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ボーダーライン(SICARIO) 2015 [は行の映画]

ボーダーライン.jpg エミリー・ブラント目当てでしたが・・・(汗)

その善悪に
境界(ボーダー)はあるのか――


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メキシコの麻薬組織壊滅を目的とする特殊チームにスカウトされた正義感あふれるFBI女性捜査官が、
突然放り込まれた麻薬戦争の最前線で目の当たりにする衝撃の実態を
リアルかつ極限の緊張感で描き出した社会派サスペンス・アクション。
主演は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラント、
共演にベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン。
監督は「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。   (allcinema より)

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なんと「複製された男(2013)」 の監督さんでした。^^;
あの不思議映画の監督さんの作品とも思えない!? w
リアリティ溢れる! すこぶる付きの!? 硬派な映画で吃驚でしたね。

ともかく、男っぽい事甚だしい! てな印象・・・。 ^^;

エミリー・ブラント扮するところの、紅一点のケイトが・・・
ノーマルな感覚の?我々見ている側の代弁者みたいな・・・?
ま、いわば“門外漢”(オトコじゃないけど!w) 
はたまた “素人” と申しましょうか?  ^^;

彼女が巻き込まれていく過程も、謎と不安だらけで・・・!?
オイオイ 大丈夫かぁ? 正義感だけでOKしちゃっていいのかぁ? と、気を揉ませてくれること!w

オープニングで・・・

“シカリオ” の語源はエルサレムの “熱心党(zeaiots)” である
祖国を侵略したローマ人を追いつめた殺りく者たち
メキシコで “シカリオ” は “暗殺者(hitman)” を意味する

原題の説明ですが、わざわざ記したのは何故? と思ったら・・・ う~むむむ(¬、¬;

さて、冒頭は、アリゾナ州フェニックス
FBIの誘拐即応班を指揮する女性捜査官ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)は
とある場所に踏み込み、人質発見に命懸けの態だったが・・・!?
そこには(麻薬がらみの?)無数の惨殺死体が隠されていた。

いつも “後始末” ばかりで日々虚しさを感じていたケイトは、
その奥に安穏としている “黒幕” の壊滅作戦という大義名分に惹かれて“特殊部隊” に参加。

心配する相棒のレジー(アフリカ系の法律家?)と別れて一人、専用機に乗り込むと
リーダー格のマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)の他に
顧問と言う触込みの?無駄口を叩かぬコロンビア人のアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が居た。

テキサス州のエル・パソへ行くものと思い込んでいたケイトが着いたところはっ
メキシコのフアレスだった。
(空撮の、メキシコの乾いた大地の感じが何ともエグイ・・・。 そして時に!美しい♪ ^^;)

フアレスには、得体の知れぬ屈強の男たちが集結していた!?
これを着てみろ と、マットが防弾チョッキをケイトに渡す。

武装した男たちは乗用車に分乗し、ある場所へと向かう。
途中から前後をメキシコ警察の物々しい車両が守る形で・・・。

ケイトの横に座るアレハンドロは、
油断するな メキシコ警察の連中は買収された奴が多い と警告!

麻薬組織“ソノラ・カルテル”の最高幹部マヌエル・ディアスの兄というギエルモの移送作戦だった。
ギエルモを確保し、国境へと急ぐが・・・
国境付近で事故による? 大渋滞にはまってしまう。

そこでケイトが目にしたものはっ ( ̄ο ̄;

さて・・・?

・・・ギエルモを締め上げるのは、旧知の仲?のアレハンドロ

どう締め上げたかは詳らかにされませぬが (汗) (節度のある撮影 or 編集に感服!)
ギエルモは弟の元へと通じる? “トンネル” の存在を吐かされてしまう!?

アメリカのどこかに潜伏中のマヌエル・ディアスに揺さぶりを掛け、
メキシコに呼び付けられるよう仕向けることが当面の目的!?

メキシコには、すべてを牛耳る麻薬王のファウスト・アラルコンが君臨しているが
その居場所まで辿り着けるか が勝負どころだった!

