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天使の肌(PEAU D'ANGE/ ONCE UPON AN ANGEL) 2002 [た行の映画]

天使の肌.jpg ヴァレリア・ブルーニ=テデスキのお導き♪ ( ´艸`)
夕立ち、リンゴの香りのシャンプー、
あなたがくれたペンダント
――さようなら、
たったひとつの恋

ジャンル ロマンス/ドラマ
製作国 フランス
時間  85分

PEAU D'ANGE → angel skin (PC翻訳 日本語でお願いしたのに…!)

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「インドシナ」「王妃マルゴ」の名優ヴァンサン・ペレーズが初監督に挑んだラブ・ストーリー。
一夜を共にしただけの男を愛し続ける純粋で無垢な少女と、棄てた少女のことが忘れられない
青年の皮肉な運命をロマンティックに描く。
ヒロイン役には映画初主演となるフランス期待の新星モルガーヌ・モレ。
共演は「ポーラX」のギョーム・ドパルデュー。           (allcinema より)
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初っ端からDVD特典の話もナンですが・・・(^_^ゝ
本作の予告編と一緒に「花咲ける騎士道(2003)」の予告編もあったりして…! 思わずクスッ♪ ( ´艸`)
ヴァンサン・ペレーズ監督の、俳優としての代表作ってことでしょうかね?

ところで…
ヒロインのモルガーヌ・モレは、これ1作だけ!  という貴重なご出演作品でしたね。
神聖な感じすらする?透明感のある美少女を拝めただけでも、Valeria・B・T 姐さんに感謝♪ (^人^)

(Valeriaさん御自身は “短めブルネット” で、地味ながらもキラリと光るような貫録を見せていました…)

で… この作品は、誰が主人公なのか? 非常に悩ましく思われたのですが・・・(汗)
やはり、ネームバリューのあるギョーム・ドパルデューが主役ということなのでしょうかね?

父は名優ジェラール・ドパルデュー ご本人は37歳で病死という波乱に満ちた人生を送った人…!
私めは「ランジェ公爵夫人(2007)」「ベルサイユの子(2008)」を観て、結構お気に入りでしたが…
本作で久々に観られて嬉しいです。(役柄の良し悪しは別にして…? w)

オープニング・クレジット
小鳥の囀りの中… 一人の少女が或るものを抱えて丘へと駆けあがる…!
アンジェルは、後を追って来た父親を振り返ると、“大きな鳥” を肩に掛けて「パパァ!」と叫ぶ。
鳥は羽ばたき…! やがて羽を畳む。 (少女のシルエットはまるで天使のよう…!?)

タイトルコール

貧しい農家の朝…
家族と雑魚寝?のアンジェル(モルガーヌ・モレ)は、いち早く起き出してブーツを履き、外へ…!
鶏のエサをエプロンに入れて、手早く与えてから、手慣れた感じで鶏をどかして… 卵を探す!?

家族皆 日曜の礼拝に出かけていくが、アンジェルは行かない…!?
「神がいるなら 何故不幸が減らないの?」と、“家事手伝い” にせっせと精を出すのだった。

両親の会話… 「畑は残して、土地を売るしかない… アンジェルには出て行ってもらおう」

アンジェルは、ブルジョワジーのアルトー医師の家に住み込みメイドとして雇われる事に…。
先輩メイドのジョジアーヌ(マガリ・ヴォック)は、元気の良い音楽好きな娘で、すぐに馴染んだ。

グルニエ製薬の令嬢ロール・グルニエ(カリーヌ・シラ)等が招かれた日の事・・・
ディナーの用意をしていたアンジェルは、奥様が大切にしていたグラスを落として割ってしまった。
マダム・アルトーは怒り、アンジェルに辛く当たったが…  ジョジアーヌが助け舟を…!?

ディナーの配膳の時にも… 「顔が暗い」と、奥様から嫌味を言われたのだが・・・
見かねたロール・グルニエが、とりなしてくれたのだった。

一方…
母が亡くなったグレゴワール・ベルトロ(ギョーム・ドパルデュー)は、久々に実家に帰る。
親戚一同が集まり、葬儀に臨むわけだが・・・ 
グレゴワールは母の死を受け入れ難い思いがして…!? 一人で抜け出してしまう!?

カフェバーで飲んでいたグレゴワールは、ジュークボックスに夢中のジョジアーヌに話し掛ける。
「好きな曲?」

するとジョジアーヌは「見掛けない顔ね? この辺の人?」と。

気を紛らわせたいグレゴワールが応じて・・・ 
「アンジェで音楽関係の仕事をしている… マネージャーだ」と答えると…
ジョジアーヌはたちまち活気付き…!? 「友達が歌手なの…! 彼女に会ってやって!」と言う。

グレゴワールが「じゃ 駅まで連れておいで」と軽く言うと、ジョジアーヌは店を飛び出した!?

その直後、店の中にドヤドヤと親戚一同がやって来て、グレゴワールを見つける…。
「何故何も言わずに居なくなったんだ…?」と言う叔父は、その後もグレゴワールの非を責めた!?
そして、母の形見だという金のペンダントを彼に渡すのだった。

お屋敷に戻ったジョジアーヌは、戸惑うアンジェルを急き立てて、自転車の二人乗りで駅へと急ぐ…!

はたして… グレゴワールは駅で待っていた!?
ジョジアーヌは「適当に相手をして、飽きたら帰っちゃえばいいのよ」と言ってから、さっさと消える。

アンジェルは、彼の列車の出発時間まで二人で過ごすことに…!?  ( ̄ο ̄;
(駅員さんには「今日はもう終わりです」と言われてましたが…?w)

さて・・・?

