しゆんじん・しゆんぢん(春塵) [駄句 春]
玻璃に寄る八割れ猫や春の塵 Labyrinth
(はりによるはちわれねこやはるのちり)
副季語に 春の塵 春埃 霾る(つちふる) 霾風(ばいふう) 霾天(ばいてん)
(はりによるはちわれねこやはるのちり)
副季語に 春の塵 春埃 霾る(つちふる) 霾風(ばいふう) 霾天(ばいてん)
春になると風の立つことが多くなる。
陸の暖かさが増し、海上の空気が陸へ吹き込むからで、東北風が春の季節風である。
雪も溶け、霜もなくなるので、とかく埃(ほこり)や塵(ちり)が立ちやすい。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)