ともかく、後からそんな説明を受けても、ケイトのストレスはたまる一方!? (~_~;
長らく?禁煙していたのに、周りの男に 一本頂戴 とねだるようになり・・・
いつしか “INDIAN CREEK” という銘柄の煙草を常用するようになっていた!?

う~ん しかし、^^;
化粧っ気もなく、ヨレっとしたTシャツ姿のエミリー・ブラントの色っぽさったらないですね♪
“美形” が際立ちこそすれ、佳い女っぷりが薄れる てなことはございませんでしたっ (^_-)-☆

状況が読めない不安から? いつも眉間に皺を寄せて!?
神経質そうな!? 不機嫌そうな表情ではあるのですが、華奢な “首” からして見事に “女” でしたね♪

また、見事な “男” と言えば・・・
ベニチオ・デル・トロ演ずるところのアレハンドロの “生き方” でしょうか?

もともと寡黙な役柄がお似合いの人ではありますが、今回はゾクッとするほどハマってましたね♪

“アノ行動” が良いか悪いか ではなくて・・・ 只 よくやった! と・・・。(汗)
そう思わせてくれる演出がCool♪

(鮮やかな手際に痺れましたぁ なんて言ったら顰蹙ものでしょうけれどっ ポリポリ (・・*)ゞ)

ケイトの上司にあたる?マット役のジョシュ・ブローリンは、役柄で大いに得したかも? (微笑)
いつもより良い人そうに見えながら?(爆)  より複雑なものを内包している感じが出ていてGood♪

法に則って正義を行使するのが基本!という信念のケイトを、
アヤシながら巧みに利用していく・・・という? 云わば “タヌキ(政府)” の手足的人物かな。w

ケイトたちの行動に関係なく・・・
時々、一人のメキシコ人警察官の私生活が映し出されるのでしたが
終盤になるにつれ、その意味が徐々にわかって・・・ 何とも切ない感じではありましたね。
ここに描かれたことはあながち誇張でもないんだろうな と・・・。

総じて
エッ 今どきこんなのアリ!? ( ̄ο ̄; と思ってしまうグロな描写もあるにせよ・・・(汗)
(・・・なので万人にお勧めは致しかねますが!(笑))

久々に “リアルかつ極限の緊張感” を堪能したことは間違いございませぬ。

エミリー・ブラント(ケイト・メイサー) FBI捜査官
ベニチオ・デル・トロ(アレハンドロ) 元検察官
ジョシュ・ブローリン(マット・グレイヴァー) CIA捜査官
ヴィクター・ガーバー(デイヴ・ジェニングス) ケイトの上司
ジョン・バーンサル(テッド) レジーと知り合いの警官
ダニエル・カルーヤ(レジー・ウェイン) ケイトの同僚・相棒 法律に詳しい
ジェフリー・ドノヴァン(スティーヴ・フォーシング) ギエルモの移送作戦に参加
フリオ・セサール・セディージョ(ファウスト・アラルコン)
マキシミリアーノ・ヘルナンデス(シルヴィオ) メキシコの警官
エドガー・アレオラ(ギエルモ)
ベルナルド・サラシーノ(マニュエル・ディアス)

監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
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末尾ルコ(アルベール)

エミリー・ブラントは正統的な美形女優で、それがこのような役を演じてくれるのが嬉しいですね。ヴィルヌーヴは『ブレードランナー』続編の映像も徐々に観られるようになってきて、しかもゴズリングが主演。ゴズリングはオスカーレース本命の『ラ・ラ・ランド』でも主演と、2017年はゴズリングですうう!!(いや、サラ・ガドンかも←ああ、また書いてしまった・・・) RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-12-26 01:05) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
おぉ~ RUKOさまも そうお思いでしたか!? ^^;
エミリーには幅広く活躍してほしいです♪ お! もちろんサラ・ガドンにも!^q^
“ブレード・ランナー” どんな感じでしょう? 見てみますね。
by Labyrinth (2016-12-27 00:41) 

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