“処女喪失” という場面を、握り合った “手” だけで表現するという・・・
もちろん、前後のシーンも含めての事ですが… センス良いな~ と思わず感嘆…!? (ウ^_^ソ) 

“力の入れよう” で…? アンジェルの微妙な心理が繊細に伝わって来るような感じ…!? 
斬新でもあり…? より官能的でもありましたね。

グレゴワールは、アンジェルの前に自分をさらけ出す。(母との間にあった蟠り等について告白…)
その後、叔父から手渡された形見の金のペンダントをアンジェルに…!

「私にはもったいない… 神は信じないけどイエスは好き」とアンジェルは貰っておくことに。( ´艸`)

ところでっ ピーマン頭の私が思うに・・・
共同脚本の… 監督の奥様でもあるカリーヌ・シラの要望が優先されているのか…?
彼女の演じるロール・グルニエが目立ち過ぎて…!? (爆)
その結果… 少なからぬ違和感を生じさせる事につながったのでは…? なんて… ね? 
意地悪な憶測をしてしまうわけですが… (;^_^A それは偏見と言うものか…?(爆)

(カリーヌ・シラは一目でわかる肌色をしています… ん? そんな所から “天使の肌” なの?(爆))
まぁ、冗談はさておき…! (大汗)

(一寸捕捉させて下さい… 人種差別ではなく… 美形だけど見た目が老け過ぎでは?と思ったもので…)

閑話休題?

働き口を求めていたグレゴワールはグルニエ製薬に就職し、その社長令嬢ロールと知り合う。
急速に惹かれあった二人は結婚し、やがて “お目出度” となりますが・・・

ところが…?
当のグレゴワールは幸せに浸るどころか!? これで良いのか?と日々暗い表情に…!?

・・・という事柄が “サクサク”というか “やや散漫” に? 描かれて参ります… (¬、¬; う~むむ 

そもそもの原因と言えば…? 
“母の死” にうろたえてしまった “弱い” グレゴワールなのですけれども・・・

彼の、甘ちゃんな? ちょっとユニークな性格と? 人と人との繋がりの “妙” を…?
巧みにシナリオに反映させているようには思われるのですが・・・
肝心のストーリーがこなれてない印象で? 然したる驚きもなく…!?  と言う感じでしょうか?(汗) 

そもそも、誰が主役なのか判然としなくなる…? というのが困りものだ… と思うのですけれどっ (爆)

言いたい放題ですね~(汗)  失礼ついでに?大幅に端折らせて頂こうと思いますが…  (^_^ゝ

ラストシーンでは… むむっ (▼_▼メ)(メ▼_▼) と二度見をしてしまいました。(苦笑)

グレゴワールは花束を手に墓参りを…!
当然 “処女を奪った” アンジェルの死を悼むのかと思うじゃないですか~ (´0`)  じゃないの?
訪れたのは母親のお墓でした… (¬、¬;

その前にシスターからの手紙でアンジェルの消息を知るというシーンがあったのは何??(・_・?) ハテ?

・・・という、訳の分からない方?の “不思議映画” だったりして…? w

まぁ、色々と難癖をつけてしまいましたけれど・・・(汗)
女優さんを見る分には、大いなる楽しみがありましたね♪  f^_^;

ヴァレリア・ブルーニ=テデスキは、まだお若い時で結構シャープな印象…!?
ストレートな黒髪にブルーグレーの瞳は、まじエキゾチックで…! ちょっとした衝撃でしたね♪ 
アンジェルの弁護士として、グレゴワールに切り返すシーンがカッコ良く♪ 惚れ惚れしてしまいました。

そして、無垢な感じの不思議少女?モルガーヌ・モレの初々しい熱演は最大の “魅力” でしたが…!?
彼女が口ずさむ?あるいは、歌った?曲は、何とも物悲しい旋律で…!?  心に沁みました。
UNE PETITE CANTATE → 小さなカンタータ by Barbara
(因みに“カンタータ”は「声楽曲」( ´艸`))

また、メイド仲間のジョジアーヌ役のマガリ・ヴォックも、活きの良い演技が好印象でしたね♪

シスター役のドミニク・ブランの穏やかさと、優しさのにじむ演技も超Nice♪  f^_^;
私めは「王妃マルゴ(1994)」「あさがくるまえに(2016)」にご出演の彼女を観ていましたが・・・
なんと、今回… 彼女と気付かず…? orz

今年も、こんな感じで素敵な “不思議映画” に出会えれば…  と願っておりまする。

チャプター(参考までに)
1.アンジェル
2.新しい生活
3.嘘
4.孤独な二人
5.分かれ道
6.グルニエ製薬
7.交差する運命
8.結婚の申し込み
9.妻殺し
10.良心の呵責
11.不確かなもの
12.自由を求めて

モルガーヌ・モレ(アンジェル・デュボア) 働き者の無垢なる少女
ギョーム・ドパルデュー(グレゴワール・ベルトロ) ?
マガリ・ヴォック(ジョジアーヌ) 先輩のメイド 子ども扱いが上手いと奥様から定評が?
カリーヌ・シラ(ロール・グルニエ) グルニエ製薬の社長令嬢
ドミニク・ブラン(シスター・オーガスティン) アンジェルに理解を示す修道女
オリヴィエ・グルメ(フェーヴル) 製薬会社のセールスマン
ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ(アンジェルの弁護士)
ミシェル・ヴュイエルモーズ(グレゴワールの叔父)

脚本 カリーヌ・シラ (ヴァンサン・ペレーズ夫人)

監督・脚本 ヴァンサン・ペレーズ

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