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哀れなるものたち( POOR THINGS) 2023 [あ行の映画]

哀れなるものたち.jpg エマ・ストーン ( ´艸`)

ジャンル ドラマ/コメディ/ファンタジー
製作国 イギリス
時間  141分 
映倫 R18+

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スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を「女王陛下のお気に入り」の
鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、再び主演にエマ・ストーンを迎えて映画化した異色ドラマ。
ヴィクトリア朝時代を舞台に、天才外科医の禁断の手術によって蘇った若い女性が、
冒険の旅を通じて驚くべき成長を遂げ、時代の抑圧から自らを解放していくさまを、
過激かつグロテスクな描写を織り交ぜつつ
奇想天外なストーリーとゴージャスな映像美で描き出していく。
共演はマーク・ラファロ、ウィレム・デフォー。           (allcinema より)
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ラストに表示されたのですけれど…  字幕翻訳 松浦美奈さんでした。( ´艸`) 間違いなし!

ヨルゴス・ランティモス監督作品は・・・
ロブスター(2015)」「聖なる鹿殺し(2017)」「女王陛下のお気に入り(2018)」を鑑賞。

それぞれが…?
見たくもないもの? 衝撃的な事? 等々でガツンとやられたくせに…! 好きになっている… ( ´艸`)
という、誠に不思議な “作風” だということを思い出しました。(爆)

今回も同じ感じかな? とんでもなく進化している? 等と思いながら、ワクワク♪ 拝見。
否!
初っ端は何が出て来るのか? と…  ちょいと腰が引き気味な自分でした。(大汗) 

ともあれ、長尺なのに、興を削がれるような事なく最後まで一気に…! という感じで…?
いつの間にか、魔訶不思議な “世界観” にのめり込んでいた!? という…?(^_^ゝ ポリポリ。

結果的には… こりゃあ凄いや~ (´0`) でしたね。(お口 アングリ?)

今回は何故だか? 笑いが止まらない? 可笑しくて可笑しくて…!
“過激かつグロテスク” なのは変わらず!なのですが、Nice♪ なユーモアセンスが絶妙でした。

あらゆる点で進化していましたし…!
(“ゴージャスな映像美” これに尽きますね! 溜息ものでした♪)

また、エロ・グロ・ナンセンス好きの “好奇心” にも見事に応え!? (爆)
なにより、分り易さに驚いたかも…?f^_^;  (これまで小難しい印象があったのかな?w)

ともかく…!
これもひとえに、ヒロイン ベラ・バクスター(エマ・ストーン)の身体を張った “熱演” のお蔭かと…!
私めは… “R18+” に引っ掛からなくて良かったなぁ と、しみじみ…! (≧m≦)ぷっ

ま、万人受けする映画じゃないのは承知しておりましたが・・・
ベラの “進化” は 素晴らしい♪ と言えるのでは…? と思われました。(数々の受賞歴が物語る…)

最初は “赤ちゃん脳” で何ともアンバランスな彼女でしたが・・・
成長著しく…! (性に目覚めて!?あからさまな言葉をビシバシ口にするのもご愛敬…?w)
中頃からは… 吸収した知識に裏打ちされたような一端の口の利き方をするようになる…!?( ´艸`)
何より素晴らしいのは、自分なりの考え方が出来、それを実践できるということでしょうか…?
(その結果の良し悪しは言わずもがな…? なにせ “コメディ” で “ファンタジー” なので… w)

例によって、official website Story を全文拝借です。(;^_^A

「自ら命を絶った不幸な若き女性ベラは、天才外科医ゴッドウィンの手によって、
 奇跡的に蘇生する。ゴッドウィンの庇護のもと日に日に回復するベラだったが、
 「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ、
 放蕩者の弁護士ダンカンの誘惑で、ヨーロッパ横断の旅に出る。
 急速に、貪欲に世界を吸収していくベラは、やがて時代の偏見から解き放たれ、
 自分の力で真の自由と平等とを見つけていく。
 そんな中、ある報せを受け取ったベラは帰郷を決意するのだが──。」

後ろ姿の… ベラの前身?ヴィクトリアが投身自殺をはかる!?

