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43年後のアイ・ラヴ・ユー(REMEMBER ME) 2019 [アルファベット・数字で始まる映画]

43年後のアイ・ラヴ・ユー.jpg ブルース・ダーン フル稼働♪ ( ´艸`)

記憶が消えてしまった君に、
もう一度「愛してる」と伝えたい

ジャンル ロマンス/コメディ/ドラマ
製作国 スペイン/アメリカ/フランス
時間  89分

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「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のブルース・ダーンが、
アルツハイマーで老人ホームに入所している昔の恋人に会うため、
自分もアルツハイマーのフリをして同じ施設に入所する老人を演じるヒューマン・ラブコメディ。
共演はカロリーヌ・シロル、ブライアン・コックス。
監督は「カネと詐欺師と男と女」のマルティン・ロセテ。

妻に先立たれ、LA郊外に一人で暮らす70歳の元演劇評論家のクロード。
ある日、かつての恋人で人気舞台女優のリリィがアルツハイマー型認知症で高齢者施設に
入所したことを知ると、自分もアルツハイマーのフリをして同じ施設に入所してしまう。
そしてついにリリィと再会を果たしたクロードだったが、
彼女はクロードとの思い出を完全に失っていた。
なんとかして自分のことを思い出してもらおうと、
毎日のようにリリィに語り掛けるクロードだったが…。         (allcinema より)
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是非 映画館で…!
と思いながらも諸事情が許してくれず… (T_T)  数か月後にDVD鑑賞です。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013)」で “老優” としてのブルース・ダーンを認めて…!
その後も “名脇役” としての彼の軽妙な?演技を楽しんで参りましたがっ ( ´艸`)
(「ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019)」は、出番少な目で…? 少々ガッカリ。w)

さて、今回は!?
と思いましたらっ なんと…!  結構な “クセ強め” 演技で爪痕を残した感じでしたね~ (^_-)-☆
(これが遺作とならねば良いが…  (爆))

オープニング・クレジットは、渋めな色合いのアニメーション♪
(とても凝っていて、作り手の力の入れようが分かる というものですね…?w)

冒頭は、クロード(ブルース・ダーン)が隣人シェーン(ブライアン・コックス)の手を借りて
家の中を整理整頓する姿が…!
やがてやってくる筈の、娘と孫娘のための作業だった。

娘婿(カリフォルニア州副知事)は “不祥事” を起こし、お詫びの記者会見を開くような為体…!?

時々? クロードが記事を寄せている モントレー新聞社では・・・
タイムリーな “娘婿” のネタを、是非 “横流し” して欲しいと話を持ち掛けてきた。

クロードは鼻も引っ掛けない風情だったが…?
その時、ひょんなことから “電子版” の話になって・・・
それを知らなかったクロードに説明をするため、タブレットを用いたところ…!?
クロードは、スルスルと変わる画面の中に「女優リリアンがアルツハイマーに」の記事を見つける。

帰宅してから、もうすっかり忘れていた “思い出箱” を取り出し…!
手紙の束やら写真等を懐かし気に手に取り、 “リリィ” の思い出に浸るのだった…。

…と、何やら久々におめかしして…!?
“老人ホーム ロングウッド” へ向かうクロード。

絶妙なタイミングで見学者の一団に紛れ込み…! ボケた振りをしつつ…?
広々とした庭に出てみるとっ 
そこには老いても尚美しい “愛しのリリィ” がぼんやりと座っていた。

所在を確認できたクロードは、最早 行動あるのみ…! 
ってことで、気の良い友人シェーンを抱き込んで…!?  ひと芝居打つことに…? (;^_^A

シェーンに後見人になって貰い・・・ (費用も彼が出すと言う名目で…)
晴れて “老人ホーム” に入所の運びとなる。

(娘のセルマには電話でそれとなく… シェーンと二人で欧州への “ぶらり旅” に…! と吹き込んで…)

ところが・・・
彼が親しみを持って接しても、何の反応も示さずに編み物の手を動かすだけのリリィ…。

これは “刺激” が必要…!
という思いに至ったクロードは… 
シェーンに頼んで大量の百合の花とガーシュインのCDを彼女の部屋へ届けさせることにする…。

さて・・・?

ここで禁じ手の? official website からの引用です。(^_^ゝポリポリ。

「ニューヨークでの出会い、かつて共に過ごしたパリでの日々を綴った手紙、
 一緒に聴いたガーシュインの音色、そして想い出の花・ユリの香り。
 しかし、なかなかリリィの記憶は戻らない。
 そんなある日、昔リリィが演じたシェイクスピアの「冬物語」を施設で観劇する事になり、
 クロードは孫娘と一緒にある作戦を実行する。」(official website Introductionより抜粋)

おじいちゃん “大好き” 孫娘タニアとの連携プレイが功を奏して…! 素敵なクライマックスに…♪

まあ、有りがちなストーリーになるのかな? 等と思い、侮っておりましたけれど…!? (^_^ゝ
これが、あにはからんや (^_-)b
とても感動的なもので、グッときてしまいました♪
やはり 女優は女優じゃ…! たとえ “恍惚の人” になっても…?  (ネタバレ御免)

リリィの夫はもう死んでいる なんて、シェーンに嘘を付いちゃう ちょいと手前勝手なクロード…
歯に衣着せぬ物言いや、時には下品なジョークが口を衝いて出ちゃうような爺さんでしたけれどっ
彼を取り巻く人々の温かな視線が何より素敵で…♪  場の雰囲気を良い感じに保っておりましたね♪

また、リリィの過去の栄光の話で…?
クロードの口から「王女メディア」や「欲望と言う名の電車」のブランチ・デュボアの名が…!
かつての見事な舞台を彷彿とさせるようなクロードの熱い語り口は、短いながらも真に迫ってました。

因みに、リリィの好きなガーシュインの曲は『エンブレイサブル・ユー』

ところで、リリィを演ずるカロリーヌ・シロルですが、私めはお初かと思ったのですけれども…?
「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~(2007)」ではマレーネ・ディートリヒ役…!? (´0`) ヘェ~ 
私めの記憶にありませぬが…?(爆) 言われてみれば、骨格が似てらっしゃいますね…!? (汗)

ともかく、素敵な老人たちの “アイ・ラヴ・ユー” 物語でしたが・・・
原題の「REMEMBER ME」でも良かったような気が…? (^_^ゝ

ブルース・ダーン(クロード・ベレンソン) 元?演劇評論家
カロリーヌ・シロル(“リリィ” リリアン・ブランシュ ) 往年の人気舞台女優
シエンナ・ギロリー(セルマ・アディソン) クロードの娘
ベロニカ・フォルケ(ミス・マルコス) 高齢者施設の所長?
セレーナ・ケネディ(タニア・アディソン) クロードの孫娘 高校生
ベン・テンプル(デヴィッド・アディソン) 元カリフォルニア州副知事 クロードの娘婿
ブライアン・コックス(シェーン) クロードの親友 隣人

監督・脚本・製作 マルティン・ロセテ 

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