名探偵再登場(THE CHEAP DETECTIVE) 1978

　久々に ピーター・フォーク ( ´艸｀)

さて、犯人は誰か？

６人の美女と９人のナゾの男たち・・・・・・・・

奇想天外な仕掛けと面白さにみちた今世紀最大の難事件！

ジャンル　ミステリー

製作国　アメリカ

時間  92分

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推理ドラマのパロディ「名探偵登場」の姉妹編で、
今回は「マルタの鷹」と「カサブランカ」をモチーフにしたハードボイルド・コメディ。
秘宝をめぐるトラブルに巻き込まれる私立探偵ルー・ペキンポーを描く。(allcinema より)
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「マルタの鷹(1941)」「カサブランカ(1942)」
久々に取り出して、じっくりと観てみました。ｗ
どちらもハンフリー・ボガード主演…　
細身のスーツにソフト帽というダンディーな姿…  懐かしいです♪

ピーター・フォークもピシッとしたスーツでキメていましたが、ダンディーとは程遠い…！？ ｗ
とは言え、信じられない程 “モテモテ男” でしたね～♪ 　
(コロンボ警部のヨレヨレ感は影を潜めておりました…？ ( ´艸｀) 当たり前。)

オープニング・クレジットは…
ブルース調の洒落た音楽が流れる中・・・
ダークでミステリアスで、一寸おふざけ？ の要素が入った渋いものでした。
(凝った造りの導入部は…　妙に期待感が高まる気がしてくるので不思議ですね ♪)

冒頭、長々と時代背景を述べてから・・・　
(出だしは “マルタの鷹” のパクリでした ｗ)

“それは関係ない”　とのたまわって… ( ´艸｀)

“話は、カサブランカ から7000マイル…  サンフランシスコという架空の町に始まる”
・・・と、やりたい放題な感じが？ こちらの好奇心を益々掻き立てたり…！？ (笑)

ともかく、笑いのツボ？ と申しましょうか…？
台詞回しが軽妙で…！？　( ´艸｀)　
繰り返し見ても、いつも同じところでバカ笑い♪ の私でした。ｗ
(まじで声が出ちゃいます～ ｗ) 

何と間が良いんでしょ♪ 　って感じの連続で…！　本当に最高でしたね♪ (≧ｍ≦）ぷっ

何より素敵なのが、個性豊かで超魅力的な女優陣♪
やはり、筆頭は “売れっ子” アン・マーグレットの “妖艶さ” ではあるのですけれど…！？

最初に出て来て、ピーター・フォークとの絶妙な掛け合いで心を掴まれたのが、マーシャ・メイソン

探偵社を共同経営するルー・ペキンポー(ピーター・フォーク)の相棒マークル氏の妻で…
ルー・ペキンポーとは以前から “不倫の仲” という、“天然系” ？のジョージア役でしたが・・・
根っからのコメディエンヌという風情で…？ 揺るぎない感じが凄くて♪ ( ´艸｀)
一気に惹かれてしまいました。
(本当に天然か？ お惚けなのか？ という不思議なキャラクターは、お得感いっぱいの役柄でしたね♪ )

でも彼女は元・ニール・サイモン夫人で…！？  “実力派の女優” なのだそう…！
「ニック・オブ・タイム(1995)」にもご出演とあるので、引っ張り出して観てみようかと…。ｗ

ところでっ
過日鑑賞の「名探偵登場(1976)」では、ピーター・フォークの助手で愛人という役どころの…？
ファニーフェイス？ f^_^;　アイリーン・ブレナンは、今度は酒場の歌手ベティ・ド・ブープ役♪
これまた不思議な歌声を披露して…！ 酒場中を一気に沸かせる♪  という華々しい登場の仕方でした。

マーシャ・メイソン ＆ アイリーン・ブレナン  ご出演の「ステラ(1990)」も必見かな…？ ( ´艸｀)
(すでに観ている作品かも？ ですが、こうなったら是非とも拝見したいです。 (汗) 凝り性なｱﾀｼ… ｗ)

そして…
役柄で言えば…　一番ミステリアスで魅惑的と思われる…？
偽名の名手？ (本当に口から淀みなく出て来る　名前　名前　名前 にびっくり仰天でしたがっ ｗ)　
マデリーン・カーンも妖艶な美女でした♪　
まぁ、“妖艶さ” としては アン・マーグレット程ではないにしても…？ ってことですけれど…。(汗)
「ペーパー・ムーン(1973)」にご出演のようですので、若い姿を改めて観てみたくなりました。ｗ

男優も “名探偵登場” から引き続きご出演の方が多い中・・・

酒場の黒人ピアニスト ティンカー役のスキャットマン・クローザース 

どこかで見た顔？ と思いましたら、「シャイニング(1980)」のスピリチュアルな老人でした…!?

