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トッド・ソロンズの子犬物語(WIENER-DOG) 2015 [た行の映画]

Wiener Dog.jpg トッド・ソロンズ監督全六作拝見後に、再び…!( ´艸`)

犬も歩けば不幸にあたる

ジャンル コメディ/ドラマ
製作国 アメリカ
時間  88分

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「ハピネス」「ストーリーテリング」の奇才トッド・ソロンズ監督が、
ダニー・デヴィート、エレン・バースティン、グレタ・ガーウィグ、ジュリー・デルピーら
豪華俳優をキャストに迎えて贈るダーク・コメディ。
アメリカ中をさまよう一匹のダックスフントと、
その飼い主となる冴えない人々との交流をブラック・ユーモアとともに綴る。

小児ガンを患う子どもに引き取られたダックスフントだったが、
何かと問題を起こす子犬に母親は手放すことを決める。
獣医の助手ドーンによって安楽死処分から救い出されたダックスフント。
その後もアメリカ中をさまよい、映画学校で講師をしている脚本家や偏屈な老婆など、
行く先々で冴えない日々を送る人々との奇妙な出会いを重ねていくのだったが…。
                               (allcinema より)
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以前に劇場鑑賞した時の感想文は こちらです → 「トッド・ソロンズの小犬物語

ワンコ好きな私めとしては、主役の WIENER-DOG を観ているだけで楽しいのですが…♪
やはり、ラストのシーケンスは “毒キツ過ぎ” でまともには見られませんでした。(T_T)
(あれは動物虐待に対しての無言の抵抗!?  と、私は思いたいですが… どうなのでしょう?(汗))

ところでっ
見落としていた… というより、知らなかったな~ というのがエレン・バーステイン
大物女優さんだったのですね~ (;^_^A 道理で凄味が半端ない感じがしました。w
(アカデミー主演女優賞等の輝かしい受賞歴が有り、今はアクターズ・スタジオの学長ですと…!)

初見の時は、どうしても旬の女優さん グレタ・ガーウィグに目が行ってしまいましたので…?(汗)

さて… オープニング・クレジットは、
ペットショップに運び込まれた “WIENER-DOG” (女の子)の不安げな様子から…。
(方々から仔犬たちの鳴き声が絶え間なく聞こえて来る…。)

・・・芝生に横たわる、レミと呼ばれる病弱な少年・・・
父が WIENER-DOG をプレゼントすると、一瞬にして目に力が宿ったように輝く…。

しかし、面倒を見ると言っていた父は WIENER-DOG と上手く付き合い切れず…!?
母は、当然のように動物病院で避妊手術を受けさせてしまう。

(母との会話で… いちいち説得されてしまうレミ少年だったが、納得は出来ずに? 心を痛める…)

WIENER-DOG はレミ少年が与えた グラノラバーの食べ過ぎでお腹を壊し、体力減退…!?
父は “責任を取って” 動物病院へ運び込み “安楽死” を。

いつもの病院で、血液検査を終えたレミ少年・・・
“安楽死” について母と会話をした後に「みんないつかは死ぬんだ 死は いいこと?」

・・・動物病院では、WIENER-DOG が横たわり、今まさに “風前の灯火” 状態…!?

看護師のドーン(グレタ・ガーウィグ)は、その子をさすりながら “哀れ” を感じたのか?
医師が電話に出ている隙に、WIENER-DOG を包んで救い出し、クルマで逃走…!

自宅へ連れ帰り、“ドゥーディ(うん〇)” と呼んで、親身に介護するのだった。

ドーンが  Food Mart でドッグフードを選んでいる時に・・・
「ヘイ  ウィンナードッグ」と、久々に会う幼馴染みのブランドンが声を掛けて来た。

ドーンが懐かしそうに… 
「(あなたの消息を知りたくて)一度フェイスブックで調べたよ」と言い… 話のついでに
以前はブランドンがイジメの対象にしていた「ラルフィ」の名も出してみると・・・

ブランドンは 「あぁ あのゲイか…」
ドーンは「トランスジェンダーよ」と言い直す…! 