“ゴッド” 博士が実験用にと、密かに引き揚げてみると・・・
何と彼女は身籠ってをり、母体はダメだが胎児は無事で…!?

ということから、凄まじい移植手術の模様が…!?  ( ̄ο ̄; となりますがっ

織り込み済みなので、ギョッともしませんでしたれど…? (苦笑)
博士の実験室には、いろんなものが有り、それらが突然映ったりするので吃驚する事は有りました。w

ところで、予想外だったのが? (と言っては失礼かな?)
ベラにご執心の弁護士ダンカン・ウェダバーンを演じたマーク・ラファロの、こなれた演技…!(汗)
ベラを手に入れたつもりで、彼女に翻弄される… という美味しい役処を “力演” !? ( ´艸`)
これまでの私の認識では “堅物” 的俳優さんでしたので…? 一寸意外性を感じたのかも…?(汗)

私めはお初?の… ベラの “記録係” から恋心を抱き、婚約者になり夫になった という・・・
マックス役のラミー・ユセフも、“普通感覚” の気弱な青年と映り、好印象でしたけれども…。w

また、ユニークなコンビ?
富裕な?老婦人マーサ(ハンナ・シグラ)と黒人青年ハリー(ジェロッド・カーマイケル)という…
豪華客船でベラが出会い、交流する事になる二人ですが・・・
会話では反発しつつ… 繋がっている? 粋な?知性派の彼らは、ベラの “脳” を刺激する!?
特に、ハリーは「人間は残酷な獣だ」と、ベラに “現実” を見せ付けることに…。

他にも、娼館のマダムや、意識高めな娼婦仲間 等々 ベラを巡っての “導き役” は次々と現れましたね。

まぁ、何はともあれ! 一番はベラの “父” となるウィレム・デフォーでしょうかね?
“ゴッド” は、顏の造りからして凄過ぎ…!(爆)   慣れない内は、まともに見られない感じでした。(汗) 

彼は、食事中や食後?
ガァルル~ スッポン! てな感じで “シャボン玉” 様のものを空中に吐いたりするのですが…!?
あれは、どうも 頂けませんでしたね… 可愛過ぎて…♪ (ウ^_^ソ) 

人を食ったような? 調子っぱずれな音楽とも相まって、誠に稀有で素敵な不思議映画だと思いました。

エマ・ストーン(ベラ) 生前は “ヴィクトリア” という妊婦
マーク・ラファロ(ダンカン・ウェダバーン) 軟派な?弁護士
ウィレム・デフォー(ゴッドウィン・バクスター) 医学博士 父から虐待とも取れる仕打ちを…!?
ラミー・ユセフ(マックス・マッキャンドルス) 医学生から “ゴッド” の助手に… ベラに恋心を…?
ジェロッド・カーマイケル(ハリー) 客船の乗客 マーサの連れ  ベラに世界の “現実” を示す…?
クリストファー・アボット(将軍アルフィー・ブレシントン) “ヴィクトリア” の夫
キャサリン・ハンター(マダム・スワイニー) 娼館のオーナー? 
ハンナ・シグラ(マーサ) 豪華客船の乗客 ベラに読書を勧める知性派の老婦人
マーガレット・クアリー(フェリシティ) “ベラ” 2号機? 
ヴィッキー・ペッパーダイン(プリム夫人) バクスター家の家政婦
スージー・ベンバ(トワネット) パリの娼館でベラと友達になり…  “社会主義” について説く…? 

音楽・出演  イェルスキン・フェンドリックス

監督・製作 ヨルゴス・ランティモス

nice!(23)  コメント(2) 

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コメント 2

つむじかぜ

やはりLaby様のお好みでしたね!
エロ・グロ・ナンセンスと映像美の見事なバランスでした^^
そしてエマ嬢の飽くなきチャレンジに拍手なのです〜
by つむじかぜ (2024-02-21 04:24) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
はい~ 大好物な映画でしたっ (^_^)y
それもエマ・ストーンのおかげですね♪ 本当に彼女のガッツに大拍手です♪
ご自身の “演技” の追及が、プロデュース業の方まで広がりを見せて…!?
今後ますます目が離せない女優さん! 素晴らしいの一言ですね♪
by Labyrinth (2024-02-21 11:20) 

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