はつばしよ(初場所) [駄句 新年]
初場所や小兵力士の肌の艶 Labyrinth
(はつばしょやこひょうりきしのはだのつや)
副季語に 一月場所 正月場所
現在、大相撲の興行は一年間に六場所制となっていて
一月(東京)、三月(大阪)、五月(東京)、七月(名古屋)、九月(東京)、十一月(福岡)である。
公式には季節の名を付けないが、一般に一月場所を初場所、三月の大阪興行を春場所と呼んでいる。
(はつばしょやこひょうりきしのはだのつや)
副季語に 一月場所 正月場所
現在、大相撲の興行は一年間に六場所制となっていて
一月(東京)、三月(大阪)、五月(東京)、七月(名古屋)、九月(東京)、十一月(福岡)である。
公式には季節の名を付けないが、一般に一月場所を初場所、三月の大阪興行を春場所と呼んでいる。
せいじんのひ(成人の日) [駄句 新年]
成人の日問へば応うる路地の猫 Labyrinth
(せいじんのひとえばいらうるろじのねこ)
副季語はナシ
戦後に出来た国民の祝日の一。
一月十五日、前年の同じ日からこの日までに成人(満二十歳)になった男女を祝う日である。
この日は藪入りの前日で、成人の日としたのはいささか関連があるからであろう。
この日各都市・農村で、さまざまな行事が行われる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(せいじんのひとえばいらうるろじのねこ)
副季語はナシ
戦後に出来た国民の祝日の一。
一月十五日、前年の同じ日からこの日までに成人(満二十歳)になった男女を祝う日である。
この日は藪入りの前日で、成人の日としたのはいささか関連があるからであろう。
この日各都市・農村で、さまざまな行事が行われる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
ふくじゆそう・ふくじゆさう(福寿草) [駄句 新年]
調弦の三味線の音洩るる福寿草 Labyrinth
(ちょうげんのしゃみのねもるるふくじゅそう)
副季語は 元日草
山地に自生もあるが、多くは栽培されているきんぽうげ科の多年草。根は鬚根でひじょうに大きい。
普通は早春に芽を出し、先端に十数枚の弁のある黄金色の花を開く。
花のあと茎は伸びて、二十五センチにもなる。深緑色の柔らかい葉は、羽状に再三深裂する。
冬に褐色の鱗片に包まれた芽の端に開花させて、正月用の鉢植えにするのである。
元日に用いるので、福寿草・元日草などの名が生じた。変種が非常に多く、また元旦華(げ)・
側金盞花(そくきんせんくわ)・報春花・献歳菊・歳菊など異名がすこぶる多い。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(ちょうげんのしゃみのねもるるふくじゅそう)
副季語は 元日草
山地に自生もあるが、多くは栽培されているきんぽうげ科の多年草。根は鬚根でひじょうに大きい。
普通は早春に芽を出し、先端に十数枚の弁のある黄金色の花を開く。
花のあと茎は伸びて、二十五センチにもなる。深緑色の柔らかい葉は、羽状に再三深裂する。
冬に褐色の鱗片に包まれた芽の端に開花させて、正月用の鉢植えにするのである。
元日に用いるので、福寿草・元日草などの名が生じた。変種が非常に多く、また元旦華(げ)・
側金盞花(そくきんせんくわ)・報春花・献歳菊・歳菊など異名がすこぶる多い。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
ふくだるま(福達磨) [駄句 新年]
風強きビルの谷間の達磨市 Labyrinth
(かぜつよきびるのたにまのだるまいち)
副季語に 達磨市
新年に神棚に飾って幸福を祈る達磨のこと。
達磨は全国的にあるが、関東周辺のものはいわゆる目なし達磨で、願いが叶うと、墨で目を入れる。
また、関東では、正月の二日、三日あるいは旧正に達磨市の立つところが多い。
群馬県少林山達磨寺の境内では正月十一日に達磨市が立つ。
付近農村の人がそこで買い求めてきた達磨を、神棚に飾って置き、春蚕が取れると眼を一つ入れ、
秋蚕が終わるとさらに残りの一眼を入れ、十二月煤払いの日に、氏神様におさめる。
この風習は関東地方の養蚕の盛んな土地にひろく行われている。
また籠に入れた大小の達磨を、天秤棒で担いで売り歩く光景も、正月の風物の一つである。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
余談
この歳時記は「昭和四十九年 四月三十日 初版発行」とありますから、古いですね。
でも、“生き証人” 的役割を果たしてくれて?今となれば、とても貴重に思えます。
(かぜつよきびるのたにまのだるまいち)
副季語に 達磨市
新年に神棚に飾って幸福を祈る達磨のこと。
達磨は全国的にあるが、関東周辺のものはいわゆる目なし達磨で、願いが叶うと、墨で目を入れる。
また、関東では、正月の二日、三日あるいは旧正に達磨市の立つところが多い。
群馬県少林山達磨寺の境内では正月十一日に達磨市が立つ。
付近農村の人がそこで買い求めてきた達磨を、神棚に飾って置き、春蚕が取れると眼を一つ入れ、
秋蚕が終わるとさらに残りの一眼を入れ、十二月煤払いの日に、氏神様におさめる。
この風習は関東地方の養蚕の盛んな土地にひろく行われている。
