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若草物語(LITTLE WOMEN) 1949 [わ行の映画]

若草物語1949-.jpg マーヴィン・ルロイ監督作品。

時間 122分

みんなに愛された名作!あらゆる人の心を暖める美しい名画!(リバイバル時)

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実に当時32歳のアリソンがジョーを演じたオルコットの名作の3度目の映画化で、
監督はMGMメロドラマの巨匠M・ルロイ。
前作と違う所は、天才子役のオブライエンでたっぷり泣かせようという狙いで、
ベスを四女(従ってエミーが三女となる)にして、みなの寵愛を一身に集めさせた変更で、
それは見事に成功。                      (allcinema より)
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019)」の時には、天邪鬼ぶりを披歴し…!
呆れられた向きもおいでになるのかな? と、少し心配になったりして…? (ウ^_^ソ) 

原作未読なので、ストーリーが気になり、有名な? 本作を見てみることに致しました。(汗)

「若草物語(1994)」も、何気に豪華なキャストが気になり…  観てみたいと思っておりますが…
キャサリン・ヘップバーンの「若草物語(1933)」も、叶うことなら是非♪ (^_-)-☆

とは言え…
観終わってみれば、大筋では大した差はないかな? という印象でした。
当たり前…? (^_^ゝ

オープニング・クレジットは…
絹糸の質感もあたたかな? クロスステッチで描く “雪景色” ♪
・・・からの “御屋敷” の映像でしたがっ 

エンディングでは、それに見事な “虹” が掛かり……!
一冊の大人向け絵本を味わったような? ちょっと贅沢な余韻が心地よい感じでしたね。

“総天然色” の文字はなかった? と思われますが…?(笑)
でも、美しい “色” がふんだんにちりばめられた、“舞台劇” の雰囲気…!?

特徴と言えば、やはりジョー役のジューン・アリスン(アリソン?)の大熱演でしょうね♪

当時の年齢が30過ぎ? のジューン・アリスンが、結構な柵をヒョイと跨いだり…!
あるいはドテッ となったりで…? 活力が漲り、グイグイと牽引していくのが痛快でしたっ
ワザとそうしているのか? 野太い声がまた良かったり… ♪ (笑)

おや? と思い、強く印象に残ったのが、“驚いた気持ち” を端的に表した…?

「Christopher Coiumbus!」 “おったまげた” と日本語訳が…。( ´艸`) 

往年の “流行(はやり)言葉” なのかな? 
ま、お嬢様が口にする言葉でないことは良くわかりましたがっ (笑)
(その後、ローリーもふざけて使っていたような…?w 原作には載っているのでしょうねぇ?)

そして、やはり、ちょっと気になったのが…  ジョーの “老け顔” !? (爆)
そう思って観てしまうせいもあるのでしょうけれど…?(汗)

確かに、長女メグより大人な感じがする瞬間があったような…?(大笑)

しかし、ジューン・アリスン… 
庶民的とは言え…? 良く観れば (失敬) とても美形な女優さんです。(^_-)-☆
活動的で利発なジョーを体現する、彼女の体当たり演技に魅了されました♪

ローリーと追いかけっこで、全速力で走る… というシーンの後の事だと思いますが… 
姉のメグに、おしとやかではない! あなたは変わるべきよ!  と云われた時に…
ジョーが口にした台詞が… 

「馬に生まれたかった」  ( ´艸`) Nice♪

ところで・・・
ジョーが母と真剣に向き合うシーンに、ジョーの一面が現れていたように思われました。
ローレンス邸のパーティーに招かれた四姉妹が、偶然 “母の蔭口” を聞いてしまった晩のことです…。

母と二人になった時に、ジョーが「ママには “作戦” はあるの?」と尋ねる…
「母親が娘に抱く理想… お金持ちと結婚させたい とか…?」

母は、「たくさんあるわ」と、娘たちに対する数々の希望を述べた後・・・

「野心だってあるわ… 私は普通の母親よ」と続け…
「でも貧乏人の妻や、上品な老嬢の方が、自尊心を失くした女王になるよりいいわ」…と。

それを受けてジョーは「結婚なんて絶対にしないわ」と、母の首っ玉に抱き付き、涙ぐむ…!?
背中を向けた母は「そうなの?」と意味深に…?

ジョーは、年の割には成長しきれていない…!? 
“少女” のままでいたい “願望” の持ち主?  …そんな設定だったのかな? f^_^;

いずれにしましても、いろんな “ジョー” が見られるのは実に興味深く… 有難い事と思います。
(原作未読のお蔭で? 固定観念がない分、猶更そう思うのかも…? w)

最後になりますが…
ローレンス翁とベスの心温まる抱擁のシーンでは、またしても不覚の涙…。 (:_;)
C・オーブリー・スミスとマーガレット・オブライエンの取り合わせは、何だか妙に素敵でしたね♪ 

彼女は、確かに “天才子役” の名に恥じず…!?  
終始、cuteで健気な “マーガレット・オブライエン” でございました。(^_-)-☆

が~
芝居掛かった台詞回しや…? (爆) 
演技そのものも? ちょいと臭過ぎではっ (¬、¬;
・・・なんて事が気になってしまった “天邪鬼” な私でございます。 (大汗)  

美少女の誉れ高い十代の エリザベス・テイラーはっ と言うと…
食いしん坊振りが半端なくて…! ともかく可愛い♪ 
ゴージャスで、チャーミングで… 役柄のエイミーにピッタリな感じが致しましたね♪
(「ストーリー・・・」のフローレンス・ピューも悪くはなかったですけれど…? w)

惜しむらくは?
終盤…  パタパタと端折ってしまった感が無くもないかな? という展開でしょうかね?(汗)

ジャネット・リー(メグ (マーガレット・マーチ/長女))
ジューン・アリソン(ジョー (ジョゼフィーン・マーチ/次女))
エリザベス・テイラー(エイミー (エイミー・マーチ/三女))
マーガレット・オブライエン(ベス (エリザベス・マーチ/四女))
ピーター・ローフォード(ローリー(セオドア・ローレンス))
メアリー・アスター(マーチ夫人) 四姉妹の母
C・オーブリー・スミス(ジェームズ・ローレンス) ローリーの祖父
ロッサノ・ブラッツィ(ベア教授)

脚本 アンドリュー・ソルト
   ヴィクター・ヒアマン
   サラ・Y・メイソン

音楽 アドルフ・ドイッチ

監督・製作 マーヴィン・ルロイ

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末尾ルコ(アルベール)

けっこうハイテンションで進行しますよね(笑)。この時代のハリウッドのファミリー向け映画って、こんな雰囲気が多いのかもしれません。

                            RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2020-09-15 03:39) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
本当に! ( ´艸`) 
始めは戸惑ってしまいますが、慣れるとアノ熱量が楽しくなって来るから不思議です♪
ハマってしまいました~ (^_^ゝ
by Labyrinth (2020-09-15 23:33)