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ジョーカー(JOKER) 2019 [さ行の映画]

ジョーカー.jpg ホアキン・フェニックス 渾身の演技…

本当の悪は笑顔の中にある

ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
映倫 R15+

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いわゆるアメコミが原作の作品としては史上初となるヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の
快挙を果たした衝撃のサスペンス・ドラマ。
DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、
コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、いかにして社会から切り捨てられ、
狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。
主演は本作の演技が各方面から絶賛された「ザ・マスター」「her/世界でひとつの彼女」の
ホアキン・フェニックス。
共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ。
監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。  (allcinema より)
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早めの鑑賞だったのに、筆が進まず・・・orz (スミマセン いつもの言い訳ですw)

ところで、ホアキン・フェニックスと言いますと…
何故かウチに「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 (2005)」があるのですが…
(アカデミー賞の関係かな? 主演女優の…  ハイ あの頃は確かに好きでした…   余談 w)

彼の印象は… 顔が濃過ぎる上に、違和感を感じる… というもの…?(爆)
まぁ慣れたとは言え、その思いは今も少なからずあるのですけれどっ w
(彼がハンサムじゃない ということでは決してございませぬ! キッパリ!)

何と今回はピエロのメイクから始まりまして…! "違和感" 的にはゼロ…? ( ´艸`)

しかし思えば、最初から彼の佇まいに強烈な哀愁を感じていたような気が致します…?
何故でしょう? 彼の気迫みたいなものがそうさせたのでしょうか…?(汗)
 
ヒース・レジャー推しと致しましては、やはりどこかで比べてしまったりするのですが?
ヒースが "怒り" を背負っていたとするならば…
ホアキン・フェニックスは "哀しみ" を背負っていたのかな? と。(気取り過ぎ?( ´艸`))   

冒頭は、窓際の "化粧前" で入念にピエロのメイクを施す男…。

アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)は、
ピエロ派遣の事務所に所属し、街頭での宣伝等が生業だった…。 
そこで得た収入で、母親と二人、細々ながら暮らしていたのだが…
彼の夢は、舞台で場を沸かせられるような? コメディアンになることだった…。

しかし、アーサーは脳の損傷から、時折無自覚に笑い出すという症状が…?!

そのために、薬を処方されたり、カウンセリング等、行政の支援も受けていたのだが…
やがて、予算削減のあおりを食らい? 見放されてしまうことにっ!?

さて、今日も今日とて、サンドイッチマン姿で仕事を始めると…
たちまち街のチンピラどもに囲まれ、言い掛かりを付けられて…?!
宣伝用の看板を壊された挙句、彼自身も手酷く痛めつけられてしまう…。

事務所はアーサーの言い分には耳を貸さず!? スポンサーへの弁償を言い渡す…!

馴染みの仕事仲間がアーサーを気の毒がり、慰めてくれるのだが…
中の一人がそっと拳銃を取り出し…「護身用に持っていろ」と押し付けてくるのだった。

無理やり拳銃を持たされた形のアーサー・・・
ピエロ姿で病院の慰問中、誤って拳銃を落とす… という失態をっ!?

今度ばかりは問答無用…と、一方的に事務所から "クビ" にされてしまうのだった。
失意のアーサーは、顔の化粧もそのまま、着替えもせずに、地下鉄に乗ることに…。

さて・・・?

余談ですが…
ロバート・デ・ニーロの「タクシードライバー(1976)」「キング・オブ・コメディ(1983)」
自慢じゃないのですが(笑) どちらもウチにありますので、この機会に観返してみました。
(殊更 デ・ニーロのファンというわけでもないのですけれどねぇ… ポリポリ)

・・・危険な臭いがプンプンですし、重くてやるせない感じ…? でしたね…。(微笑)

確かに、同じ系統なのかも知れませぬが…
監督さんによってこれ程味わいが違うものなのか!? と、興味深く思えたことでした。(汗)

