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アルバート氏の人生(ALBERT NOBBS) 2011 [あ行の映画]

アルバート氏の人生.jpg グレン・クローズだけかと思ったらっ ( ´艸`)

製作国 アイルランド

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大女優グレン・クローズがかつてオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、
自らの脚本、製作、主演で映画化した感動ドラマ。
19世紀のアイルランドを舞台に、一人で生計を立てるために男性として生きざるを得なかった
孤独な女性の苦悩と哀しみを切ないタッチで綴る。
共演はミア・ワシコウスカ、アーロン・ジョンソン、ジャネット・マクティア。
監督は「彼女を見ればわかること」「愛する人」のロドリゴ・ガルシア。(allcinema より)
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女性が男装して・・・ と言う内容と、グレン・クローズのお顔を思い浮かべると…
う~~~む  あまりそそられないかな… なんて? これまでスルーしてきましたが…(爆) 
思わずポチリ… して良かったです♪

いやー これが予想外と申しましょうか? 私好みの "不思議" 感覚映画でした。 
思いがけぬ方向にいってしまったラストは、少々の戸惑いが無きにしも非ず… にしても?w 

ロドリゴ・ガルシア監督作品は「愛する人(2009)」が特に好きで、印象深いのですが…
今回も、さりげなさの中にキラリと光るセンスが心地良くて♪ 終始興味深く観ました。 

ところでっ
グレン・クローズ演ずるところの、ウエイターの  "ミスター・アルバート・ノッブス" 
穏やかな佇まいもスマートで…! 皆から愛される "好人物" なのですが・・・

思わぬ伏兵? とでも申しましょうか?
"彼" 以上に、気になる存在が表れて…!? 思わず "ドギマギ" な私でしたっ (汗)

それは "ヒューバート・ペイジ" を演じたジャネット・マクティアです。(モロ ネタバレ?w)

女優としての?彼女は「世界一キライなあなたに(2016)」で観ているのに全く気づかず…!?
ん? それ以前に…
「ハンナ・アーレント(2012)」も観ないといけないか? と思ったりもしていますが…?(大汗)

閑話休題
"彼(彼女?)" は、グレン・クローズと並ぶと、格段の差で上背があり "男っぷり" も宜しいのです ♪ 
(女主人を始め、一緒に働く女性までもがこぞってソワソワしちゃう感じ? ( ´艸`))

"ミスター・ペイジ" の仕事はペンキ屋なのですけれど…
"彼" の存在感のおかげで、面白さもですが、リアル感?も増したように思われましたね!?

実は、"アルバート氏" は、どこか浮世離れしているような印象がありました…。
生きる術として…  あまり目立たず? 無私の境地…的?な生き方をしてきたせいかも…?

そんな謎めいた "アルバート氏" の "来し方" を、"ミスター ペイジ" が訊ねる場面がありました。

ともかく、悲惨と言うのか…?  無残と言ったらよいのか?
気の毒過ぎる話の内容に、聞いている私めも胸が痛みましたが… (T_T)

グレン・クローズは気負わずに? さりげなく語り…  見事に哀しみを際立たせました! 流石っ 

19世紀、ミセス・ベイカーの経営する、ダブリンのモリソンズホテル。
格式も人気も上々のホテルだったが、その人気を支えている一つに、
アルバート・ノッブスというベテランウェイターの存在があった。

アルバートは常連客の好みを仔細に把握し、ソツのないもてなしで厚い信頼を得ていた。

そんな "彼" の楽しみは、手にしたチップを数えてはノートに記していくこと…。
地道にコツコツと貯め込んだお金は、自室のとある場所に大事に隠していたが・・・
そろそろ小さな店の一軒も持てようか? という程になっていた!?

ある日、ホテルの塗装の仕事で職人が泊りがけで来ることになり・・・
その職人と相部屋にして欲しい旨を、ミセス・ベイカーから言い渡されたアルバート。

不承不承ながらも、職人にベッドを提供することになり…
仕事終わりに恐る恐る自室を覗いてみるとっ
はたして、ペンキ職人のミスター・ペイジはすでにベッドで眠っていた。

パジャマに着替えるのも憚られ? 着の身着のままで、職人の隣に横になるアルバート…。

さて・・・?

同じ頃に・・・
ひょんなことから 仲間入りする "ボイラーマン?" のアーロン・ジョンソンや
そんな彼と "良い仲" になってしまうメイドのミア・ワシコウスカの件も、リアル感があり…!
目が離せない感じなのですがっ ( ´艸`)

ホテルの常連客のホロラン医師(ブレンダン・グリーソン)とベテランメイドの仲も気になる所…?
(そんなことを気にするのは私だけかも…? w)

まぁ "感動ドラマ" とは言え、ひとかどの感動ドラマとは一線を画す感じでしょうかね?(汗)

特異な?生い立ちの "アルバート氏" の不思議な "思考回路" に惹き付けられつつ…?(微笑)
19世紀の世相を反映した?人間臭いドラマを目の当たりに…!? と言った感じでしょうか。

渋い味わいの佳品と思いましたが・・・
なんとっ 嬉しいことに 字幕翻訳 松浦美奈さんでした♪ \(^_^)/

チャプター(参考までに)
1.ホテル
2.隠し事
3.新入り
4.芽生えた希望
5.夢
6.過去
7.葛藤
8.破滅
9.自由
10.決心
11.安らぎ
12.残された者たち

グレン・クローズ(アルバート・ノッブス) ウェイター
ミア・ワシコウスカ(ヘレン・ドウズ) お茶目なメイド
アーロン・ジョンソン(ジョー・マキンス) ボイラーマン?
ジャネット・マクティア(ヒューバート・ペイジ) ペンキ屋
ブレンダン・グリーソン(ホロラン医師) ホテルの常連客のドクター
ジョナサン・リス・マイヤーズ(ヤレル子爵) ホテルの無軌道な?常連客
ポーリーン・コリンズ(ミセス・マーガレット・ベイカー) モリソンズホテルの女主人
ブロナー・ギャラガー(キャスリーン) ミスター ペイジの “妻”
ブレンダ・フリッカー(ポリー) メイド頭?
アントニア・キャンベル=ヒューズ(エミー) 慎重派な?若手のメイド
マリア・ドイル・ケネディ(メアリー) ベテランメイド ドクターと訳あり?
マーク・ウィリアムズ(ショーン) 酒好きなウエイター
James Greene(パトリック) 最古参のウエイター

監督 ロドリゴ・ガルシア 

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