「じゃ元気でな」と出て行ったブランドンは・・・
入り口に繋がれた “ドゥーディ” を抱っこして可愛がり… 「犬には好かれるんだ」と言う。

ブランドンは、「明日早く発ってオハイオに行くけど 一緒に行くか?」 …と。

ドーンは一晩考えて…? “ここに未練などない” という結論に至り・・・
その話に乗って…! ブランドンのオンボロ車に身を任すことに…!?

さて・・・? 

初見では、“西海岸” 等とウソを書いてしまいましたが…  (冷汗)
(ニュージャージーから?) オハイオに行ったということのようですね。

そこに住む、共にダウン症の弟夫婦に “父の死” を伝えるため… という目的が有りました。
(ヤクの運び屋という一面もありそうですが…!? ( ´艸`))

ところでっ
ドーンも いじめっ子のブランドンも、ドーンに味方するラルフィの名も出て来て、何だか嬉しいです♪
(皆 監督デビュー作の「ウェルカム・ドールハウス(1995)」の登場人物でした w)

そして、忘れてならないのが インターミッションの可笑しな楽曲・・・
「The ballad of Wiener-Dog」

“元ネタはカントリー・ミュージックのクラシック「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」”
・・・だそうです。 (VOCAL PERFORMED BY   ERIC WILLIAM MORRIS)

この動画は何度見てもワクワクするのですが…♪ 良く出来ているなぁ と感心致します。(微笑)

インターミッション後の、Wiener-Dog の相棒となるのがダニー・デヴィート 
都会の街を行く二人の姿は、何とも cute で♪ ある意味 “和みの図” なのですが…?w
とどのつまりが “危険物(平たく言えばダイナマイト)” というのは頂けなかったですね~ (¬、¬;

シュメルツ先生(デヴィート)は良い作品、脚本を捻り出そうと・・・
“持論” に基づき、創意工夫を怠りなく…! のつもりなのですが…?
大学や学生側から見れば、考え方や授業そのものは “旧態依然” という認識…!? (苦笑)
その辺りの切なさ? やるせなさが伝わって来て、彼の突飛な行動にも・・・
って、同情心は湧きませぬが…!? (汗)

ところで…
最後の飼い主である、お金持ちらしき老女ナナはワンコを “キャンサー(がん)”と呼んでいました。
彼女自身が末期的症状だった…?(汗)
ワンチャンには一番落ち着ける場所だったように見えましたが…?
何故あんなことに…!? (T_T)

思うに、色んなタイプの飼い主さんが次々と出てきましたけれどっ
皆 Wiener-Dog を愛し、可愛がっていたことは間違いないと思われ…  ホッとした次第です。w

まあ、ラストの “これでもかー” という衝撃シーンは腹立たしかったですが・・・
やはり、改めて観ることで トッド・ソロンズ作品を掴めた(?)気になれたので…!? (ホントカナ?)
スッキリもしましたし… 良かった と思っています。( ´艸`)

エレン・バースティン(ナナ) がんを患う老女
キートン・ナイジェル・クック(レミ) 小児がんの少年
キーラン・カルキン(ブランドン) ドーンの幼馴染み 
ジュリー・デルピー(ダイアナ “ディナ”) レミ少年のママ 
ダニー・デヴィート(シュメルツ) 大学講師 脚本家
グレタ・ガーウィグ(ドーン) 元動物病院勤務
トレイシー・レッツ(ダニー) レミ少年のパパ
ゾーシャ・マメット(ゾーイ) ナナの孫娘

監督・脚本 トッド・ソロンズ

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とんでもない “ご難” のラストシーンの後に続けて…!?
ここで言うのもどうかな? とも思うのですが… (汗)

来生たかお家の愛犬ミミちゃんが2021年7月13日(火)午後… 天に召されたそうです。
20年もの永きに渡って “和み” をもたらしてくれたミミちゃん…! どうか安らかに…。
ミミちゃんは長毛の Wiener-Dog でした。リンクを張りました。ご一読を。<(_ _)>
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