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デビルズ・ノット(DEVIL'S KNOT) 2013 [た行の映画]

DEVIL'S KNOT.jpg そそられるタイトル…? ( ´艸`)

悪魔は、だれか。

DEVIL'S KNOT → 悪魔の結び目 (直訳ですけど、笑ってはいられない “深い意味” が…!?)

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“ウエスト・メンフィス3”と呼ばれ、これまでにも多くのドキュメンタリー作品がつくられるなど
冤罪を生み出した可能性が高い事件として知られる、全米中に衝撃を与えた未解決猟奇殺人事件を
題材にした同名ノンフィクションを、「スウィート ヒアアフター」「クロエ」の
アトム・エゴヤン監督が映画化した実録犯罪ドラマ。
出演はコリン・ファース、リース・ウィザースプーン、デイン・デハーン。(allcinema より)
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アトム・エゴヤン監督と言いますと
「クロエ(2009)」や「秘密のかけら(2005)」等は文句なく? 好みなのですが・・・
アララトの聖母(2002)」のようなシリアスものは、ちよっと… と思う私めでございます。(汗)

しかし、地味ながらも? 何気にゴージャスなキャスティング…?( ´艸`)
そんなところにも惹かれての鑑賞なのでしたがっ

何はともあれ、リース・ウィザースプーンの変わりようには驚きましたっ
役作りなのでしょうか?(汗) フォルムからして “中年おばさん” みたいな…? (苦笑)
ま、いつまでも “キューティ・ブロンド” じゃないってことですけど…?(汗)
愛息を奪われ、やがて疑心暗鬼に陥っていく “人妻” を、気負わずに演じて流石と思いました。

最初に「実話に基づく物語」と注意書き? が出まして…

物語も佳境に入った頃合いに…  衝撃の?洗礼シーンがあり…
リースが全身水に浸かるのを見て、あ~ また例の宗教か… (~_~;
と、何だかやるせない気持ちになってしまいました。(汗)
(う~むむ 何故かしらん?(汗) …と、またお茶を濁す…? w)

さて、冒頭… 
少年の声で “謎” のナレーションが…?
(これは初見から、何か変だな? …と、モヤモヤ感がありましたね…)

1993年初夏… アーカンソー州ウエスト・メンフィス。
パム・ホッブス(リース)は、小学校の下校時に合わせ、息子のスティーヴィをお迎えに…!

一方・・・
多くの人々で盛況のオークション会場では…
古のデスクをロン・ラックス(コリン・ファース)が余裕で落札…!?
(しかし、帰りの車中では傍らの “離婚協議書” に目を落とし、表情を曇らせたり…?)

帰宅したスティーヴィは、母に許しを請い・・・
祖父からの贈り物という自慢の自転車を友達に見せるのだと言って、元気いっぱいに家を出る。

スティーヴィ、マイケル、クリスの三人の少年は、自転車で森の中へと分け入っていくのだが…。

・・・約束の四時半を過ぎても、スティーヴィは帰ってこない…?

母のパムは後ろ髪を引かれながらも、夫に送られて仕事先のレストランへと向かう。

テリー・ホッブス(アレッサンドロ・ニヴォラ)は、スティーヴィの継父…。
妻のパムに「探しておくよ」と言ったものの、スティーヴィは見つからず仕舞い…!?

その内に、他の少年たちも帰ってこないということで、大掛かりな夜の捜索が始まった。

捜索は幾日も続き・・・
やがて、森の中の沼地で… 三人とも無残な姿で見つかることに…!?

その時の猟奇的な犯行の手口から、警察は悪魔崇拝者の仕業と考えるに至り…?
それらしき? 若者たちが容疑者として浮上した!?

以前は “白魔術” もやったことがあると公言するオカルト好きなダミアン
魔界をモチーフに絵を描くのが得意というジェイソン
少し風変りな?(実は知的障害がある…?)ジェシー
そして、スティーヴィたちにアイスを売った事を覚えているというクリス(デイン・デハーン)

しかし、そんな警察の捜査に、調査員ロン・ラックスは疑問を抱くのだが・・・

さて・・・?