閑話休題

"やるせない" と言えば…
アーサーと母親の関係なのですけれど…?
どちらも身体の不具合に苦しめられながらも? お互いを気遣い、穏やかな暮らしをしていた…
はずが…?
親子の強い絆… と思われていたものが、ひょんなことから "変質" ?してしまう… という
誠に不幸な方向へと向かってしまい…!? (ネタバレ? ( ´艸`))
やるせないこと この上なし! と思い… 気の毒になってしまったのですが・・・(汗)

この母親役のフランセス・コンロイ 若いころはさぞかし美人で…? 
と思うくらい…? お年を召していても美しくて、心惹かれました。


「ジョーカー」の感想は… う~~~むむむ
只々ホアキン・フェニックスの "渾身の演技" を、彼の気迫に呑まれ気味に観ていた…
というのが正直なところでしょうか・・・ (-_-;)  

どうしても "自分の言葉" が見つからず…(汗) 
もう一度観てみようか? とも思っているのですが… どうなりますか?w

ホアキン・フェニックス(アーサー・フレック)
ロバート・デ・ニーロ(マレー・フランクリン)
ザジー・ビーツ(ソフィー・デュモンド)
フランセス・コンロイ(ペニー・フレック)

脚本 スコット・シルヴァー

監督・脚本 トッド・フィリップス

nice!(30)  コメント(6) 

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コメント 6

lequiche

バットマンをはじめとするあの頃の古いアメコミって、
最初はごくおバカな娯楽作品に過ぎなかったと思うんです。
でもそのうちにコミック自体が持っているパワーが
なんらかの命を持ってしまって意外に深い部分が出てきてしまった。
それを拡大して主役まで食ってしまったのがヒース・レジャーです。
でも原作そのものに作者自身も無意識だったかもしれない何かが
もともと内包されていたような気がするんです。
ということでこの映画も、とても興味があるんですが、
まだ観ていません。(笑)
by lequiche (2019-12-15 00:22) 

末尾ルコ(アルベール)

え?デ・ニーロのファンじゃないんですか??へえ~~~。
いや、気を悪くしてはおりませんよ。てへぺろ(笑)。
わたしが『ジョーカー』を観た感想は、何もかも『タクシードライバー』にそっくりで嬉しくなった・・・これが第1でした。
演出の風味は大きく違いますが、構造がそっくりだと感じました。
昨今では普通のおじさんやにいちゃん(笑)でもモヒカンにしておりますが、『タクシードライバー』でデ・ニーロがモヒカンになって現れたシーンは当時とてつもなくショッキングでした。
ともあれ『ジョーカー』、久々に世界中に議論を巻き起こしたスーパーフィルムということで、とても嬉しい映画です。       RUKO


by 末尾ルコ(アルベール) (2019-12-15 01:13) 

Labyrinth

lequiche さん 流石の分析… ( ´艸`) しっくりときました。ありがとうございます。
lequiche さんの仰る "何か" が確かに存在する… というか? 一人歩きし始めているような…?(汗)
是非ご覧になって頂きたいと思います。レイトショーになる前に…? w
by Labyrinth (2019-12-15 12:04) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん "殊更に" が付いてますよ! ( ´艸`)
普通に好きです。デ・ニーロさん。お若い時も、今も…!w
今回は、ステージ上の彼を観ていて cuteに感じました♪
往年のコメディアンと言う感じ? (フォルム的にも? ( ´艸`))

"賛否両論" ですかね~?(汗) う~む もう一回観てみようかしらん?
by Labyrinth (2019-12-15 12:18) 

旅爺さん

衝撃のサスペンス・ドラマってどんなのかな?
サスペンス物が好きなので見たいです。
by 旅爺さん (2019-12-16 09:21) 

Labyrinth

旅爺さん さん これは結構ハードですので、見応え十分かと…?!
しかしながら、もう上映終了間近かも…? なので、お早めに!
あるいは… ( ´艸`)
一寸お待ちになって、レンタルでゆっくりご鑑賞もお勧めです。
by Labyrinth (2019-12-16 16:08) 

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