ブルーサンダー(BLUE THUNDER／TUONO BLU [伊]) 1983

　ウォーレン・オーツの遺作です…。 ( ´艸｀)

ヤツはそこにいる・・・

ジャンル　アクション／サスペンス

製作国　アメリカ

時間  109分

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新開発された武装攻撃ヘリ、ブルーサンダー。
軍部による陰謀を嗅ぎつけたロス市警のヘリ・パイロットは、
機密と共にブルーサンダーを奪い、ミサイルや戦闘用ヘリを相手に壮絶な空中戦
（ロス上空で実際に警察立会いの下、約２ヶ月間毎週日曜日に撮影）を展開することになる。
「エイリアン」のＤ・オバノンとＤ・ジャコビーが原案を書き、
職人監督Ｊ・バダムが手堅くまとめあげたハイテク・スリラー。
後にＴＶシリーズ（短命に終わった）にもなる。
ペキンパー作品などでイイ味を出していた７０年代を代表する名バイプレイヤー、
Ｗ・オーツの遺作となった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(allcinema より)
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ジョン・バダム監督作品は、ジョニー・デップ主演の「ニック・オブ・タイム(1995)」…？
他は、観ているかどうかは定かではございませぬが、「サタデー・ナイト・フィーバー(1977)」は…
TVで見たような…？　という感じでしょうか。(汗)

本作も、ロイ・シャイダーだけでは絶対に観ようという気にならなかったと思われますが…？(爆)
最近思いを新たにした!? マルコム・マクダウェルもご出演とあり、楽しみに拝見♪ ( ´艸｀)

ところで、早々と余談ですけれども… (^_^ゝ
主人公の相棒というか…？ “新米” の助手さん？ライマングッド役の人(ダニエル・スターン)は…
「ホーム・アローン(1990)」のトンマな “泥棒コンビ” のジョー・ペシじゃない方なのですね～ f^_^;

そして、なんとっ
「夜の大捜査線(1967)」の “ラルフ” も、クセの有る顔を見せておりましたっ  (´0`) 奇遇～
アンソニー・ジェームズですけれど…　いかにも？何かやりそうな顔ですな…。ｗ

冒頭に…
“以下に登場する兵器 盗聴システムはすべて 現在アメリカで使用中のものである” 
という但し書きが…！　(だとしたら恐ろしい…！(￣д￣；ｷﾞｮ)

管制塔の窓を掠めるように…!?　“POLICE” と書かれたヘリが旋回して飛び立っていく。

点呼で、“マーフィー” だけ姿が見えず・・・
“JAFO” と呼ばれた新人君の？ライマングッド(ダニエル・スターン)が、探すよう命じられる。

本人は、準備室にて…　いつもの？ “おまじない” のような？ 独自の “時計ゲーム” 中…!?
“ジャストタイム” を決めて…！　ニヤリとするフランク・マーフィー(ロイ・シャイダー)。

「今のは何ですか？」と聞かれると「大したことじゃないさ」と。
(後に、自分に課した “時間感覚のテスト” だと答えています)

上司のブラドック警部(ウォーレン・オーツ)と雑談を交わしながら “発着所” へ向かうマーフィー…
そこで改めて、本日の “同乗者” ライマングッドを紹介されることに…！

・・・タイトルコール

マーフィーとライマングッドは、ヘリに乗り込み “初” の飛行をスタートする。
夜間の偵察となったが、強盗事件のサポート等 まずまず息の合ったところを見せる…!?

前任者のモントーヤから或ることを教えられたライマングッドは “覗き” の醍醐味を知ることに…!?

そうこうしているうちに、レイプ事件発生との連絡を受けて・・・
現場でサポート中に、マーフィーに予想外の？  “フラッシュバック” が…！？
(突然の事で、ライマングッドは泡を食う…!?)

ヘリから降りて、ブラドック警部に呼ばれた二人・・・。

マーフィーの推す “不審車” の案件は不問に付され…！？ 
騒音の苦情やらの後処理として…？　2週間の地上勤務を命じる とのことだったが
不満をポーカーフェイスに隠す去り際のマーフィーに、更に “精神鑑定” の依頼が来ていると告げる…。

憤懣やるかたないマーフィーは、帰路…
駐車場のロードコーンを使い…　猛スピード、鮮やかなテクニックで “スラローム” を決めるのだった。
しかも、“時間内” に…！

事件をサポート中、気が付くと姿を消していた “不審車” の事が頭から離れないマーフィーは…
夜間…　襲われた都市犯罪特別局長マクニーリーの敷地内に忍び込み、自分なりの捜査を…！？
すると、植え込みの中からくしゃくしゃになった 謎の？“書き付け” を見つける。

そんな折…　突然ブラドック警部からのポケベルが、しつこく鳴るのだった。

呼ばれて行ってみると・・・
政府の役人が二人…　“ピンクビル” まで同行願いたい　というので、警部共々 向かうことに…！

そこは、テロ対応の武装攻撃ヘリ “ブルーサンダー” のお披露目会場だった。

さて・・・？

ブルーサンダーのデモンストレーションをするのは、マルコム・マクダウェルのコクラン大佐…
選ばれたパイロットがマーフィーとわかると、“不適任” だと役人に耳打ちする抜け目の無さです…！？

