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ウーマン・トーキング 私たちの選択(WOMEN TALKING) 2022 [あ行の映画]

ウーマン・トーキング.jpg 久々のルーニー・マーラ… ( ´艸`)

赦すか、
闘うか、
それとも去るか――

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  105分

WOMEN TALKING(ウィメントーキング) →  話す女性 (PC翻訳) 

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実話を基にしたミリアム・トウズの全米ベストセラーを「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」
「テイク・ディス・ワルツ」のサラ・ポーリーが脚本と監督を務めて映画化し、
みごとアカデミー賞脚色賞に輝いた女性映画。
周囲から孤立した宗教コミュニティを舞台に、
男たちから不当に虐げられてきた女性たちが、自分たちの未来を選択するために、
男たちが不在の間に行うそれぞれの運命を懸けた緊迫の話し合いの行方を描く。
出演はルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ジュディス・アイヴィ、
ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド。          (allcinema より)
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広大な農地などロケーションも楽しめる本作ですが、ほとんどが納屋の二階という…!?
風通しは良さそうですが、その実 “密室” ?が舞台・・・ 濃密な対話劇?に終始した印象でしたね。
(正直な話… 得意技の “瞬間爆睡” も、久々に出ちゃったりしました…!? ( ´艸`))

ところでっ
女性映画というのに、私めの心に残ったのはベン・ウィショー。(汗)

ベン・ウィショーと申しますと私的には「パフューム ある人殺しの物語(2006)」がお初でしたが…
原作を読んでいたので、何かと印象深い作品となりました…? 
そのせいか? その後もご出演作を結構観てきたと思うのですが、あまり覚えが無かったり…?(爆)

そんな中… 今回の “魂の叫び” とも思えるような…? 慟哭のシーンは圧巻だったなぁ と…!?
(圧巻と言う言葉が適切かどうか? ハテ? ですが…(汗) あの迫真の演技は忘れられない気がします…)

故有って…!?  家族でコミュニティを去ったオーガスト・エップ(ベン・ウィショー)
長じて教師となり、再びコミュニティに戻ってきたところ・・・
女たちの “話し合い” の記録係として白羽の矢が立ち、協力することに…!

(女には?基本的な教育は施されず…!?  読み書きが出来ないので “絵” で伝える… という場面も…)

女たちの話し合いでは、様々なシチュエーションが口々に語られますが・・・
男のオーガストにとっても、身につまされるようなことが多々あった…!?
もとより口は出さないが、問われれば…? 教育者の立場から、少年たちの扱いについての持論を…!
(母親の元で育むには幾つくらいの年齢まで…? 等 女たちの素朴な疑問に答えます)

そんなことがあり…? 昔を知る彼女たちから同情?の言葉を聞いたりすると、思わず感極まって…!?
という感じだったかと思われますが・・・ (汗)
もちろん、老若の女性たちの “魂の叫び” も、いちいち腑に落ちるもので…? 胸を打たれました…。

ところでっ ここで気になるのがサラ・ポーリー監督・・・ (10年ぶりのメガホンらしい…?)
女優としての仕事は…
死ぬまでにしたい10のこと(2003)」「ミスター・ノーバディ(2009)」の2本を観ていました。

経歴を拝見しますと、なかなか尖った所がある方のようですが、何故かお顔は思い浮かばず…!(汗)
誠に申し訳ない! orz 綺麗な方なのに、私めには記憶に残らない部類の女優さんのようでした。(爆) 

本作では見事、2022年アカデミー賞脚色賞、その他複数の栄誉を獲得されました。お目出度い事です。

で、もう一つ気になったのが『デイドリーム・ビリーバー Daydream Believer』ザ・モンキーズ
その頃(2010年当時)流行っていた? そんなことあるわけないか…? (^_^ゝ
何か特別な意味があるのかなぁ? と、音楽に疎い私めの素朴な疑問です。w
(畑を巡りながら…?  “国勢調査” のクルマが大音量で流していました…)

疑問と言えば…? (^_^ゝ
ヒロインのルーニー・マーラの妹役で出ているクレア・フォイの事なのですが・・・
好みの作品に多数ご出演なのに…! 顔とお名前が未だにあやふや…? (´0`) エェー

例えば・・・ 「デビルクエスト(2011)」「蜘蛛の巣を払う女(2018)」
つい最近の「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021)」  等々
それぞれ良い役所で頑張っていたというのに…!
私ときたら、今回… またしても 誰が誰やら …?(・_・?) ハテ?状態・・・ (苦笑)

まぁ、今回は女だらけな映画でしたし・・・(汗)
見分けが付くのは、3人の老婦人とお腹の大きなルーニー・マーラと男装する女子ひとり…?(ウ^_^ソ) 

ここで、official website STORY 全文を載せましょう。

「2010 年、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件。
 これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」である、と
 男性たちによって否定されていたが、ある日それが実際に犯罪だったことが明らかになる。
 タイムリミットは男性たちが街へと出かけている2日間。
 緊迫感のなか、尊厳を奪われた彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う―。」

冒頭は、ベッドで目覚めたオーナ(ルーニー・マーラ)が、身体の異変に気付くところから…。
(ハスキーな?少女の声がナレーションを…! その後も事情説明的な役割を担う…)

その後・・・
暗がりを逃げて行く人物を目撃した…! と主張する少女が現れたり…?
オーナの妹で勝気な?サロメ(クレア・フォイ)が、捉えられた犯人に襲い掛かったり…!?