正に「カサブランカ」のパロディなのですが…　彼がピアノの前に居るだけで “サマ” になり…!?
何だか “元ネタ” よりシックリ来る感じで？ 妙に楽しい気分になったり致しましたね～ ♪ 

また、「名探偵登場(1976)」では、“のほほん” 運転手役だった ジェームズ・クロムウェルは…
ゲシュタポ  シュリセル大佐の部下という役所で出ていますが、今回もチョイ役だったかも？ ( ´艸｀)

私的には、むしろシュリセル大佐を演じたニコル・ウィリアムソンに興味が湧いてしまいました。
イイ男ってわけでもないのに…！ (笑)　何故か惹かれるおじさまなのでした。(汗)

取り敢えず、「エクスカリバー(1981)」を観てみようかな　…という気になっている所です。ｗ

・・・って、“備忘録” もいいとこですがっ (^_^ゝﾎﾟﾘﾎﾟﾘ。
本当に…　ちょっと調べると、何だか知らないうちに昔の “お宝” がどんどん出てくる感じでしたね…。
(そんなにお気に入りなら、買っちゃえば…？ という悪魔の囁きが…！？ (笑))

閑話休題 (;^_^A　(余談多過ぎ…！)

ホテルで殺しがあった　というので、警察関係者が現場検証に…！
6人の死体の中で “本命” は私立探偵のマークルと断定し、その相棒のルー・ペキンポーに目星を付ける。
(他の五人は、とばっちりの無駄死にか…？(￢､￢;)

その夜・・・
ルー・ペキンポーが電話を受けた相手は、マークルの妻で、不倫関係にあるジョージアだった。
(警察も、彼女自身も、犯人はルー・ペキンポーと、何故か決めつけていた…！？)

その直後、“謎の女” から電話があり…　
15分後にルー・ペキンポーのオフィスで会うことに…！

タクシーで向かったルー・ペキンポーは、チップを出ししぶる “ケチな客” だった…。
(これは何度も繰り返され、金に汚い というサム・スペードを嫌でも思い起こさせます… ｗ)

「PRIVATE DETECTIVE CENTER “私立探偵センター”」内の自分のオフィスに着くと・・・
何と、すでにドアは開錠され、半開き状態だった…！？  (￣ο￣;

そして、暗がりに “謎の女” …？

さて・・・？

この後の展開は、「マルタの鷹」と「カサブランカ」がごちゃ混ぜになった感じ…！？ (笑)
それでも、上手いこと繋がれていくので、楽しみながらも感心しきりでした。f^_^;

ところでっ
アン・マーグレットは、満を持しての登場♪　という感じでしたが、やはり凄かったですね…！
何と言うか…　別格…？ ( ´艸｀)

彼女のシーケンスを見るためだけにDVD買う価値あると思います…。まじで。
( ´艸｀)言い過ぎですかね？

ま、買う買わないは別としても…  
ハマっちゃった私にとっては “宝の山” 的な “不思議映画” であることには違いない…。(ﾆﾔﾘ)

チャプター(参考までに)
1.オープニング
2.6体の死体
3.ルー・ペキンポー
4.依頼人
5.招かれざる客
6.歌姫
7.ドイツの軍人
8.情報提供人
9.フランスから来た夫妻
10.因縁の2人
11.再会
12.パリ陥落
13.奪われた書類
14.書類奪還の依頼
15.行方不明になったダイヤ
16.再び現れた依頼人
17.部屋荒らしの正体
18.遺灰
19.デザイア夫妻
20.暴かれた素性
21.ブツ
22.取引
23.卵の中身
24.フェリー乗り場
25.別れ
26.真犯人
27.一件落着
28.美女に囲まれて

ピーター・フォーク(ルー・ペキンポー)　私立探偵

アン＝マーグレット(ジェゼベル・デザイア 旧名 ナディア・ペペネスク)　デザイア氏のセクシーな若妻

ドム・デルイーズ(ペペ・ダマスカス)　安物の香水を愛用する？謎の男

シド・シーザー(エズラ・デザイア 本名ウラジミール・テセラチェミヴィッツ)　金門橋の持ち主の老人

ニコル・ウィリアムソン(公伯男爵フォン・シュリセルドルフ)　シンシナティ駐在ドイツ武官 ゲシュタポ

アイリーン・ブレナン(ベティ・ド・ブープ)　酒場の歌姫

ストッカード・チャニング(ベス)　ルー・ペキンポーの賢い “使える” 秘書

マデリーン・カーン(モンテネグロ夫人)　ルー・ペキンポーに仕事を依頼  多数の偽名を使う？

マーシャ・メイソン(ジョージア・マークル)　ルー・ペキンポーの相棒の細君　

ジェームズ・ココ(マルセル)　酒場の経営者

スキャットマン・クローザース(ティンカー)　酒場のピアノ弾き

ジェームズ・クロムウェル(シュネル)　シュリセル大佐の部下

ルイーズ・フレッチャー(マルレーヌ・デュシャール)　 ルーのかつての恋人　弁舌爽やかな闘士？

フェルナンド・ラマス(ポール・デュシャール)　マルレーヌの夫　レストラン経営を目論む？

ジョン・ハウスマン(ジャスパー・ブラバー)　長年「お宝」を探し求めている富豪？

ポール・ウィリアムズ(ボーイ)　ジャスパーの小柄な手下

脚本　ニール・サイモン

監督　ロバート・ムーア

コメント 2

このシリーズ、めちゃめちゃおもしろいですよね。
特にルイーズ・フレッチャーの「バーグマン」は映画史上屈指のツボです、わたしにとっては（笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2021-08-11 09:57) 

末尾ルコ（アルベール）さん (^_^)ﾉ
RUKOさま お勧めの作品 ということで、ようやく拝見…！
いえいえ観たのは大分以前の事なのですが、up が何故か後回しに…？(^_^ゝ
本当に面白くて癖になりそうです♪ お宝ですね～♪ ｗ
by Labyrinth (2021-08-11 16:56)