これは、調査会社の代表?ロン・ラックスの視線が強調される描き方でしたね。
ロン・ラックスは、無報酬で調査の手助けをしたい! と、弁護団?に協力を申し出ます。
秘書さんが、他の仕事で多忙なのに…!? と苦笑するのを尻目に…?( ´艸`)
コリン・ファースが、例の?泰然とした風情で好演していましたね。

裁判になり・・・
警察側の雑な捜査や、裁判官の偏見?等に義憤を感じたロン・ラックスが、
法廷を出てから担当の弁護士たちに “不甲斐なさ” を指摘して!?
発破を掛けるような場面が出て参りますがっ
「裁判に口を挟みたいならロースクールへ行け」
等と言われてしまい、思わず口をつぐむ…?

・・・というのが、何だか妙に印象に残りましたね。(微笑)
真実を知りたい! という、我々 “観る側” を代表しての人物と言う感じでしょうか?

弁護士の “言い訳” にも一理あるなぁ と納得の私めなのでしたが… (汗)
(提出される山のような資料を前に、人手が無い、時間が無い、金も無い… 的な? w)

警察の、細々とした “お粗末さ” には “悪意” を感じてしまう程でした…!? (苦笑)
ハナから、地元民の皆が納得するストーリー通りに事を進めているのではっ なんてね?w

結果的には
“死刑反対” のロン・ラックスの願いは叶ったものの…!?
若者たちは終身刑などの刑に服すことになり、無罪にはならなかったということで・・・。

警察の “不手際” をさりげなく挙げつつ、情報提供者の或る種の “異常さ” も併せて描くことで
より具現化し!? この事件の複雑さ、難解さを、分かり易くしてくれたような気が致しますが…?
如何でしょうか?(汗)

chapter(参考までに)
1.悪魔の巣窟
2.消えた3人の少年
3.容疑者たち
4.調査員 ロン・ラックス
5.ダミアンとの面会
6.警察の妨害
7.ジェシーの分離裁判
8.偽りの証言
9.閉ざされた審問
10.スティーヴィのナイフ
11.判決のとき
12.真実はどこへ

コリン・ファース(ロン・ラックス) 
リース・ウィザースプーン(パム・ホッブス)
デイン・デハーン(クリス・モーガン)
ミレイユ・イーノス(ヴィッキー・ハッチソン)
ブルース・グリーンウッド(バーネット判事)
ジェームズ・ウィリアム・ハムリック(ダミアン・エコールズ)
セス・メリウェザー(ジェイソン・ボールドウィン)
クリストファー・ヒギンズ(ジェシー・ミスケリー・Jr)
イライアス・コティーズ(ジェリー・ドライヴァー)
スティーヴン・モイヤー(ジョン・フォグルマン)
アレッサンドロ・ニヴォラ(テリー・ホッブス)
エイミー・ライアン(マーガレット・ラックス)

監督 アトム・エゴヤン

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末尾ルコ(アルベール)

観てますが、内容忘れました(笑)。
それはさて置き、『クロエ』、いいですよね。映画ファンの間でもさほど話題にならないのが残念なのですが、大好きです。わたしのとってはかなり笑える映画でして、いつもながらジュリアン・ムーアの至芸を堪能しました。
オリジナルのフランス映画『恍惚』は、エマニュエル・べアール、ファニー・アルダン、そしてジェラール・ドパルデユーという凄いキャストで、『クロエ』とはまったく印象が違いますが(笑)、ねっとりと凄いです。RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2020-03-21 01:59) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
“恍惚” ( ..)φメモメモ… と、ツタヤさんでポチりとしましたところ
「ご利用いただいたことがあります」ですって!? (^_^ゝ
観たこと自体失念しておりましたわ~ トホホです。
記しておかなきゃ備忘録の意味がない~ orz 
ってことで、いつもありがとうございます。またよろしくです。

by Labyrinth (2020-03-22 00:36) 

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