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デリンジャー(DILLINGER) 1973 [さ行の映画]

デリンジャー.jpgウォーレン・オーツ初主演作…! ( ´艸`)

アクション/犯罪/伝記
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米犯罪史上に名高いギャング、ジョン・デリンジャーの半生を生き生きと描いた、
J・ミリアス監督のデビュー作にして、紛れもないベスト1だろう。
教養は無いが雑草のようにたくましく生きるデリンジャーを中心に、彼を取り囲む若者たち、
執拗に追跡してくるGメン等の人間模様が鮮やか。
数度に及ぶ銃撃戦の迫力は、
某国のアクション映画が束になってかかっても遠く及ばない出来栄え。 (allcinema より)
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ジョン・ミリアス監督は、本作が監督デビュー作!?(脚本は多数ありますが…!?)
「風とライオン(1975)」 う~ん 観た覚えはあるのに…? 記憶にナシ…  ポリポリ。
でも、「ビッグ ウェンズデー (1978)」は大好きな作品と、今も思っています♪ w

ところで、実はコレ・・・
敬愛してやまない!? 来生たかおさんお勧めの1本ということで、観てみることに致しました。
正直な話… これまで “お勧め” の作品すべてを鑑賞してきたわけではございませぬ…。(汗) 
 
しかし、今回はっ
“小生のベストワンと言ってもいいほどの作品と思っています”  …というお言葉とっ
主演の俳優が、これが初主演となるウォーレン・オーツ!? Wow♪
それを聞いたら一も二もなく… って態ですが? 「ガルシアの首」しか知らないワタシデス。(ウ^_^ソ) 

ところが、もうひとつ気になるお言葉がっ
“「パブリック・エネミーズ」のタイトルでリメイクされましたが、これは失敗作…” 

むむっ(+_+)
ってことで、早速観返してみたわけですが…  (ウチにありますので… f^_^; ハイハイ 自慢ネ…)

自分の記事を読んでみますと、興奮気味に?佳かったような文字が並んでいましたが…?(汗)
今回の鑑賞では、さしたるトキメキもなく…!? (爆)
(;^_^A  なんて言ったら実も蓋もないかな~?w

ジョニ・デも、かつての輝きを失いつつある時期だったのかなぁ?
はたまた、脚本や演出自体に問題アリなのかなぁ?(汗) 
なんて事を思ったり致しましたがっ f^_^;

・・・にしても、ゴージャスなキャストではありましたね。w

余談中の余談で恐縮ですが・・・(汗)
御本人ジョン・デリンジャーの顔写真を見てみますとっ
ウォーレン・オーツにはよぉく似てますし、ジョニー・デップにも似てる…?( ´艸`)

ってことで、ようやく本題に…!
冒頭は、1933年のインディアナ
銀行の女性職員の仕事に不満たらたらの老婦人がお金を引き出して、振り向くとっ
そこにはカンカン帽の洒落た “紳士” が居て・・・

“お金の顔を見るとつい笑が……!”

と言うなり、
“ジョン・デリンジャー” と名乗って、銀行強盗に早変わり…!?

そして、声を荒らげ!?

“デリンジャー一家だ 僅かの金で孫子の代まで語り草になる”
“一生に一度の幸運だ 死に急ぐなよ” 

と凄むのだった…!

タイトルコール(賑やかな?音楽と共にオープニングクレジット)

・・・メルヴィン・パーヴィス(ベン・ジョンソン)による、述懐!?

“1933年6月カンザスシティー
銀行強盗フランク・ナッシュの護送中に、私の部下が5人… 虫ケラのように殺された。
これを機に復讐を誓った。
フーバー長官は犯人らの抹殺を求め… 私は任務に専念した”

メルヴィン・パーヴィスは、葉巻を口に銜えるとっ

“誕生日祝に、件の部下から貰った・・・
(これから)奴らを一人殺るたびに1本ずつ吸うつもりだ”

一方、ジョン・デリンジャーは・・・
とある酒場で、先住民の血を引くという若い女ビリー(ミシェル・フィリップス)を見染て…!?
アジトに連れ帰り、仲間たちに引き合わせる。

手荒く扱われてもビリーは怖気ず!?  ( ̄ο ̄;
その後は、“デリンジャーの女” として、彼らと行動を共にすることに…。

さて・・・?

