ヒトラーを欺いた黄色い星(THE INVISIBLES/DIE UNSICHTBAREN) 2017 [は行の映画]
“ヒトラー” ものはもういいや と思っていましたがっ (・・*)ゞ
1945年、ベルリン。
僕らはまだ、生きていた――
1945年、ベルリン。
僕らはまだ、生きていた――
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第二次世界大戦下のベルリンでナチスの迫害を逃れ終戦まで生き延びたユダヤ人たちの驚きの実話を、
実際の4人の生還者たちへの取材をもとに再現した実録サバイバル・ドラマ。
監督はドキュメンタリーを中心に活躍するクラウス・レーフレ。
1943年6月、ナチスの宣伝相ゲッベルスは、ベルリンからユダヤ人を一掃したと宣言した。
そんな中、ユダヤ人の青年ツィオマは、咄嗟の機転で収容所行きを免れる。
そして潜伏生活を送りながら、ユダヤ人のために身分証の偽造に精を出す。
その他ドイツ軍将校のメイドに雇われた女性ルート、
ヒトラー青少年団の制服で素性を隠し、反ナチスのビラ作りを手伝うオイゲン、
髪を金髪に染めて監視の目を逃れるハンニを加えた4人のユダヤ人に焦点を当て、
彼らがいかにしてホロコーストを生き延びることが出来たのか、
その過酷なサバイバルの行方を、本人たちのインタビューを織り交ぜ解き明かしていく。(allcinema より)
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何故見たのかと申しますとっ (・・*)ゞ
時間が空いたので・・・ と、またしても不遜な気持ちでの鑑賞でございます。(苦笑)
それにしては、とても面白く・・・ なんて言っては誠に申し訳ないのですが(汗)
ドイツに潜伏していたユダヤ人たちの気持ちや、それをかばってあげたドイツ人たちの気持ち・・・
当時の一般庶民の生活等をリアルに目の当たりにしたようで、とても興味深く見ることができました。
(インタビューに答える個性的な4人の老人の活き活きとした映像はとても貴重だな と・・・。)
潜伏していたユダヤ人というと、『アンネの日記』 がまず思い浮かぶのですが・・・。
(原作本も・・・後に映画も・・・ ん? ↑ これに限らず他の映画も色々と観てた気が・・・ (・・*)ゞ)
本作では、改めて納得ということも多々ありましたね。
やはり見た目ではユダヤ人と判別できないことや (だから黄色い星印を強要されたわけですけれど?)
ユダヤ人でも特殊技能を持つ人は仕事を継続することを許された? という事実・・・
ドイツ人将校の中には、柔軟な考えの方も居て、ささやかな抵抗を試みていたんだな と思ったり・・・(汗)
まさに、“紙一重” で命が繋がったりする現実があったわけですよね~(汗)
髪を金髪に染めて(ドイツ人のふりをして?)、昼間は映画館で一日を過ごす若い女性・・・。
ある時、隣の席が空席なので少し訝しむ気持ちで? 映画を見ていると・・・
途中から若い男性が座ってくる。
映画が終わると、その男性から話しかけてきて・・・
あら! デートのお誘いかな? 困ったな と思っている彼女に
母に頼んで隣の席にしてもらったんですよ と、予想外な話をし始める!?
自分は出征しなければならなくなり、母が一人ぼっちになってしまう と言うのだ。
映画館のチケット売り場の女性が彼の母で・・・
毎日映画館で過ごす女性がいるのよ と彼に話したことから、思いついたことだ と言って・・・
一人になった母を、時々訪ねて話し相手になってほしい と・・・。
少し肩透かしを食らった? ハンニ・レヴィ だったが、喜んで頼みを聞き入れる。
その後、彼の戦死の知らせが届くのだが・・・
彼の母とハンニは一緒に暮らしていく。
そして、連合軍の空爆が続き街が破壊され、終戦も近いと思われた頃・・・
突然、ソ連軍が侵攻してきた!?
ハンニがっ
金髪に染めただけよ! 私はユダヤ人! と叫びソ連軍にアピールする後ろで
身を小さくして怯えた表情の “ドイツ人の母”
二人は、まるで親子のように見えた!?
それから先はどうなったのか語られなかったように思われまする? (・・*)ゞ
“衣食住” といいますが・・・
寝床がない ということの辛さ?
初めのうちは部屋を借りたりできたものの、そのうちに空き部屋に強制的に人を入れる話になり?
好意で貸していた家主さんも困り果てて、結局ユダヤ人たちは出ていく羽目に・・・!?
行く当てもなく、夜通し街中で過ごして・・・ なんて話もありました。
その身に染みる寒さを今でも忘れない という言葉のなんと重いこと・・・!?
でも、強制収容所送りにされた人々に比べればっ ってことでしょうかねぇ(汗)
4人とも、その後は渡米したりして、幸せな暮らしに・・・
というような結びの言葉でしたが、
全体的にあまり悲惨さを強調せず?重すぎず?こちらの気持ちも暗くならずに済みました?(汗)
マックス・マウフ(ツィオマ・シェーンハウス)
アリス・ドワイヤー(ハンニ・レヴィ)
ルビー・O・フィー(ルート・アルント)
アーロン・アルタラス(オイゲン・フリーデ)
監督・脚本・製作 クラウス・レーフレ
2018-11-05 00:00
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