ともかく、これまで “男性たちによって否定されていた” ことが “現実” のものとなり…!
取り調べや保釈金?等々のために街へ出向いた男たちは2日間、不在になるという…。

二日間!?  ( ̄ο ̄;
今後どうするべきなのか…!? 女性たち全員で “決” をとることになった。
 
「to nothing  何もしない  → 赦す」
「stay fight 戦い続ける → 残って戦う」
「leave 去る → 出て行く」

(全員? 文字が読めないので3つの “絵” で表示して、その下に「×」を記入してもらう…)

結局… “赦す” は少な目で…! “戦う” と “去る” がほぼ同数だったため…?
グループを代表する三家族が話し合いに臨み、その決定に従う ということに…。

大きな納屋の二階に、三家族? 大人から子供までの11人の女たちが集まった。
(そこへ書記係として、唯一の男性オーガストが加わることに…)

“赦す” 派のフランシス・マクドーマンドの一家は、早々に “話し合い” から抜けてしまう…!?
(“赦すこと” が “信仰” と信じるスカーフェイス・ヤンツにとって他の選択肢はない…?)

皆の会話から・・・
“牛に使う薬を使ったらしい” とか “自殺者が出た” とか衝撃的な事柄が明かされる。
(この時にオーナは身重で… すでに目立つお腹になっているが、オーガストとは恋仲…!?(汗))

ナイチャとオーチャという仲良しの少女たちは、途中から二人で遊び始めたり…!?(苦笑)

さて・・・?

話し合いの内容は、誰が何を言った とか… いちいち書けない程に…? 情報過多で変遷する感じ…!?
手っ取り早く申し上げますと、“leave コミュニティを出て行く” ことに決まります。

三人の老婦人の内、フランシス・マクドーマンドは頑として、意見を翻すことはなかった。
しかし、娘と目の不自由な孫娘は皆に促されて、一緒に去ることに…! (見送る彼女の表情は…? ウ~ムム)

オーナとサロメの母アガタを演ずるジュディス・アイヴィは、身体もふくよかながら…?
(それは関係ないか?(^_^ゝ)
考え方も豊か…!? “赦し” の意味について深く考察する件がありました…。
成程! と、その時には甚く納得… の私でしたが…! (汗) 宗教に疎い盆暗チャンには説明は無理でした。orz  

もう一人の老婦人…! 
老いたりと言えども美しく、見るからに優しいご婦人… グレタを演ずるシーラ・マッカーシー
なんと…! 彼女に関しては二度もギョッとさせられることになりました。(汗)

最初は、ドup で、いきなり “入歯” を外された時です。(あまりのギャップにドン引きです…!(苦笑))
彼女は飼い馬の “ルースとシェリル” を心より愛している♪ ということが折に触れて伝わりました。w

意見交換の合間には… 様々なフラッシュバックが挿入されるのですけれど・・・
グレタは、またドupで? 口に手を当てると… 次の瞬間、掌には血まみれの奥歯?が2~3個ポロリ と。

う~むむ (¬、¬; サラ・ポーリー監督にしてやられた感じです。(汗) 

また・・・
いつも子どもたちの世話係を楽し気にしていた男装の?メルヴィン(オーガスト・ウィンター)
大人たちとは口をきかないと思われていたが…? 
誰かが、本来の女性名ではなく 「メルヴィン」と呼び掛けるとっ
「初めてメルヴィンと呼んでくれたね」と晴れやかな顔で応えた…!

この辺りも、伝えたい事の一つだったのでしょうね。

発信するメッセージ多過ぎ…! ( ´艸`)

ラストは、長い 長~い馬車の行列が印象的だったのですけれど・・・

エンディング・クレジット後に、赤ちゃんが生まれるシーンがありました…。
「あなたたちの物語は、私たちのものとは違う」と、母から子へ呼び掛ける。(これが肝ですな)

余談ですが…?
コミュニティを出て行くと決まってから、オーガストとオーナは星空の下・・・
方角を知る方法として…? 南十字星に向って “右手でグゥ” を付き出したりして…!? ( ´艸`)

それは優しい愛情が感じられ、楽し気な光景に見えましたが・・・ 
学ぶ機会を与えられなかった “女たち” は、こうして一つ一つ覚えて行くことになるんだな と。

原作を知らないので、比べようが無くてナンですが…?
たぶんサラ・ポーリーの豊かなイマジネーションの効果 “大” なのかな? と思ったりしました。

このようなテーマは嫌いな方ではない自分です。 f^_^;  
わかり難い所をどうにか解り易く!と苦戦したりしながら…!?  ついつい長くなってしまいました。(汗)

ルーニー・マーラ(オーナ・フリーセン) 妊婦 アガタ・フリーセンの長女 Family2
クレア・フォイ(サロメ・フリーセン) アガタ・フリーセンの次女 Family2
ジェシー・バックリー(マリチェ・ローウェン) グレタ・ローウェンの長女 Family3
ジュディス・アイヴィ(アガタ・フリーセン) オーナとサロメの母 Family2 最年長
ベン・ウィショー(オーガスト・エップ) 書記の男 教師 
フランシス・マクドーマンド(スカーフェイス・ヤンツ) 最年長 変化を嫌う? Family1
オーガスト・ウィンター(メルヴィン) 故有って男になりきる娘 子供たちとしか話さない?
ケイト・ハレット(オーチャ) マリチェ・ローウェンの娘 Family3
キーラ・グロイオン(アナ) スカーフェイス・ヤンツの娘 Family1
リヴ・マクニール(ナイチャ) サロメ・フリーセンの姪 Family2
ミシェル・マクラウド(メジャル) グレタ・ローウェンの次女 Family3
シャイラ・ブラウン(ヘレナ) アナの娘 スカーフェイス・ヤンツの孫娘 目が不自由 Family1
シーラ・マッカーシー(グレタ・ローウェン) マリチェとメジャルの母 入歯が合わない Family3

原作 ミリアム・トウズ 『WOMEN TALKING』
2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。(official website より)

監督・脚本 サラ・ポーリー

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