いやー 最大の魅力は、やはり ウォーレン・オーツでしょうね~
何時逆切れするのか!? って、ビクビクしちゃうほどの ド迫力!!!

かと思うとっ
最愛の恋人ビリーとフォークダンスを踊ってみたり… のシーンが有って吃驚でしたが…(汗)

ともかく、ジョン・デリンジャーを “体現している” ということでは、誰も異論はなさそう…!?w

ドスの利いた声音も、独特の口調も、御本人を真似ているのかわかりませぬが…?
こーゆー男だったのでは!? と思わせてしまう説得力がありましたね。

また、執念で “ジョニー” を追い詰めていくメルヴィン・パーヴィスとの独特な関係性も
憎しみだけでない?  或る種の “繋がり” が垣間見えて・・・!? (ホント?)
味わい深いものとなっていたように思われまする。

「パブリック・・・」は余計なものを付け足したばかりに焦点がボケちゃった感アリ!?(苦笑)

男目線では、やはり臨場感ある “ドンパチ” が魅力的に映ったりするのでしょうがっ ( ´艸`)
“デリンジャー一家” のメンバーそれぞれの末路が丁寧に描かれるのも、泣かせ所でしょうか!?

エンディング・・・
死ななかった(爆)登場人物たちの “その後”  … 的な情報に、興味を引かれました。(汗)

“ビリーとデリンジャーの父親は1935年に「犯罪は報いられない」と題する芝居で
全国を巡業した”
“彼女は1969年に先住民保留地で未婚のまま生涯の幕を閉じた”

そして、一番 へェェ~ (´0`) と思ったのはっ
“デリンジャーは FBIの射撃練習の標的として姿を残している” という一文でした。(汗)
(どこかで耳にした情報かも…? という気も致しますがっ f^_^; トホホ)

エンディング・クレジット後に・・・ まだ何か? と思いましたらっ
フーバー長官の “切実な思い” が語られました。(内容を書き記しは致しませぬが… w)

やはり、義賊?と言えども、強盗で人殺しですしねぇ  
“持ち上げ厳禁” てことでっ(苦笑)

ラストの余談
“2020年3月3日発売のBlu-ray「デリンジャー -日本語吹替音声収録コレクターズ版-」”
というのがあるらしいのですけれど・・・ 買いません。(´-`).。oO

ウォーレン・オーツ(ジョン・デリンジャー)
ベン・ジョンソン(メルヴィン・パーヴィス) FBI捜査官
ミシェル・フィリップス(ビリー・フレチェット) ジョン・デリンジャーの恋人
リチャード・ドレイファス(ベビーフェイス・ネルソン) 
ハリー・ディーン・スタントン(ホーマー・ヴァン・メーター)
スティーヴ・カナリー(プリティボーイ・フロイド)
クロリス・リーチマン(アンナ・セイジ)
ジェフリー・ルイス(ハリー・ピアポイント)
ジョン・P・ライアン(チャールズ・マックレー)
ロイ・ジェンソン(サミュエル・コウリー)
リード・モーガン(ビッグジム・ウォラード)
フランク・マクレー(リード・ヤングブラッド)
ジョン・マルティーノ(エディ・マーティン)

監督・脚本 ジョン・ミリアス

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末尾ルコ(アルベール)

おおっ!この2020年、そして令和2年に『デリンジャー』観ましたか!素晴らしいですね。来生たかおさんのお薦め映画ということで。わたしもミシェル・ウィリアムズやレア・セドゥ、あるいは桜井日奈子などが薦めてくれたら必ず観るでしょう(笑)。
『パブリック・エネミーズ』は、ジョニー・デップ以外は悪くなかったのですが。デリンジャーって雰囲気、まったくなかったですからね。
『デリンジャー』は観ているはずですが、あまり覚えてません(笑)。でもウォーレン・オーツのような俳優、昨今はいませんよね。淀川長治さん風に言えば、「男、男、男の香り!」。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2020-06-03 03:27) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
観ちゃいました~♪ お勧めとあらばっ (笑)
今後も、ウォーレン・オーツ 攻めていきますので…! ( ´艸`) フフフ
いつも愉しく反応して下さり、ありがとうございます。
by Labyrinth (2020-06-03 14:34) 

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