また籠に入れた大小の達磨を、天秤棒で担いで売り歩く光景も、正月の風物の一つである。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
余談
この歳時記は「昭和四十九年 四月三十日 初版発行」とありますから、古いですね。
でも、“生き証人” 的役割を果たしてくれて?今となれば、とても貴重に思えます。
ななくさ(七種) [駄句 新年]
七種の鉢植え白きもの肥ゆる Labyrinth
(ななくさのはちうえしろきものこゆる)
副季語はナシ
七種の祝いともいう。正月七日、
七種類の若菜をあつものにして食べると万病を除くと考えられ(中国の古俗によったものか)
それを禁中に奉ることは平安時代の初め、延喜(九〇一 ~ 二三)のころに始まったらしい。
これが近世には庶民の間にも普及していった。
しかしこの七種の菜も、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ とも、
せり・なずな・ごぎょう・ほとけのざ・たびらこ・あな・みみなし とも、古くすでに一致しない。
がいつか前者の菜類と定まったようである。
これらも雪の深い中で正月を迎える地方ではおのずから別のもので代用されることも多かった。
→薺打つ・七種粥
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(ななくさのはちうえしろきものこゆる)
副季語はナシ
七種の祝いともいう。正月七日、
七種類の若菜をあつものにして食べると万病を除くと考えられ(中国の古俗によったものか)
それを禁中に奉ることは平安時代の初め、延喜(九〇一 ~ 二三)のころに始まったらしい。
これが近世には庶民の間にも普及していった。
しかしこの七種の菜も、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ とも、
せり・なずな・ごぎょう・ほとけのざ・たびらこ・あな・みみなし とも、古くすでに一致しない。
がいつか前者の菜類と定まったようである。
これらも雪の深い中で正月を迎える地方ではおのずから別のもので代用されることも多かった。
→薺打つ・七種粥
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
はつもうで・はつまうで(初詣) [駄句 新年]
初詣異なる狛犬苔生して Labyrinth
(はつもうでいなるこまいぬこけむして)
副季語に 初参(はつまいり) 初社(はつやしろ) 初祓(はつはらい)
初神籤(はつみくじ)
元日に氏神や恵方に当たる神社仏閣に詣でることをいう。
多くは早朝に参詣する。
(はつもうでいなるこまいぬこけむして)
副季語に 初参(はつまいり) 初社(はつやしろ) 初祓(はつはらい)
初神籤(はつみくじ)
元日に氏神や恵方に当たる神社仏閣に詣でることをいう。
多くは早朝に参詣する。
はつぞら(初空) [駄句 新年]
初空に富士山見し誉ひとり言つ Labyrinth
(はつぞらにふじみしほまれひとりごつ)
副季語に 初御空(はつみそら)
元旦の空である。
初空と言うと、いかにも清新で清らかな感じを受ける。
初御空は空をあがめた言葉である。
(はつぞらにふじみしほまれひとりごつ)
副季語に 初御空(はつみそら)
元旦の空である。
初空と言うと、いかにも清新で清らかな感じを受ける。
初御空は空をあがめた言葉である。
こぞことし(去年今年) [駄句 新年]
去年今年刺さる映画のランキング Labyrinth
(こぞことしささるえいがのらんきんぐ)
副季語に 今年(ことし) 去年(こぞ)
一夜が明ければ、昨日は去年(こぞ)であり、今日は今年(ことし)である。
忽ちのうちに年去り年来る、時の急速な歩みに対して深い感慨を覚えずにはいられない。
ゆく年を回顧し、新しい年への感情が、この言葉にはこめられている。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(こぞことしささるえいがのらんきんぐ)
副季語に 今年(ことし) 去年(こぞ)
一夜が明ければ、昨日は去年(こぞ)であり、今日は今年(ことし)である。
忽ちのうちに年去り年来る、時の急速な歩みに対して深い感慨を覚えずにはいられない。
ゆく年を回顧し、新しい年への感情が、この言葉にはこめられている。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
こしようがつ・こしやうぐわつ(小正月) [駄句 新年]
亡き母の益子の花瓶小正月 Labyrinth
(なきははのましこのかびんこしょうがつ)
副季語に 望正月(もちしょうがつ) 女正月 十五日正月 花正月
元旦の大正月に対する。
地方によって異なるが、通例正月十五日の望粥の日、
または十四日の夕から十六日までを小正月という。
昔の暦は望の日を月のはじめとしていたので、
農耕生活を中心とする正月の諸行事は伝統的にこの日に根づいた。
(なきははのましこのかびんこしょうがつ)
副季語に 望正月(もちしょうがつ) 女正月 十五日正月 花正月
元旦の大正月に対する。
地方によって異なるが、通例正月十五日の望粥の日、
または十四日の夕から十六日までを小正月という。
昔の暦は望の日を月のはじめとしていたので、
農耕生活を中心とする正月の諸行事は伝統的にこの日に根づいた。