マーフィーのフラッシュバックには、彼も出てくるので・・・(ﾈﾀﾊﾞﾚ？ (^_^ゝ)
ベトナム戦争時に何かあったんだな とわかるのですが、案外さらりと描かれるので…？
グッと胸に迫る　というものがないのは残念かな と思ったりしましたけれど…。(汗)

ま、武装ヘリの “雄姿” を存分に味わえれば良い という類いの映画ではありますが…？(爆)
テンポは良いし、演者はバラエティーに富んでいて、巧いし…！ と、思いがけず楽しめました♪

終盤に見せるマーフィーの “狂気” に満ちた表情が とにかくNiceでしたね♪

最後は手に汗握るという言葉が似合う？ 緊迫感溢れる空中戦…　はたまた 市街戦！？

しかし、夕暮れになり・・・
死に場所というか、ブルーサンダーを弔う場所を探すマーフィーはフツーじゃなかった…！！

って、まるまるネタバレしてますけれどっ (^_^ゝ

総じて、スピーディーで荒っぽい印象の映画でしたが…？
命を落としたのは、女性の長官と新人君とアノ人だけだったのでは…？(微笑)
(マーフィーは途轍もない武器を持っても、一つ一つの命を大切にしていましたね…！ 例外を除く ｗ)

ところでっ
お初に違いない と思ったのは、またしても勘違いでしたっ　orz
早いうちに、マーフィーの妻 ケイト役のキャンディ・クラークを見て、そう思いました。
彼女との接点は「ゾディアック(2006)」くらいしかないと思われますが…？
何故かよく知っている女優さんのような気が…！　？(･_･?) ﾊﾃ？

そして、究極は終盤…　林立するビルの間で行われる、鮮やか過ぎる “ミサイル処理” ！？
あれだけは嫌でも印象に残ってしまう、凄いシーンでしたね。(汗)
(と言いつつ、他でも見たような気がするのは何故かな…？ (大汗))

究極と言えばっ　マルコム・マクダウェルは究極の憎まれ役…！ ( ´艸｀)
コクラン大佐は「Catch you later.(後でな)」と言う、決め台詞がお好きなようでしたが…？

それを聴いたウォーレン・オーツが・・・ 
「Irritating littie cocksucker,isnt't he？(ムカつく野郎だな)」
ウォーレン・オーツが ボソッと言うと、何故か溜飲が下がる思いが致します…？ f^_^;

そんなブラドック警部は、時にはガムを噛み噛みする…？ ちょっと恰幅が良いおじさまでした。
「夜の大捜査線」のロッド・スタイガーも始終ガムを噛み噛みして、役作りをしていましたね～ ｗ
(蛇足もいいとこ… (汗))

エンディング・クレジット後に、ウォーレン・オーツを悼むメッセージが…。

「FOR WARREN OATES WITH LOVE FOR ALL THE JOY YOU GAVE US」

遺作がこの役で良かったな と改めて思います。

部下への愛情も厳しさも、過不足ない感じが彼らしくて…？ 何とも Nice でした。

(亡くなっても、こうして観ることが出来るシアワセをつくづく感じます。)

また【覚書】です… f^_^;　↓

JAFO（ジャホー）

Just Another Fucking Observer (“ドジな偵察隊員” )

 
も一つ
マーフィーの言ですが　「Outstanding！」意味は “優れた” 　訳は「結構だね」
初めてライマングッドを紹介された時に漏らした言葉です。ｗ

チャプター(参考までに)

1.オープニング

2.偵察

3.強盗事件

4.乗り捨て車

5.10時半の女

6.レイプ事件発生

7.苦情

8.ケイト

9.トップ・ニュース

10.ブルーサンダー

11.コクラン大佐

12.「ついて来い」

13.「脅迫する気か？」

14.“ソア”

15.ブルーサンダーの装備

16.テスト飛行

17.コクランを調べる

18.連邦ビル

19.ライマングッド襲われる

20.逃走

21.ライマングッドの伝言

22.盗まれたブルーサンダー

23.ドライブ・イン

24.空中戦

25.チャンネル8

26.「撃墜せよ」

27.アルコ・タワー

28.宙返り

ロイ・シャイダー(フランク・マーフィー)　航空課巡査　ヘリコプター・パイロット 

ウォーレン・オーツ(ジャック・ブラドック警部)　フランク・マーフィーの上司

キャンディ・クラーク(ケイト)  フランク・マーフィーの別居中の妻

マルコム・マクダウェル(コクラン大佐)　フランク・マーフィーの宿敵？

ダニエル・スターン(リチャード・ライマングッド)　フランク・マーフィーの相棒　航空観測員

ポール・ローブリング(アイスラン) 　政府の役人

デヴィッド・シェイナー(フレッチャー)　政府の役人

ジョー・サントス(モントーヤ)　マーフィーの元相棒 航空観測員

ジェイソン・バーナード(市長)

エド・バーナード(ショート)

アンソニー・ジェームズ(グランデリウス)　謎のドライヴァー！？

ジェームズ・マータフ(アルフ・ヒューイット)

監督　ジョン・バダム