジャン・ポール・ゲティの
お金への際限なき執着と、そんな男と誘拐犯の間で息子を救うために必死の戦いを繰り広げる
母親の執念をスリリングに描き出す。
主演はミシェル・ウィリアムズ、共演にマーク・ウォールバーグ。
また、当初ジャン・ポール・ゲティ役だったケヴィン・スペイシーが作品完成後にスキャンダルで降板となり、
急遽クリストファー・プラマーが代役に起用され、限られたわずかな期間での再撮影を敢行、
最終的にはアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされる
前代未聞の快挙でも大きな話題となった。               (allcinema より)                        
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オープニングシーンは・・・
“私の大好きな映画「甘い生活」と同じ、ヴィットリオ・ヴェネト通りで撮りたいと思った”
と、監督さんが仰っていましたが・・・。  (official website より)
(3時間余の「甘い生活(1959)」ですが  ↑ で、フェリーニ初挑戦してみる?と、チラッと思ったり・・・w)

1973年、ローマの夜の繁華街・・・
長髪のブロンド、お洒落な装いの青年が一人でゆったりと歩く姿は、場馴れした感じで何とも素敵♪
屯する娼婦たちの “からかい” も余裕で? いなして、カッコいい所を見せる・・・。

そこまでは良かったがっ
なんとその直後、怪しげなクルマの男たちの声掛けに応じてしまい!?
“パオロ” と確認された上、捕らわれの身となってしまった・・・ というのが発端。

“パオロ” → “ポール” は、世界一の大富豪として知られた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫。

誘拐犯から連絡を受けたのは、離婚してゲティ家から距離を置いている母のアビゲイル(ゲイル)
犯人側はポールの身代金として1700万ドルを要求してきた!
そんなお金はない! と言うと、義理の父親から出させろ と、連絡係? “チンクアンタ” は言う。

ゲイルが緊急連絡を入れると、ゲティ氏は犯人の言いなりにはならず!身代金の支払いを拒否!
(美術品には湯水のごとく使うが、孫の命にはびた一文出す気はない ということか・・・?)

途方に暮れるゲイルだったが・・・
犯人側もゲティ氏の予想外の態度に苛立ちを募らせていくのだった!?

そんな中、ゲティ氏に指名された元CIAのチェイスが交渉役として事件の解決に乗り出す!

ゲイルの家では、警察官が四六時中電話に張り付き、犯人側からの連絡待ちをすることに・・・!
チェイスも同席し、“チンクアンタ” からの電話に、ゲイルと共に応対するのだったが・・・

さて・・・?

颯爽とローマの夜を闊歩する青年は、たちまち心細さ丸出しの少年となり、
犯人側の為すがまま・・・ 哀れな “人質生活” を余儀なくされるのですが・・・。
(ここの描写が、ともかく半端なく “スリリング”  二転三転する状況に目が釘付けでした! )

そんな中・・・
言葉のわかる?“通称?チンクアンタ” は人質に接触する機会も多く、情が湧いたのか?
ポールの “存命” を、最後まで唯一気に掛けてくれる存在として描かれておりまして・・・
これがロマン・デュリスだったと、後で気づいたのですけれどっ (汗)
見掛けはムサくても?(爆) イイ人感が滲み出ていて好演♪ 儲け役だな と思いました。w

ピンチヒッター?クリストファー・プラマーは、老いてますますご活躍!?(微笑)
急場凌ぎと言っては失礼かも? ですが (汗)
そんな中でも素晴らしい演技を見せちゃうのは凄い!としか言いようがございませぬ。
私めのご贔屓おじさまカテゴリーには入っておりませぬが(爆)
今回の “ドケチ爺さん” の風格には参りましたね~ ^^; 
何とも言えない哀れさの中に、あまたの味わいがっ!?

そして、やはり!
なんといっても、出色はミシェル・ウィリアムズですね♪ ^q^

不甲斐無い夫に、ドケチの舅・・・
かてて加えて、息子の命を値踏みする!卑劣な誘拐犯!
これらに対峙する肝の据わった母親像を見事に体現!
(見た目も素敵なのが凄いところです^q^)

観る前は、チョイ役くらいの感じかな? 等と思ってましたら、とんでもない!堂々の主役でしたっ(汗)
たおやかな女性の役柄も良いですが、強い女もイケるミシェル・ウィリアムズでしたね♪ (^_-)-☆

大富豪の話なので、ロケーションも素晴らしくて♪
見どころは色々とあり、目の保養もかねて? とても楽しめました。

しかし、マフィア的な所業?は避けられず!? (← ここは意味深です w)
美醜のふり幅が大きくて戸惑いましたが?w
予想外に面白くて、出来れば劇場鑑賞したかった作品だったなぁ と思ったりしました。

余談
2日封切りの「ヴェノム」ですが・・・
あんなの見たくないもん なんて思ってましたら出ているのですよねぇ 彼女・・・ ^^;
う~むむむ 見るしかないかなぁ

チャプター(参考までに)
1.誘拐
2.世界一の大富豪
3.ゼロ
4.狂言誘拐
5.遺体
6.交渉
7.時が来た
8.私のもの

ミシェル・ウィリアムズ(アビゲイル・ハリス)
クリストファー・プラマー(ジャン・ポール・ゲティ)
マーク・ウォールバーグ(フレッチャー・チェイス)
チャーリー・プラマー(ジャン・ポール・ゲティ三世)
ロマン・デュリス(チンクアンタ)
ティモシー・ハットン(オズワルド・ヒンジ)

監督・製作 リドリー・スコット

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